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どこで買う?レザークラフトの革|財布工房おすすめ通販&「安い」にこだわった失敗例

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レザークラフトを始めようと思ったとき、最初にぶつかる壁が「革はどこで買えばいいのか」という疑問ではないでしょうか。ネットで検索すると通販サイトがいくつも出てきますが、どこも似たような商品説明ばかりで、実際に何を基準に選べばいいのか分かりにくいと感じる人も多いと思います。

さらに厄介なのが、革には牛革や馬革といった動物の種類、鞣し方、産地、厚みなど、選ぶべき要素がいくつもあることです。知識がないまま「とりあえず安いもの」を選んでしまうと、後になって使いづらさや仕上がりの差に気づき、後悔してしまうケースも少なくありません。

僕自身、レザークラフト・ハンドメイドの革財布工房を運営しており、これまで数多くの革材料店を実際に利用してきました。その中で得た実感をもとに、おすすめの通販店や、安さを優先したことで痛感した失敗談も含めて、この記事でまとめてご紹介していきます。

記事のポイント
  • 革選びの基本を解説
  • おすすめ通販店を紹介
  • 安さ重視の失敗例も
  • 床革との違いに注意

どこで買う?レザークラフトの革|前編

・レザークラフトにおすすめの革とは?
・カットレザー専門店ならレザーマニア
・安いけど割高|カットレザーはおすすめ?
・革販売ミヤツグ|レザークラフト革のおすすめ通販
・安いを優先した失敗例|ベリーとショルダーの違い
レザークラフトにおすすめの革とは?

レザークラフトにおすすめの革とは?レザークラフトを始めるにあたって、まず迷うのが「どの革を選べばいいのか」という点だと思います。動物の種類、鞣し方、生産国、厚みなど、革選びにはいくつかの軸があり、それぞれの特徴を知っておくと、材料選びで失敗しにくくなります。

・動物の種類

財布やバッグ、スマホケースなどを作りたい場合、動物の種類で言うと基本的には「牛革」がおすすめです。馬革、豚革、ワニ革、ヘビ革、エイ革など世の中には様々な動物の種類の革がありますが、その中でも最も多く流通しているのが牛革です。

レザークラフトをしている人の中には、馬革の一種であるコードバンを使った財布を作りたいという人も多いですが、コードバンはとても水に弱いなど取り扱いが難しい面もあります。そのため、まずは牛革から始めて、その後もよほど強いこだわりがない限りは牛革一択という考え方でも、特に問題はないと思います。

・鞣しの種類

革の鞣し方には大きく、植物タンニン鞣し、クロム鞣し、コンビ鞣しの3つがありますが、レザークラフトでよく用いられるのは植物タンニン鞣しです。動物の種類と鞣しをまとめると、「植物タンニン鞣しの牛革」がレザークラフトの定番ということになります。

植物タンニン鞣し革は、価格的にはクロム鞣し革やコンビ鞣し革より高い傾向にあります。昔ながらの製法のため、色や硬さなどの個体差も大きく、キズや汚れなども目立ちやすいなど、取り扱いが難しいと言える点も少なくありません。それでもレザークラフトでは、初心者であっても最初から植物タンニン鞣し革を選ぶ人が多いです。これは、クロム鞣し革よりも経年変化を楽しめたり、手縫いとの相性が良かったり、コバ磨きができたりといった魅力が大きいためだと思います。

一方でクロム鞣し革は、靴作りなどでは一般的な素材です。レザークラフトで財布やバッグを作る際に用いる場合は、柔らかいレディース向けの財布を作りたいときや、経年変化を求めないとき、カラフルな発色にこだわりたいとき、手縫いにこだわりがないときなどによく選ばれています。

また、コンビ鞣しは植物タンニン鞣しとクロム鞣しの中間のような存在です。両方のメリットを併せ持つとも言えますが、裏を返せば中途半端とも取れるため、レザークラフトの素材として選ばれることは少なめです。

・生産国

高品質な植物タンニン鞣し革をお探しの場合、おすすめは国産というよりイタリア産です。イタリアではかつて国策としても植物タンニン鞣し革の製造に力を入れてきた歴史があります。

