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クリックポストの変更点は?2026年10月1日から・料金やサイズはどう変わった?

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2026年10月1日、日本郵便の「クリックポスト」にさまざまな変更が加わりました。普段から荷物の発送にこのサービスを利用している方の中には、この改定を知って戸惑った方も少なくないのではないでしょうか。

僕自身もハンドメイドの財布を制作・販売する個人工房を運営しており、日々の発送に「クリックポスト」を活用しています。今回の改定内容を知った時、料金面だけでなく、サイズや重量、差出方法まで幅広く変更が加えられていることに驚きました。

この記事では、今回の改定で何がどう変わったのか、そして今後の料金や使い勝手がどうなっていきそうかについて、実際に自分で調べたり試したりした内容も交えながら整理していきます。「クリックポスト」を日頃から利用している方、これから利用を検討している方の参考になれば幸いです。

記事のポイント
  • 料金が55円値上げ
  • 厚さや重量規定も変更
  • 窓口差し出しが廃止

クリックポストの変更点は?

・料金の値上げ|価格の推移と今後の予測も
・サイズ|3cm上限撤廃|ポスト投函可能な厚みとは?
・重量制限も変更|コンパクトだけど重いものを送る人に
・ポスト投函のみに|クリックポストの差出方法
・日数や追跡など|従来から変更がない点も整理
まとめ|クリックポストの変更点は?
料金の値上げ|価格の推移と今後の予測も

料金の値上げ|価格の推移と今後の予測も「クリックポスト」は2026年10月1日より、料金が185円から240円へと値上げされました。55円の値上げということになります。

この第一報を聞いた時は、正直ショックでした。僕のような送料無料(当店負担)でショップを運営している身としては、負担が増えるだけかなとも思いましたが、同時に、まあしょうがないかなという気持ちもありました。

ここで改めて、これまでの価格の推移を調べてみることにしました。調べてみると、2014年6月16日のサービス開始当初は164円だったことがわかりました。そこから、以下のように推移しています。

・2018年9月1日:185円に値上げ(物流コストの上昇や取扱量の増加に伴うもの)
・2019年10月1日:188円に値上げ(消費税率が8%から10%へ引き上げられたことによる転嫁)
・2020年4月1日:198円に値上げ(人件費や運送コストの高騰に伴うもの)
・2022年7月20日:185円に値下げ(競合他社とのシェア争いに伴う、珍しい「値下げ」改定)
・2026年10月1日:240円に値上げ(物価高や人件費高騰を背景とした、過去と比べても大幅な値上げ)

この中でも、2022年7月の値下げには個人的に驚いた記憶があります。それと同時に、このタイミングで「クリックポスト」というサービスを認知した印象もあります。それまでは、どちらかというと「ゆうパケット」の方が馴染みがありました。

クリックポストの料金、今後も上がりそう?

今後についても、値上げが懸念される背景がいくつかあります。

まず一つは、すでに次の郵便料金の再値上げ計画が動いている点です。日本郵便は、今回の荷物系(クリックポストやゆうパック)の値上げとは別に、2027年度中にも手紙やはがきなどの通常郵便料金を平均20円程度引き上げる方針を明らかにしています。デジタル化による郵便物の減少に歯止めがかからず、本業の赤字を埋めるための措置とのことです。

加えて、2026年6月に成立した改正郵便法により、料金改定の「柔軟化」も進んでいます。これまで国が厳しく上限を縛っていた郵便料金が、日本郵便の申請に基づいて総務相が認可する仕組みへと緩和されることになりました。つまり、今後コストが上がった際に、よりスピーディーに料金へ転嫁しやすい土台が整ったということです。

さらに、世の中全体として、エネルギー価格の高騰や人手不足による人件費の上昇が続いていることも見逃せません。ヤマト運輸や佐川急便なども相次いで運賃を改定しており、物流業界全体で「サービスを維持するために値上げを受け入れてもらう」という空気感が定着しつつあります。

「クリックポスト」がこれら全てに連動するかどうかは不明確ですが、総合的に見ると、今後も値上げの可能性は十分にありそうです。

ただし、今回は値上げと同時に、重量上限の引き上げや厚さ制限の撤廃といった規格緩和も行われており、単純な値上げではなく、サービス内容の見直しとセットになっています。次の見出し以降では、その点について詳しく解説していきます。

サイズ|3cm上限撤廃|ポスト投函可能な厚みとは?

