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小学校入学を控えたお子さまのために、ランドセル選びを始める親御さんは多いでしょう。店頭やカタログを見ると、牛革、コードバン、そして人工皮革(クラリーノなど)といった、さまざまな素材のランドセルが並んでいます。
「軽くて手入れが楽そうな人工皮革が気になるけれど、6年間ちゃんと使えるのかな?」「本革の方が高級感があって長持ちしそう…でも重いし、お手入れも大変そう」そんな風に迷っていませんか?
人工皮革のランドセルは、国内製造ランドセルの約7割を占める主流の素材です。しかし、実際に6年間使った後の状態や、卒業後のリメイクができるのかなど、長期的な視点での情報はなかなか見つからないものです。
このブログでは、人工皮革のランドセルの6年後に焦点を当て、牛革やコードバンとの比較、リメイクの可否、具体的なブランドの実例まで、詳しく解説していきます。素材選びで後悔しないために、ぜひ参考にしてください。
- 人工皮革も6年使える
- リメイクも可能
- 牛革との違いを比較
- 6年後の状態を解説
目次
人工皮革のランドセルの6年後|前編
人工皮革と牛革|ランドセルどっちがいい?悩む声は多い?
ランドセル選びで、多くの親御さんが最初にぶつかる壁があります。「人工皮革にするか、本革(牛革やコードバン)にするか」という素材選びです。
昔は「ランドセルといえば本革」という時代もありました。しかし最近では、軽量で手入れしやすい人工皮革が主流になっています。それでも、この素材選びで悩む声は今でも多く聞かれるのでしょうか。
現在でも悩む人は多い
結論から言えば、今でもこのテーマで悩む方は多いようです。ランドセル売り場では「人工皮革と本革、どっちがいいの?」という質問が日常的に寄せられています。
実際、ランドセル大手の「セイバン」が2024年4月に入学のお子さまがいるご家族を対象に実施したアンケートによると、現在も15%の方が牛革のランドセルを選んでいるとのこと。人工皮革が圧倒的多数を占める一方で、牛革を選ぶ方も一定数いらっしゃいます。
牛革への支持は根強い
人工皮革が普及する以前、牛革はランドセルの定番素材でした。耐久性と風合いの良さで、長年愛されてきた素材です。現在も天然皮革の中では人気が高く、各メーカーが毎年多くのモデルを展開し続けています。
本革にこだわる人は確かに減りました。ただし、完全になくなったわけではありません。むしろ、選択肢が増えた今だからこそ、どちらを選ぶべきか迷う方が多いのかもしれません。
なぜ悩むのか
両方の素材にメリットとデメリットがあり、価値観や優先順位によって最適解が異なるためです。
軽さ・価格・手入れの簡単さを重視するなら人工皮革、高級感・経年変化を楽しみたいなら牛革といった具合に、何を大切にするかで答えが変わってきます。
さらに、どちらの素材も年々改良が進んでいます。人工皮革は上質感や耐久性が向上し、牛革も防水性能などが改善されています。それぞれが得意とする部分を伸ばしながら進化しているため、ますます選びにくくなっているとも言えるでしょう。
だからこそ、このブログではそれぞれの特徴を詳しく解説していきます。両方の素材をしっかり理解して、お子さまに最適なランドセルを選んでいただければと思います。
クラリーノ|人工皮革のランドセル素材の進化

土屋鞄のランドセルより
人工皮革のランドセル素材として、圧倒的なシェアを誇るのが「クラリーノ」です。国内製造ランドセルの約7割に使われているこの素材、実は60年以上の歴史を持っています。
クラリーノは1964年に株式会社クラレが世界で初めて開発した人工皮革素材で、1967年には業界初のクラリーノ製ランドセルが誕生しました。今やランドセル素材の主流は本革ではなく、この人工皮革なのです。
クラリーノの3つの特徴
まず注目すべきは軽量性です。クラリーノランドセルの平均重量は1~1.2キロ程度で、中には1キロを切る超軽量モデルもあります。牛革製と比べると最大で約350g程度の差があるとされています。
ただし、近年は教科書の増加やタブレット端末の持ち帰りなどで、荷物全体が3~4kgと重くなっています。そのため、素材の軽さだけでなく、背負いやすさの工夫も重要になってきているのが現状です。
次に耐久性。ランドセル用のクラリーノは6年間の使用を想定し、厳しい基準をクリアした専用素材です。ベースとなっている不織布層は、伸び縮みしながら引っ張りや引き裂き、折り曲げに対応する特性があります。
そしてお手入れのしやすさ。濡れても軽く拭き取ればすぐに元通りになり、本革のようなメンテナンス作業は不要です。
進化し続けるクラリーノ
