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僕はこのブログを作成する2年半ほど前から、WordPressでハンドメイド財布のECサイトを運営しています。そのサイト運営のレンタルサーバーとして選んだのが、「エックスサーバー」でした。
サーバーとは一体何なのか、知識も経験もなかった当時の僕が、ここまで安定してサイト運営を続けてこられているのも、このエックスサーバーのおかげという部分が大きいと感じています。先日のPHPの脆弱性への対応を見ても、改めてその信頼性を実感した出来事でした。
そこで今回は、このエックスサーバー、特にWordPress用のレンタルサーバーとしての特徴について、改めて整理してみることにしました。これからサーバー選びを考えている初心者の方にとって、少しでも参考になる内容になればと思います。
- 導入が簡単で初心者向き
- 速度と安定性が高評価
- 価格と性能のバランス良好
初心者におすすめ・WordPressのレンタルサーバー
インストールが簡単|WordPressクイックスタート機能
WordPressでブログやECサイトなどを始めようとすると、サーバーの契約から独自ドメインの取得、ドメインとサーバーの紐付け、SSL(暗号化通信)の設定、そしてWordPress本体のインストールまで、本来は5つの作業を一つひとつこなす必要があります。初心者にとっては、どこから手をつければよいのか迷いやすいところかもしれません。
こうした手間をまとめて解決してくれるのが、「エックスサーバー」の「WordPressクイックスタート」という機能です。申込み時にWordPressのインストールまで自動で完了するため、申し込みフォームに必要事項を入力するだけで、裏側の作業がすべて処理され、気づけばWordPressがすぐに使える状態になっています。僕自身、このサイトを始めるときにこの機能を使いました。専門知識がなくても立ち上げでつまずくことがないという点は、初心者にとって大きなメリットだと感じています。
利用時に注意しておきたい点
一方で、いくつか知っておきたい点もあります。
まず、クイックスタートが使えるのは、エックスサーバーに新規で申し込むときだけという点です。すでに契約済みの人や、2つ目以降のサイトを作りたい人は、クイックスタートではなく「簡単インストール」という別の機能を使うことになります。ただし、簡単インストールも手軽に使える機能なので、クイックスタートが使えないからといってWordPressを始められないわけではありません。
また、クイックスタートを利用すると、通常用意されている10日間の無料お試し期間がなくなります。僕自身もこの点は少し迷いましたが、サイトを始めると決めていたので、結局はクイックスタート機能を使うことにしました。本格的に始めたい人にとっては、特に問題にならない点だと思います。
速度・安定性の高さ|国内のWordPressサイトシェアNo.1
「エックスサーバー」は、国内WordPressサイトのレンタルサーバーシェアNo.1を獲得しているサービスです。業界トップクラスのWebデータ調査会社であるDataprovider.comの調査によると、そのシェア率は35.2%に達しており、国内のWordPressサイトの3分の1以上がエックスサーバーを利用していることになります。
参照元:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000202.000076849.html
これほど多くのサイトに選ばれている背景には、速度や安定性の高さが大きく関係していると思います。ここでは、具体的にどのような点が優れているのか、そしてそれが初心者にもおすすめと言える理由につながるのかを見ていきます。
サーバー自体のスペックが高い
CPUには処理性能の高い第5世代「AMD EPYC」を採用しているほか、ストレージも高速インターフェースの「NVMe」をRAID10構成で採用しており、従来のオールSSD環境と比べて読み込み速度が最大約14倍向上しています。これらは2026年に入ってから実施された最新のハードウェア増強によるものです。個人的には、この増強によってAIクローラーによる膨大なアクセスがあっても、サイト管理画面が重くなることがなくなった印象があります。
さらに、同じデータを複数のディスクに同時に書き込んでおくミラーリング構成も備えているため、ハードウェア面での耐障害性も高くなっています。
独自の高速化機能が標準搭載されている