現在も、イタリアのトスカーナ地方には、伝統的な植物タンニンなめし革の品質を守る団体があり、それに加盟する20ほどのタンナー(鞣し業者)によって、「プエブロ」「アリゾナ」「エルバマット」「ゴースト」など高品質な植物タンニンなめし革が多数、日本にも輸出されています。

国産の革を使いたい場合は、「栃木レザー」がおすすめです。栃木レザー株式会社が展開するブランドレザーで、日本を代表する最高級の植物タンニンなめし革として知られています。一方、「姫路レザー」というものもありますが、こちらは姫路地域で生産された革全体を指す言葉であり、タンナーによって品質に幅があるという印象があります。

・厚み

革は、原厚と呼ばれる鞣し後の初期の状態では、2mm、3mm、または4mm以上とかなり分厚いものが多いです。そのため、財布を作る際などは、外装と内装で厚みを分けるのが望ましいです。

特に内側のカードポケットやコインポケット部分には、1mm程度の薄手の革が必要になります。つまり、外装用の1.5〜2mm程度のものと、内装用の1mm程度のものと、少なくとも2種類は用意したほうが良いでしょう。半裁サイズで革を購入する場合などは、漉き加工を依頼して半分だけ1mmにしてもらうといった買い方が一般的です。

カットレザー専門店ならレザーマニア
レザーマニア レザークラフト革材料専門店

レザーマニアより

カットレザーを買うなら、まずここを押さえておきたいというお店をご紹介します。

・店舗概要

レザーマニア」は1999年9月創業、所在地は愛知県知多郡阿久比町です。愛知県や東京都に実店舗も展開していますが、ネット通販がメインで、日本最大級のカットレザーの専門店として知られています。公式サイトでの通販以外に、楽天市場店(レザーマニア楽天市場店)も運営しています。

支払い方法は、クレジットカード、Amazon Pay、代金引換(手数料330円)、銀行振込に対応しています。送料は全国一律770円(沖縄のみ1,540円)ですが、商品代金が10,000円以上の場合は送料無料になります。

・取り扱っている革の種類

牛革をメインに、豚革、馬革(コードバン含む)、ヤギ革、羊革など幅広い動物種を扱っています。

鞣し方法では植物タンニン鞣し、コンビ鞣し、クロム鞣しでカテゴリ分けされており、ブランドとしては栃木レザー、姫路レザー、セトウチレザーなどの国産ブランドに加え、イタリア植物タンニン鞣し革協会に加盟する名門タンナーが手掛けるブランド(アリゾナ、エルバマット、ルガトなど)、イギリス製のブライドルレザーなども取り扱っています。公式サイトを見ると、革のブランドごとにカテゴリー分けされたページ構成が目を惹きます。

・革のサイズの売り方

一部商品では半裁サイズの販売もありますが、メインは四角形にカットした「カットレザー」で、バリエーションの豊富さが特徴です。

例えば栃木レザー/マットは、サイズが10×30cm、15×30cm、20×30cm、25×30cm、30×30cm、35×30cm、40×30cmなどから選べ、厚みも0.6mm、1.0mm、1.5mm、2.0mmから選べます。

イタリアンレザー「マルゴー」の場合は、サイズが10×14.8cm(ハガキ)、14.8×21cm(A5)、21×29.7cm(A4)、29.7×42cm(A3)などから選べ、厚みも同様に0.6mm、1.0mm、1.5mm、2.0mmから選べます。

これほど細かく多様なサイズ展開でカットレザーを販売しているショップは、他には見当たらないという印象です。

・この店の魅力を一言で

革の種類やブランド、鞣し方法、サイズ、厚みを自在に組み合わせて選べる、日本最大級のカットレザー専門店です。

安いけど割高|カットレザーはおすすめ?