クラリーノは常に進化を続けており、現在は用途に応じた複数の種類が展開されています。
最も軽くしなやかな風合いが特徴のロングセラー「エフ」、傷に強いウレタン層でパール調やメタリック調の表現が可能な「レミニカ」(女の子用のランドセル素材として人気)、そして2020年に登場した「タフロックNEO」は、軽さとしなやかな風合いも兼ね備えた最も丈夫なシリーズです。
さらに、2022年に開発された「クラリーノロベニカ」は、超極細繊維のマイクロファイバーを使用し、従来品の約2倍の強度を実現しています。通気性や抗菌機能も備え、主にランドセルの背あて部分に使用されています。
60年以上の歴史と技術革新を重ねてきたクラリーノ。「人工皮革だから不安」という心配は不要です。むしろ、今後も進化を続けていく信頼性の高い素材といえるでしょう。
後悔しがちなポイントは?人工皮革のランドセル
クラリーノをはじめとする人工皮革には多くのメリットがあることをお伝えしてきました。しかし、正直にデメリットについても見ていく必要があります。
人工皮革のランドセルを選んで後悔する可能性があるのは、どんなポイントでしょうか。
質感と高級感
本革と比較すると、質感や高級感の面では劣る場合があります。天然皮革ほどの個性豊かな風合いや重厚感はありません。牛革やコードバンのランドセルには、人工皮革では味わえない高級感のある見た目と手触りがあるのは確かです。
経年変化の違い
人工皮革は本革のような味わい深い経年変化は期待できません。新品の状態が最も美しく、その状態を長く保つタイプの素材といえます。本革は使い込むことで風合いが増していきますが、人工皮革にそのような変化はありません。
ただし、これらは主に大人目線での評価です。実際に使うお子さま自身が重視するポイントとは異なる場合が多いでしょう。革の風合いや経年変化を大切にするというのは、どちらかといえば大人の価値観のように思えます。
メーカーの品質差
人工皮革のランドセルといっても品質には差があります。中には耐久性に不安のある製品もありますので、信頼できるメーカーから選ぶことが重要です。値段だけで選ばないようにしましょう。
実際の声は?
さまざまな口コミやSNSの投稿を見ても、人工皮革のランドセルを選んで後悔したという意見はほとんど見つかりません。
むしろ「本革を選んで後悔した」という声は結構見られます。特に重さに関する後悔が多いようです。
本革の風合いや経年変化は確かに魅力的です。しかし、親目線の基準ではなく、実際に6年間背負って通うお子さま基準で選ぶことが、後悔しないためのポイントではないでしょうか。
▼人工皮革(クラリーノ)モデル充実「神田屋鞄製作所」
リメイクできる?人工皮革のランドセル
6年間の思い出が詰まったランドセル。卒業後、どうしていますか?
最近では、使い終わったランドセルをリメイクするサービス「ランドセルリメイク」が人気を集めています。財布やキーケースなど、日常で使える小物に生まれ変わらせることで、思い出を形に残せるのが魅力です。
では、人工皮革のランドセルもリメイクできるのでしょうか?
人工皮革でもリメイク可能
結論から言えば、クラリーノなどの人工皮革のランドセルもリメイク可能です。
クラリーノはバッグや靴などにも広く使われている素材なので、リメイクができるのは当然といえるでしょう。6年間使い込んだ使用感や、多少の傷があってもリメイク可能としている専門店も多くあります。
人工皮革ならではのメリット
実は、人工皮革には加工のしやすさという利点があります。クラリーノを始めとする人工皮革は柔軟で、財布などの小物にリメイクする際も扱いやすい素材です。
さらに、リメイク後の使い勝手も良好です。人工皮革は本革と違い湿気や汚れに強いため、普段使いの小物やバッグとしても安心して使えます。形崩れしにくく、日常で気軽に使えるアイテムになるのです。
リメイクできるアイテム
財布(長財布・二つ折り財布・ミニ財布)、キーケース、パスケース、ペンケース、ポーチ、キーホルダー、印鑑ケース、写真立て、ミニランドセルなど、多岐にわたります。
注意すべきポイント
ただし、劣化がひどい場合はリメイクができないこともあります。ひび割れや傷の度合い、箇所によってはリメイク加工が難しい場合もあるため、事前に業者へ確認してみると安心です。
人工皮革であっても本革であっても、素材の状態の良し悪しがリメイクできるか否かの分かれ道となります。
卒業後にリメイクを考えている場合は、日頃から丁寧に扱い、ランドセルの状態に気をつけておくとよいでしょう。
百貨店取扱実績No1の使い終えたランドセルのリメイク【Askalカバン工房】 ![]()
ランドセルリメイクの目安は何年以内?