加えて、サイト表示を高速化する「Xアクセラレータ」や、表示データの最適化を行う「XPageSpeed」といった独自機能も標準搭載されています。これらは特別な設定をしなくても使える機能なので、初心者でも知識なしに高速化の恩恵を受けられるのは心強いポイントです。
※ただしECサイトの場合は、表示の不具合につながることがあるため、設定に注意が必要です(当サイトでは使用していません)。
アクセスが急増しても耐えられる設計
また、対外接続容量1Tbps超の自社専用バックボーンネットワークを保有しているため、トラフィックが急増したり高負荷がかかったりした場合でも、安定したサービス維持が可能です。サイトがバズったり、メディアに取り上げられたりした際にも強い構成といえます。
万が一WordPressに不具合が起きた場合も、簡単な操作で復旧・リセットができる「WordPressリカバリー」という独自機能があるため、初心者がトラブルに直面しても対処しやすくなっています。
このように、専門知識や難しい設定をしなくても高性能なサーバーの仕組みがはじめから整っているからこそ、サイトは常にサクサク表示され、急にアクセスが増えても遅くなったり止まったりしにくいという安心感が生まれます。つまり、速くて落ちにくいという技術的な強みが、そのまま初心者でも安心して選べる理由に直結しているのです。
コスパの良さ|キャッシュバックやドメイン無料特典あり
「エックスサーバー」が初心者におすすめされる理由として、価格とのバランスの良さも挙げられます。
初心者に一番おすすめされているスタンダードプランは、一月あたり990円〜1,320円(契約期間によって変動)と、初めてレンタルサーバーを使う人でも手が出しやすい価格帯です。契約更新期間は3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月・24ヶ月・36ヶ月から選べ、契約期間を長くするほど月額料金が下がる仕組みになっています。
・3ヶ月契約:3,960円(月額1,320円)
・6ヶ月契約:7,920円(月額1,210円)
・12ヶ月契約:13,200円(月額1,100円)
・24ヶ月契約:25,080円(月額1,045円)
・36ヶ月契約:35,640円(月額990円)
最も利用者が多いのは、12ヶ月契約です。
お試し期間やキャッシュバックで始めやすい
契約前に不安がある場合は、10日間の無料お試し期間を利用すれば、実際の操作感や速度を確認できます。ただし、前の見出しで触れた「WordPressクイックスタート」機能を使う場合はこのお試し期間の対象外となるため、注意が必要です。
また、12ヶ月以上の契約を対象に、利用料金の最大50%が返金されるキャッシュバックキャンペーンも用意されています。受け取りまでの流れは次の通りです。
1. キャンペーン期間中に、12ヶ月以上の契約でサーバーを申し込む
2. 契約から約6ヶ月後、翌月10日頃に登録メールアドレスへ申請方法の案内が届く
3. XServerアカウントにログインし、案内メールの指示に沿って申請手続きを行う(期限はメールが届いた日の翌月末まで)
4. 銀行振込、またはコンビニ(セブン銀行ATM・ローソン)で現金を受け取る
※ポイントは、申請が自動ではなく自分で手続きする必要があることと、契約から半年以上先に案内が届くため忘れずに対応する必要があることです。
この価格帯でありながら、第5世代AMD EPYCという最新CPUや、読み込み速度が最大約14倍向上したNVMe RAID10構成のストレージ、1Tbps超の自社専用バックボーンネットワークといった高性能なハードウェアがそのまま使える点も見逃せません。月額1,000円前後で、ここまでのスペックが標準搭載されているのは、初心者にとって「安いなりの妥協」をしなくていいという安心材料になります。
さらに、「.com」や「.net」などの人気ドメインが、サーバー契約が続く限り永久無料になる特典もあります。スタンダードプランの場合、自動更新設定を有効にした上で、12ヶ月契約で1つ無料、24ヶ月以上の契約で2つ無料となります。
このように、「価格が安いだけ」のサーバーではなく、最新かつ高性能なハードウェアを手頃な価格帯で利用できるという価格と性能のバランスの良さが、初心者におすすめされる理由の一つになっていると言えます。
サポート体制が充実|トラブル時の情報も見つけやすい
「エックスサーバー」は、サポート体制の充実度も初心者におすすめできる理由の一つです。