安いけど割高|カットレザーはおすすめ?カットレザーは、趣味でレザークラフトをやっている人にとって定番の買い方となっています。しかし個人的な見解では、特に中長期的な視点で見た場合、カットレザーはあまりおすすめできません。その理由は大きく3つあります。

・割高

半裁と比べて購入単価を抑えられることが、カットレザーを選ぶ最大の理由だと思います。しかし、ds(デシ)という革の大きさを測る単位で見ると、通常、A4サイズのカットレザーは半裁サイズと比べて、1dsあたりおよそ2倍かそれ以上の価格になります。つまり、カットレザーは安いようでいて、得ではありません。長い目で見れば、確実に損をしていることになります。

・工具の寿命との不釣り合い

例えばA4サイズのカットレザー1枚では、小さい財布を1つ作っただけで使い切ってしまう程度の量しかありません。一方で、レザークラフトに使う工具(木槌、菱目打ち、革包丁など)は、10年くらい使ってもそうそう壊れるものではありません。

それほど長く使える道具を揃えておきながら、肝心の材料は1作品作ったら無くなってしまう程度しか用意しないというのは、どこかちぐはぐな状況だと感じます。その後も割高なカットレザーを買い続けるのでしょうか。

・革の理解につながらない

半裁サイズで購入した場合は、牛の背中から片方のお腹の部分までが1枚の革として届きます。実際に見ていくと、お腹に近い部分は繊維が粗く、背筋に近い部分にはトラ模様と呼ばれる独特のシワ模様が見られるなど、部位ごとに特性が異なります。こうした違いを見極めながら、作りたいアイテムに合わせて革を裁断できるのも、半裁で購入する魅力のひとつです。「〇〇ショルダー」のようにお腹(ベリー)部分をあらかじめ切り取った状態で販売されている革でも、ベリー部分に近いところでは、他の箇所と比べて繊維が粗い場合が多く見られます。

こうした革の特性は、商品ページの説明を読んで頭で理解するよりも、実際に一枚一枚を見て、触って感じながら、この部分は作品のどのパーツに使おうかと判断していくことが大切だと思います。ところが、最初からA4サイズの長方形にカットされた状態で届いた場合、それが革全体のどこから切り出されたものなのかは、はっきりとはわかりません。

また、キズや汚れがあった場合でも、サイズの制約上それを避けることができず、そのまま使わざるを得ないという場面も出てくるでしょう。

カットレザーには置き場所に困りにくいといった利点もあり、価格以外のメリットが全くないわけではありません。ただ、A4サイズなどの小さいカットレザーは基本的に、お試し用途や見本として使うものだと思います。

革販売ミヤツグ|レザークラフト革のおすすめ通販
革販売ミヤツグ レザークラフト革材料専門店

革販売ミヤツグより

・店舗概要

革販売ミヤツグ」は1951年創業、大阪で70年以上続く老舗の皮革専門卸です。本社は大阪府大阪市浪速区大国、ショールーム(予約制)も同じく大阪市浪速区にあります。

ショールームでも購入可能ですが、ネット通販がメインです。皮革専門卸が直営するオンラインストアという立ち位置のため、個人のレザークラフターだけでなく、企業や工房向けの大量ロット対応にも応じています。

支払い方法は、クレジットカード、Amazon Pay、代金引換、銀行振込に加えて、法人・個人事業主限定の掛け払いにも対応しています。送料は50,000円(税込)以上で無料となり、イタリア製のショルダーレザー(マヤショルダーなど)をダブルショルダーサイズで2枚買うと、ほぼ確実にこの送料無料ラインに乗る計算です。

・取り扱っている革の種類

牛革をはじめ、豚革、馬革、山羊革、羊革、エキゾチックレザーまで幅広く扱っています。植物タンニンなめし、クロムなめし、コンビなめしに加え、シュリンク、スエードなど仕上げ別のカテゴリも充実しています。

イタリアのIl Ponte(イル・ポンテ)、Tempesti(テンペスティ)など多数の海外の名門タンナーと取引しており、マヤショルダー、アラスカショルダー、シビラリスシオなどのブランドレザーを取り扱っています。国内のタンナーでは、兵庫県の新喜皮革やマルヒラの革も扱っています。

・革のサイズの売り方と漉き加工

サイズは半裁がベースで、「ハーフサイズ(半裁やダブルショルダーの1/2)」での購入も可能です。一部商品はA4などカットレザーでの販売もあります。

漉き加工にも対応しており、半裁などの1枚革は660円(税込)、分割漉きの場合はプラス330円です。厚みの仕上がり誤差(0.1〜0.2mm程度)や床面の段差リスクなど、加工特有の注意点も詳しく開示されているため、安心して依頼できます。漉き加工後の厚み次第にはなりますが、必要であれば加工後に残った床革の同梱も依頼できます。