リメイクを考えているけれど、卒業から数年経ってしまっている。もう遅いのでは?そんな不安を持つ方も多いのではないでしょうか。
大きな傷やひび割れがあれば難しいのは明らかですが、微妙な状態で判断に迷うこともあります。そんな時、判断材料の一つとされるのが「卒業から何年経っているか」という基準です。
明確な年数制限は少ない
実は、多くのリメイク業者は明確に「卒業後○年以内」という年数制限を設けていません。一部では卒業後6年が目安としている業者もありますが、これは少数派です。
ランドセルリメイク専門店でよく見られるのは、次のような記載です。
「卒業してからしばらく年数が経っていても、ランドセルの状態が良ければリメイク可能です。ご卒業年度に関係なくご注文いただけます。ただし、素材の劣化により承れない場合があります」
つまり、重要なのは年数ではなく状態なのです。
人工皮革の場合は?
クラリーノなどの人工皮革も、適切に保管していれば10年程度は品質を保つことができます。卒業後のランドセルの状態が悪くなっていなければ、基本的には問題ありません。
自宅でできる状態確認
簡単な確認方法があります。かぶせの部分を手で折り曲げてみましょう。それによってヒビが入ったり裂けたりするようであれば、リメイクは難しいかもしれません。
また、ランドセルの表面にべたつき、腐食がある場合もリメイクが難しくなります。
迷ったら相談を
年数よりも状態が最優先。最終的には個々のランドセルの状態次第といえます。
判断に迷う場合は、リメイク業者に写真を送って相談するのがおすすめです。多くの業者が事前相談を受け付けていますので、まずは問い合わせてみましょう。卒業から何年経っていても、状態が良ければリメイクできる可能性は十分にあります。
▼ランドセルリメイクの【Askalカバン工房】
人工皮革のランドセルの6年後|後編
6年後のランドセルの比較ポイント
ここからは、素材別の6年後の状態を具体的に比較していきます。
人工皮革と牛革、どちらを選ぶか迷ったときに重要なのが「6年後にどうなっているか」という視点です。ランドセルを6年使った後の状態を比較する際、チェックしたいポイントを整理してみましょう。
耐久性・状態の比較
まず重要なのが、6年間使った後の物理的な状態です。表面のひび割れや剥がれの有無、傷や汚れの付きやすさ・目立ち具合、型崩れの程度、金具部分の劣化状況などをチェックします。人工皮革と牛革では、これらの劣化の現れ方が異なります。
機能面の維持
見た目だけでなく、機能面も重要です。背負い心地の変化、肩ベルトや背当ての状態、ロック機能などの動作が6年後もきちんと保たれているかどうか。毎日使うものだからこそ、実用性の維持は大切です。
見た目の経年変化
色あせや変色の程度、光沢感の変化、全体的な見た目の美しさも比較ポイントになります。人工皮革は新品の状態を保ちやすく、牛革は使い込むほどに味わいが出るという違いがあります。
メンテナンス性
6年間でどれだけ手入れが必要か、汚れの落としやすさ、修理の必要性や頻度なども実際の使い勝手を左右します。日々のメンテナンスの手間は、忙しい親御さんにとって意外と重要なポイントです。
リメイク・処分時の観点
卒業後を見据えて、リメイクのしやすさや素材の再利用価値、思い出としての保存価値も考慮したいポイントです。先ほど解説したように、人工皮革でもリメイクは可能ですが、素材によってリメイク後の仕上がりや質感にも違いが出てきます。
それでは、これらのポイントについて、人工皮革と牛革、そしてコードバンについて詳しく比較していきましょう。
牛革と人工皮革|6年後の違いは?