問い合わせの窓口はメール・電話・チャットの3種類があり、それぞれ対応時間や特徴が異なります。メールは24時間365日いつでも送信でき、問い合わせから24時間以内に返信が来ます。電話とオペレーターチャットは平日10時〜18時の対応となりますが、チャットは24時間対応のチャットボットも併用できるため、簡単な質問であればある程度自己解決できることもあります。
このように連絡手段が複数用意されていることで、困った時の状況に応じて使い分けられるのは心強いポイントです。特に初心者にとっては、文章だけでは説明しづらいトラブルもあるため、状況を口頭で伝えながら一緒に解決できる電話サポートがある安心感は大きいと思います。
ただし、技術的な内容については電話では回答できない場合があり、メールでの問い合わせに案内されることがあるとXSERVER公式サイトに明記されています。実際、僕自身もメールのSMTPアクセス制限などについて問い合わせたことがありますが、話が細かくなる内容だったため、メールでのやり取りの方がわかりやすく感じました。
また、公式サイトにはFAQも充実しており、サポートに問い合わせる前に自分で調べて解決できる内容も多く用意されています。WordPressのインストール方法やエラー対処など、初心者がつまずきやすいポイントの情報が見つけやすくなっているのも助かる点です。
加えて、シェアNo.1で利用者数が多いことの副次的なメリットとして、ネット上の情報量の豊富さも挙げられます。公式情報だけでなく、個人ブログやSNSにも「こういうトラブルにはこう対処した」という実体験の情報が集まりやすく、初心者が検索して解決策を見つけやすい環境が整っています。
AIに質問するという選択肢も
今の時代なら、AIに質問するというのも有効な手段です。従来は同じエラーで検索して複数のブログを読み比べるなどの手間がかかりましたが、AIなら対話形式で「自分の場合はこうなんだけど」と条件を伝えながら絞り込めるため、自分の状況に合わせて聞き返せるのが利点です。さらに、エックスサーバーはシェアNo.1で学習データとなるブログ記事やQ&Aサイトなどが豊富にあるため、マイナーなサーバーに比べて的確な回答が返ってきやすいという面もあります。
まずはAIやネット検索で自己解決を試み、それでも解決しなければ公式サポートに相談するという使い分けがおすすめです。
PHPの脆弱性への対応でも高評価|SNSの口コミも紹介
PHPとは、Webページを動的に作るサーバーサイドのプログラミング言語です。サイト運営者にとっては、そのバージョンが推奨になっているかどうかくらいしか、普段は意識しないところかもしれません。しかしWordPressでは、システム全体の土台となるコア部分から、テーマ、プラグインまで、すべてを動かすエンジンとしてPHPが使われています。
そんなPHPに関して、2026年10月21日、PHP開発チームが「PHP2Shell」と呼ばれる2件の重大な脆弱性(CVE-2026-109618、CVE-2026-109619)を修正するセキュリティアップデートを公開しました。未認証でリモートコード実行が可能になる欠陥で、CVSS深刻度は9.2(Critical)という内容です。脆弱性が修正されること自体はポジティブな出来事なのですが、その中身と影響範囲があまりにも大きかったため、ネット上は騒然となりました。
レンタルサーバーの場合、PHPのセキュリティアップデートはサーバー会社が行うため、サイトの管理者側で特にすることはありません。当サイトとしても「エックスサーバー」に任せるのみという状況でしたが、その対応は次のようなものでした。
まず、脆弱性の詳細が公開される直前に、念のためサーバー管理画面などへのアクセスが一時的に停止されました。この間もサーバー自体は稼働しており、Webサイトの表示やメール送受信には影響がなく、サイトは普通に表示されていました。そして修正版の公開後、約6時間というスピードでパッチ適用が完了しました(推奨バージョンである8.2系以上の場合)。利用者側は特に何もする必要がなく、迅速かつ影響が出ないように対応が進められました。また、非推奨バージョンに対してもエックスサーバーが独自に対応したようです。
この一連の出来事を通して、当サイトとしてもエックスサーバーがとても信頼できるサービスであることを改めて実感しました。