・この店の魅力を一言で

イタリアの名だたるタンナーを筆頭に、プロの目利きで選ばれた本格皮革をタンナー単位で選べる、卸直営の専門ストアです。

安いを優先した失敗例|ベリーとショルダーの違い

先の見出しで紹介した「革販売ミヤツグ」という店舗で、僕は2021年の終わり頃、「マヤベリー」という革を購入したことがあります。

「マヤショルダー」という、僕が現在よく使用している革の腹部(ベリー部分)バージョンにあたる革です。当時は「プエブロベリー」という名前でした。

色はダークグリーンとライトキャメルを1枚ずつ購入し、漉き加工も併せて依頼して、厚さは1.5mm指定にしました。なぜこのマヤベリーを選んだかというと、ショップの商品説明か見本画像のどこかに「部位による違いを感じさせません」という記載があったこと、そして比較的安かったことが理由でした。

実際に届いたものを見てみると、ダークグリーンの方はショルダー部位のものと比べても遜色ないくらい、床面の状態も綺麗で、しなやかさもあり、繊維が粗いという印象もそれほど受けませんでした。一方のライトキャメルの方はダークグリーンとは対照的で、床面は激しく毛羽立っており、コバ(革の断面)を爪で押すと開いてくるくらい繊維も粗く、銀面(表面)側のシワも目立つという状態でした。

近年は値上げが激しく当時の価格詳細が一部不明なため、革販売ミヤツグでの2026年9月現在の価格を参考として挙げると、マヤショルダーが1dsあたり165円(税抜)、マヤベリーが1dsあたり110円(税抜)となっています。マヤベリーはマヤショルダーのおよそ3分の2の価格です。

こう見るとそれほど大差がないように感じるかもしれませんが、ベリーは半裁でも小さいサイズしか取れないため、購入時の単価で比べると印象が変わります。マヤベリーの半裁1枚が10,285円(税込)であるのに対し、マヤショルダーのダブルショルダー1枚は27,225円(税込)です(この価格は、革販売ミヤツグに記載されている平均サイズから算出した目安の価格です)。

こうした価格差を優先して、当時はマヤベリーを購入しましたが、この選択は今思い返しても失敗だったと感じています。安い革(あまり品質が良くない革)と高い革(より高品質な革)で製作する場合、綺麗な仕上がりを実現する上では、高い革の方が簡単だからです。どれだけ腕が良い人でも、もともとの素材の質の差を製作技術だけで埋めるのは、なかなか難しいものだと思います。

どこで買う?レザークラフトの革|後編

・愛産商会|レザークラフト革のおすすめ通販
・レザーワークス|レザークラフト革のおすすめ通販
・ホームセンターやユザワヤなどの生地屋でも買える?
・床革と革の混同|安い革にこだわる人のよくある失敗
まとめ|どこで買う?レザークラフトの革
愛産商会|レザークラフト革のおすすめ通販
愛産商会 レザークラフト革材料専門店

愛産商会より

・店舗概要

愛産商会」は、所在地が愛知県名古屋市西区、1950年創業で今年で創業76年目という老舗です。単なる小売店ではなく、メーカー向けの卸売やOEM・ODM製造まで幅広く手掛けており、「皮革専門商社」としての顔が強いお店です。

実店舗(名古屋の本社所在地)とネット通販の両方を展開しており、ネット通販での支払い方法は、クレジットカード、コンビニ決済、電子マネー決済(楽天Edyなど)、銀行振込などに対応しています。

送料は無料となるサービスはなく、料金は地域別で詳細は公式サイトで確認できます。これは、商品をお届けするために携わる配送業者の業務やその対価を適正に尊重したいという考えに基づくものだそうです。なお、ネット通販で購入した場合も実店舗受取を選べば送料はかかりません。

・取り扱っている革の種類

牛革に加え、馬革(コードバン)、豚革、鹿革、山羊・羊革などまで幅広く扱っています。レザークラフトで人気の植物タンニン鞣しのブランドレザーである、ルガト、マイネ、エルバマット、アリゾナ、マヤ、ゴーストなど取り扱い商品も豊富です。国産のものであれば、栃木サドルレザーなどの取り扱いもあります。