サイズ|3cm上限撤廃|ポスト投函可能な厚みとは?2026年10月1日の改定により、「クリックポスト」のサイズ制限も変更されました。変更前(旧規定)と変更後(新規定)を比較すると、以下の通りです。

・長さ(長辺):14cm〜34cm以内で変更なし
・幅(短辺):9cm〜25cm以内から、9cm以上に変更(3辺合計は60cm以内にする必要あり)
・厚さ:3cm以内という上限が撤廃され、郵便ポストに投函可能であればOKに変更
・形状:円筒形状の場合、長さ14cm以上・直径3cm以上という規定が新たに追加(以前はこの規定自体がなかったようです)

参考:https://www.post.japanpost.jp/service/send/domestic/delivery/clickpost/

今回の最大の特徴は、一律「厚さ3cm以内」だった制限が撤廃され、郵便ポストに入る厚さ(投函口のサイズ)まで対応できるようになった点です。

これは、僕のようなハンドメイド財布を扱っているショップにとっては大きな変更だと感じています。というのも、以前の厚さ3cm以内という規制のもとでは、ほんの数ミリ合わないという理由だけで「クリックポスト」で発送できない商品があったからです。

似たサービスに「ゆうパケットポスト」がありますが、こちらは以前からポスト投函可能な厚みであればOKというルールだったため、発送自体は可能でした。ただし「ゆうパケットポスト」はメルカリなどでは使えても、個人のサイトでの販売には使えません。

そのため、そうした商品はこれまでレターパックプラスなどで発送してきました。全国一律料金で、お届けまで1日程度と便利なサービスではあるものの、日付や時間の指定ができず、置き配にも対応していないというデメリットがありました。

そう考えると、今回の厚さ規定の変更は、多少の値上げがあってもそれに目を瞑れるくらいのメリットがあるようにも感じています。

ポスト投函可能な厚みの目安

では、実際にどの程度の厚みまでポストに投函できるのでしょうか。僕が持っているダンボール箱を使い、自宅近くのポストを3箇所ほど試したところ、縦サイズ(厚み)の外寸で36mmまでのものであればスムーズに投函できることが確認できました。

試したポストは、投函口の縦幅が4cmの13号と、同じく投函口の縦幅が4cmの14号Wです。1996年から導入されているという13号は、僕が子供の頃から見かけるポストでもあります。14号Wの方は13号よりもさらに投函しやすい印象でした。

郵便ポストだけでなく、届け先のポストのサイズも重要です。最近の家庭用ポストは縦サイズ(厚み)が約3.5cm〜5.0cm程度のものが主流で、大型化が進んでいるようです。僕の家のポストも縦サイズ(厚み)は約4cmで、外寸36mmの箱を入れるとかなり窮屈に感じました。もっとも、投函口の下にハンドルで開け閉めできる箇所があり、そこから入れることで楽に投函できました。

万が一、クリックポストの荷物が届け先のポストに入らない場合は、基本的にインターホンが鳴って手渡しになるか、不在時には持ち戻り(不在連絡票の投函)となります。そうした事態を避けたい場合は、宅配ボックスや置き配の活用も有効です。「ポストに入らない荷物がございましたら、玄関前の宅配ボックスへお願いいたします。」といった貼り紙などをポストに貼っておくと、配達員の方の判断次第ではあるものの、宅配ボックスへ投函してもらえる確率が上がります。置き配についても同様で、再配達を防ぐための有効な手段といえます。

なお、僕自身の経験では、メルカリなどで「ゆうパケットポスト」(厚み4cm程度)を利用した際も、ポストに入らず持ち帰りになったことはありません。

重量制限も変更|コンパクトだけど重いものを送る人に

今回の改定により、厚さ3cm以内という制限の撤廃だけでなく、重量制限も変更になりました。変更前は1kg以内だったものが、変更後は2kg以内となっています。

僕が扱っている財布などは数十〜数百グラムのものなので、個人的にはあまり関係のない変更です。そこで、どのような場合に関係してくるのか調べてみました。

2kgまでOKになると、恩恵を受けるのは、小さい・薄いけれど重いものを送る人です。たとえば、以下のようなものが挙げられます。

・本・雑誌・カタログ類(厚みはないけれど紙の束で重い)
・金属製の小物や工具など
・小型家電の付属品などを複数まとめて発送する場合

これまでは「小さい・薄いけれど重さが1kgを超えてしまう」という荷物は、「クリックポスト」の安さを諦め、レターパックプラスやゆうパックなど、もっと送料の高い方法を使うしかありませんでした。しかし2kgまで対応することで、これまで送れなかった荷物も送れるようになります。つまり、これまで高い送料を払っていた人が、今回の値上げ(185円→240円)後でも、むしろ安く済むケースが出てくる可能性があるということです。

このように、単なる値上げではなく、サイズや重量の規制が緩和されている部分もあるため、人によってはメリットの方が大きい変更になっているかもしれません。

ただし、良いことばかりとも言い切れません。クリックポストの配達は原付バイクで行われているため、サイズや重量の上限が上がったことで、配達員の方の負担は以前より増えている可能性もあります。その一方で、窓口での差し出しが廃止されるなど、郵便局側の業務量が緩和される変更点もあります。この点については、次の見出しで詳しく解説します。