SNS(X)でも、同様に好意的な反応が多く見られました。ホスティング会社への感謝の声や「エックスサーバーの対応は見事だった」というコメント、「エックスサーバーにしててよかった」と改めて実感したという声のほか、非推奨バージョン(7.4など)にも対応したことへの驚きと称賛、他社と比べて対応が早かったという評価も見られました。また、SNSでの進捗報告など対応プロセスの透明さを評価する声や、長年の利用者から「乗り換えて本当に良かった」という声も見られ、全体として好意的な反応が多く見られました。
公平な視点で|エックスサーバーは無難で手堅い選択肢
ここまでは「エックスサーバー」の強みばかりを掘り下げてきましたが、公平な視点として付け加えると、ConoHa WINGやロリポップなど他の国内サーバーも同様にWordPress向け機能や初心者サポートを強化しており、エックスサーバー一択とは言い切れないという点も見逃せません。
僕自身はエックスサーバーしか使ったことがありませんが、価格重視ならロリポップ、表示速度を特に重視するならConoHa WINGを推す声も多く見られます。つまり、自分は何を優先したいかによって選ぶのが基本であり、エックスサーバーがシェアNo.1だからといって、他の選択肢を検討する余地がないわけではありません。
それでも総じて、「迷ったらエックスサーバーを選べば大きな失敗はしにくい」という位置づけで語られることが多く、いわば無難で手堅い選択肢と言えます。では、なぜ大きな失敗をしにくいと言えるのでしょうか。
まず一つは、20年以上にわたってサービスが継続しているという歴史の長さです。長く続いているということは、経営的に安定しており突然のサービス終了リスクが低いこと、長年の運用で蓄積されたノウハウがあること、そして多くのユーザーの要望を反映して機能が洗練されてきたことの裏付けにもなります。
また、ConoHa WINGは速度、ロリポップは価格というように、他社が「ここが特に強い」という尖った特徴で選ばれる傾向があるのに対し、エックスサーバーは速度もハイスペックで、価格も極端に高くなく、サポート体制も揃っており、キャッシュバックなどの割引制度もあるというように、どの項目も平均点以上という構成になっています。初心者の場合、何を優先すべきか自体が分からないことも多いため、特定の軸で尖っているサーバーよりも、どれを選んでも大きく損しないサーバーのほうが、結果的に失敗しにくいという側面があります。
さらに、これも歴史の長さと関係していますが、利用者が多いことによる相乗効果も見逃せません。ネット上の情報量が豊富でトラブル時に検索やAIで解決しやすいことに加え、多くのWordPressテーマやプラグインが「エックスサーバーでの動作実績あり」という形で紹介されていたり、周囲に使っている人が多く相談しやすかったりといった副次的なメリットも生まれています。
このように、歴史が長いことで経営が安定し実績とノウハウが蓄積され、それによってスペック・価格・サポートのどれもが平均点以上になり、シェアが伸び、情報量が増えてさらに使いやすくなるという好循環が長年回り続けてきた結果が、無難で手堅いという評価につながっていると言えます。
まとめ|初心者におすすめ・WordPressのレンタルサーバー
これまでお伝えしてきた内容を、簡単に振り返ります。
– WordPressクイックスタート機能を使えば、申し込みだけで自動的にWordPressが使える状態になり、専門知識がなくても立ち上げでつまずきません
– 第5世代AMD EPYCや高速ストレージなどの高性能なハードウェアと独自の高速化機能により、国内WordPressサイトのシェアNo.1という実績につながる速度と安定性を実現しています
– 最新のハードウェアやドメイン無料特典などが揃いながらも手頃な価格で利用でき、キャッシュバックなどの割引キャンペーンも用意されています
– メール・電話・チャットといった複数の問い合わせ手段に加え、充実したFAQやネット上の情報量の多さもあり、トラブル時にも解決策を見つけやすい環境が整っています
– 深刻なPHPの脆弱性が見つかった際も迅速な対応が行われ、利用者からも高い評価を得ています
– 他のサーバーにもそれぞれの強みがあり一択とは言い切れないものの、総合的に見て無難で手堅い選択肢と言えます
個人的な経験を振り返っても、専門知識がなくても安心して始められるという点で、初心者に自信を持っておすすめできるレンタルサーバーです。
▼WordPressでサイトを始めたい方に

氏名:宮城良太(みやぎ りょうた)
生年:1995年生まれのバブルを知らないゆとり世代
略歴:文化服装学院(工芸課程)→デザイナー(スポーツアパレル)→個人業(財布の製造・ブログなど)
好きな言葉:要は慣れ・ひとそれぞれ