・革のサイズの売り方と漉き加工

サイズは半裁サイズに加え、「ハーフサイズ・4分の1サイズ・縦カット」、さらに「30cm×20cm」などのカットレザーが用意されています。個人的には、この4分の1サイズが趣味でレザークラフトをやっている人にもかなりおすすめだと感じています。A4サイズのカットレザーだと少ない、かといって半裁や半裁ハーフサイズだと大きすぎると感じる人にちょうど良いサイズ感です。

漉き加工にも対応しており、大きさに関わらず1漉きにつき800円(税別)、分割漉きも承っています。公式サイトのトップページでは、漉き加工の納期についての案内がされていることもあり、例えば9月29日12時締切であれば10月2日14時からの順次発送といった目安が示されています。

・この店の魅力を一言で

豊富な取り扱いと幅広いニーズに対応するサイズでの販売、そして業界経験76年の皮革専門商社ならではの信頼感が魅力です。

レザーワークス|レザークラフト革のおすすめ通販
レザーワークス レザークラフト革材料専門店

レザーワークスより

・店舗概要

レザーワークス」は、所在地は鹿児島県姶良市で、レザークラフト革素材のネット通販専門店です。

支払い方法は、クレジットカード、銀行振込、代金引換(金額に応じて手数料330円〜1,100円)に対応しています。送料は税別15,000円以上の購入で無料です(北海道・沖縄除く)。前の見出しで紹介した革販売ミヤツグや愛産商会よりも送料無料ラインが低く、半裁サイズを1枚購入すれば送料無料になるという感じです。

・取り扱っている革の種類

植物タンニン鞣し革を中心とした輸入革・国産革を幅広く展開しています。サイトを見ると、カテゴリの中に輸入革・国産革の区分があり、輸入革のカテゴリーではIl Ponte、La Bretagnaなど、イタリア系の有名タンナーの名がずらりと並びます。

取り扱っている輸入ブランドレザーの一例としては、アリゾナ、マヤ、ルガト、ゴースト、エルバマットなど多数あります。国産革も栃木レザー ヴォーノアニリン、アメ豚など幅広く取り揃えられており、イギリス製のブライドルレザーなども扱っています。また、マンスリーセールといった形で、一部商品が割引価格で買えることもあります。

・革のサイズの売り方と漉き加工

売り方のバリエーションも非常に豊富です。全判(半裁やダブルショルダー)、ハーフカットだけでなく、30〜40cm幅で長さ1m前後のロール裁ち革なども販売しており、長期連休の期間中などにはロール裁ち革の2枚目が半額になるセールが開催されることもあります。そのほか、定尺裁ち革(120×300mm(S)、210×300mm(M)サイズのカットレザー)、不定形裁ち革、さらに「ワンコイン革ハギレ」という端切れパックまで用意されています。

漉き加工にも対応しており、全面ベタ漉き(800円)のほか、2分割漉き(1面漉きが800円、2面漉きが1,200円)、3分割漉き(2面漉きが1,200円、3面漉きが1,500円)にも対応しています。定尺裁ち革やロール裁ち革の漉き加工は、発送までに要する日数が1〜2営業日程度と短めなのも助かるポイントです。

・この店の魅力を一言で

革の種類だけでなく、全判・ハーフカット・ロール裁ち革などの切り売りまで売り方の選択肢が幅広く、送料無料ラインも比較的低い、実務に忠実なレザークラフトの革材料の専門通販です。

ホームセンターやユザワヤなどの生地屋でも買える?