ポスト投函のみに|クリックポストの差出方法

ポスト投函のみに|クリックポストの差出方法「クリックポスト」という名前からすると、以前から少し違和感があったのですが、2026年9月までは、郵便局に差し出す際、ポストだけでなく窓口に差し出すこともできました。しかし2026年10月以降は窓口での差し出しができなくなり、ポスト投函のみに変更されています。

窓口に差し出した場合は、その場で荷物のバーコード登録をしてもらえるため、すぐに追跡確認が可能でした。また、「クリックポスト」の発送ラベルは差出人が自分のプリンターで印刷したものを使用しますが、窓口での登録は、その印刷したコードがきちんと読み取れるかどうかの確認にもなっていました。

一方、ポストに差し出した場合は、回収されて中央郵便局に運ばれてから荷物の登録がされ、そこでようやく追跡確認ができるようになります。そのため、実際に差し出してから反映までに数時間程度のタイムラグが生じます。

窓口に差し出しができていた頃は、顧客に発送完了メールを送るタイミングですでに追跡確認ができていたため、その方が親切だったようにも感じます。とはいえ、荷物の反映に多少のタイムラグがあるのは今や一般的なことでもあり、しょうがない部分だとも思います。

ポスト投函で発送できる環境は十分整っている

小さな町の郵便局では土日祝日が休みになることもありますが、そうした時でもポストなら差し出すことができ、1日に2〜3回の回収も行われています。日本国内の郵便ポストの設置数は、2023年3月末時点の総務省の調査によると17万5,145本とのことで、この数だけを見ても、スムーズな発送作業ができる環境は十分に整っていると言えそうです。

窓口での差し出しは、家庭用プリンターの印字品質に不安がある人にとって、一種の「保険」になっていた面もあったと思います。ただ、僕自身は自分のプリンターで印刷したラベルの読み取りでエラーになったことは一度もありません。普通の家庭用インクジェットプリンターで十分だという実感です。

総合的に見ると、「親切さ」という点では窓口の即時性に軍配が上がるものの、ポストというインフラの充実度や印字の安定性を踏まえれば、窓口廃止によるデメリットは実用上、そこまで大きくないと感じています。

日数や追跡など|従来から変更がない点も整理

ここまで、窓口廃止や料金・重量の変更点について詳しく見てきました。最後に、今回の改定で「変わらない点」を整理しておきます。

まず、サービスの基本機能に関しては、追跡サービスは引き続き利用できます。補償については従来から「なし」ですが、僕自身の経験では、配送中に紛失などのトラブルが生じたことは一度もありません。また、全国一律料金の体系も維持されており、変わるのは金額が185円から240円になる点のみです。

アカウント作成についても変更はありません。AmazonアカウントまたはYahoo! JAPAN IDで登録・ログインする方式は、以前のままです。運賃についても、それぞれのアカウントに登録しているクレジットカードで支払う仕組みに変わりはありません。

ラベルや印刷まわりも同様です。宛名ラベルの印字レイアウト(様式)に変更はなく、ラベルの有効期限も、運賃の支払い手続きが完了した日の翌日から数えて7日間のまま変わっていません。従来どおり自分のプリンターで印刷する方式が続いており、カラー・白黒どちらで印刷しても構わない点も同じです。

サイズの下限についても変更はなく、荷物の下限サイズ(長さ14cm以上・幅9cm以上)は従来のままとなっています。

配達日数も、概ね発送から2日程度、遠距離の場合は3日程度というこれまでの目安から変わっていません。ただし、本土から沖縄への発送については7日程度かかります。日付や時間指定ができない点も、以前から変更はありません。

つまり、「コンパクトな荷物をリーズナブルに、追跡つきで送れる」という基本コンセプト自体は変わらず、今回の改定は料金・サイズ規定・差出場所といった「条件面」が変わるものだといえます。

まとめ|クリックポストの変更点は?

ここまで解説してきた「クリックポスト」の変更点を、改めて整理します。

・料金が値上げされ、今後もさらなる値上げの可能性がある一方、サイズや重量の規制緩和とセットになった改定である
・厚さ3cm以内という制限が撤廃され、郵便ポストに投函可能な厚みであれば発送できるようになった
・重量上限が引き上げられ、小さく薄いけれど重みのある荷物も送れるようになった
・窓口での差し出しが廃止され、ポスト投函のみでの発送に変更された
・追跡サービスや全国一律料金、アカウント作成方法、ラベルの印刷方式、配達日数など、基本的な部分の多くは従来から変わっていない

このように、今回の改定は単なる値上げにとどまらず、サービス内容全体の見直しを含んだものであり、発送する荷物の内容によっては、むしろ使い勝手が良くなる人もいると言えそうです。

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