ホームセンターやユザワヤなどの生地屋でも買える?・ホームセンター

大型のホームセンターであれば、端革などを売っている店もごく一部あるようです。ただし、そうした店はごく僅かに限られると思うので、おすすめの選択肢とは言えません。工具や接着剤などを見つけるのには良い場所です。

・ユザワヤなどの生地屋さん

店舗によっては取り扱いがあるかもしれませんが、生地屋さんで扱っているものは基本的には合皮です。合皮は大まかな分類としては生地に含まれますが、皮革とは別のカテゴリーになります。

上の2つの選択肢と比較すると、やはり革材料の専門店が圧倒的におすすめです。

・革材料の専門店以外でおすすめの選択肢

専門店以外では、フリマサイト(メルカリやYahoo!フリマ)も選択肢の一つになります。値段は出品者によってまちまちですが、革材料専門店が取り扱っているのと同じ種類の高品質な革の取引も活発に行われている様子が伺えます。運次第ではありますが、掘り出し物(お買い得価格)で出品されているものが見つかることもあるかもしれません。

革素材というカテゴリーでの悪質な出品者はあまりいないと思われますが、念のためレビューなどはチェックしておくと安心です。

床革と革の混同|安い革にこだわる人のよくある失敗

床革と革の混同|安い革にこだわる人のよくある失敗レザークラフトでよく使われる牛のヌメ革(植物タンニン鞣し革)は、半裁サイズで購入すると1枚あたり2万円以上するのが普通です。趣味でレザークラフトを始めようと思っている、もしくはすでに始めているという人の多くにとって、これはなかなかの高額に感じられるのではないでしょうか。

そのため、安い革がどこかにないか探している人も多いはずです。そこでやってしまいがちなのが、「床革」という素材を、通常の革が安く売られているものだと勘違いして購入してしまう失敗です。

通常、革の原厚は2mm、3mm、ものによっては4mm以上と、財布などを作る際の素材としては厚手になる場合が多いです。特にコインポケットやカードポケット部分の製作には、1mm程度に薄く漉いた革を用意する必要があります。例えば3mmの革を仕上がりの厚さが1.0mmになるように漉き加工をすると、おおよそ2mm程度の部分が切り離された状態になります。特に用途がない限り、この部分は不要なものとして余ってしまいます。この余った部分が床革です。

レザークラフトをしている人の中には、この床革でサンプルを作る人もいるようですが、通常の銀面付きの革と比べると使用感はかなり異なります。表裏ともに毛羽立った状態のため、手触りもガサガサしており、製作中に毛が抜け落ちてくることもあって、扱いづらさを感じやすい素材です。厚みのばらつきも通常の革より目立ちます。そのほかの用途としては靴の踵やつま先部分の芯材として使われることもありますが、それらを含めても使い道は限られてきます。

こうした理由から、半裁サイズであっても、床革は1枚あたり3,000円程度で販売されているものが多くなっています。販売者側が騙しているわけではなく、商品名にはきちんと「床革」と表記されています。床革がどのようなものかを知らないまま、金額だけで判断してしまった場合に起こる、いわば安物買いの銭失いのような失敗例と言えます。

まとめ|どこで買う?レザークラフトの革

ここまでの内容を、簡単に振り返っておきます。

– レザークラフトの革選びは、牛革の植物タンニン鞣しを基本に、産地や厚みを用途に応じて選ぶのがおすすめです
– レザーマニアは、革の種類やブランド、サイズ、厚みを自在に組み合わせて選べる、日本最大級のカットレザー専門店です
– カットレザーは購入しやすい一方で単価は割高になりやすく、道具とのバランスや革の理解という面でも中長期的にはおすすめしにくい買い方です
– 革販売ミヤツグは、イタリアの名だたるタンナーを筆頭に、プロの目利きで選ばれた本格皮革をタンナー単位で選べる、卸直営の専門ストアです
– 価格だけを優先して安価な部位の革を選ぶと、仕上がりの美しさで後悔することがあります
– 愛産商会は、豊富な取り扱いと幅広いサイズ展開、そして業界経験の長い皮革専門商社ならではの信頼感が魅力です
– レザーワークスは、切り売りまで含めた売り方の選択肢が幅広く、送料無料ラインも比較的低い、実務に忠実な専門通販です
– ホームセンターや生地屋は革材料の入手先としては選択肢が限られ、フリマサイトは運次第で掘り出し物に出会える可能性がある選択肢です
– 床革は通常の革とは異なる素材であり、その違いを知らずに価格だけで判断すると後悔につながりやすいです

革選びは価格だけで判断せず、それぞれのお店の特徴や革そのものの性質を理解した上で選ぶことが大切です。

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