では、具体的に牛革と人工皮革の6年後を比較してみましょう。
牛革ランドセルの6年後
牛革は耐久性に優れ、使えば使うほど味が出てくる素材です。経年劣化ではなく、経年変化という魅力があります。6年間使った後だからこそ風合いが増すのが、人工皮革との大きな違いです。
また、より丁寧に扱いたい場合は、専用のクリームでのお手入れをすることもできますが、現代の牛革ランドセルは防水加工が施されているため、特別なメンテナンスは基本的に不要です。濡れたときや汚れたときに乾いた布で拭き取る程度で十分。使い込むほどに革が育っていく楽しみもあり、6年後には風合いが深まり、独特の高級感が増していきます。
人工皮革の6年後
一方、人工皮革はより手軽で扱いやすく、使い方次第で、6年間綺麗な状態を保てます。
実際の口コミでも「卒業する時でもあと6年は使えるくらい綺麗だった」という声が多数あります。新品のような状態を維持できるのが、人工皮革の強みです。
どちらを選ぶべきか
6年後に風合いが増す(育つ)のが牛革、6年後でも新品のような外観を維持しやすいのが人工皮革です。
ただし、いずれも丁寧な使い方をした上での話。牛革の場合も、選べばそれだけで良いというわけではなく、実際に使い始めてからの扱い方も重要です。より美しい経年変化を楽しみたいなら日々のちょっとした気遣いが大切になります。
ボロボロになる?牛革のランドセル
「牛革は味わい深いけど、ボロボロになってしまわないか心配…」そんな声を聞くことがあります。
確かに、昔のイメージでは本革のランドセルは手入れが大変で、扱い方を間違えると劣化しやすいというイメージがありました。しかし、現代の牛革ランドセルはどうなのでしょうか。
現代の牛革は丈夫
結論から言えば、最近のランドセルは革の加工技術が進んでとても丈夫になっています。正しく扱えば、ボロボロになる心配はほとんどありません。
現在の牛革ランドセルは、ほとんどのモデルに防水加工が施されています。昔のイメージよりもずっと扱いやすくなっているのです。
避けるべき使い方
ただし、使い方次第でボロボロになることもあります。いくつかのNG行為を知っておきましょう。
まず、濡れたランドセルを早く乾かそうとして、ドライヤーやストーブなどの強い熱をあてるのはNGです。変形やひび割れの原因になってしまいます。
また、かぶせ(ランドセルのフタ部分)を必要以上に折り曲げたり、無理に反らして開閉したりするのもやめましょう。これはどの素材でも同じです。
ランドセルカバーをつけっぱなしにするのも要注意。湿気がこもってカビやシワの原因になります。家の中ではカバーを外し、週に1回以上は状態をチェックするのがおすすめです。
意外なのが防水スプレーです。シミや変色の原因になることがあるため、実はあまり推奨されていません。現代の牛革ランドセルには既に防水加工が施されているため、追加で使う必要はないのです。
正しいケア方法
濡れてしまったランドセルは、乾いたタオルでやさしく水分を拭き取り、風通しの良い日陰で自然に乾かしましょう。
日常のケアは最小限で大丈夫です。手入れをやりすぎると、かえってランドセルが傷む原因になります。
特別な知識は不要で、ものを大切に扱うという基本的な心がけがあれば、牛革のランドセルは6年間しっかり使えます。お子さまと一緒に、正しい扱い方を確認しておくと安心ですね。
コードバンのランドセルの6年後
牛革よりもさらに希少価値の高い素材、コードバン。馬のおしりの部分の革を加工したこの素材は、「革のダイヤモンド」とも呼ばれ、財布やバッグなどにも使われる高級素材です。
ランドセルでの使用割合は低いものの、今も根強い人気を持っています。このコードバンのランドセルは、6年後にどうなるのでしょうか。
トップクラスの耐久性
さまざまな天然皮革の中でもトップクラスの強度を誇り、牛革よりもはるかに高い耐久力があるとされています。そのため型崩れが少なく、美しい形状を長期間保つことができます。
「男の子が乱暴に扱っても綺麗な形のまま6年間を終えることができた」「6年間使った後もまだまだ使えそうなほど綺麗」という評価も寄せられています。
美しい経年変化
6年間使い切ったランドセルは、経年変化で美しい艶が出ていてとても味があるという声もあります。
使い込むことで独特の風合いが増し、まるで生き物のように変化していく様子は、コードバンならではの魅力と言えるでしょう。
お手入れについて
コードバンは本来、水に弱いのが最大のデメリットとされている素材です。しかし、ランドセルで使用するに当たっては、多くのメーカーが防水加工を施して雨の日でも安心して使えるよう工夫しています。
そのため、基本的に特別なメンテナンスはいらず、少々の汚れであれば、固く絞った布で優しく水拭きをする程度で十分です。
リメイクにも最適
革のダイヤモンドとも呼ばれるコードバンは、リメイクにも最適です。リメイク専門店でも、コードバンは素材の美しさを活かした高品質なリメイクができると評価されています。財布やスマホケースなどへのリメイクも美しく仕上がります。
コードバンのランドセルは、6年間という長い期間を経て、むしろ美しさを増していく稀有な素材です。価格は高めですが、長く美しく使える点や、卒業後のリメイク価値も考えると、投資する価値は十分にあると多くの方が実感されているようです。
土屋鞄のランドセルの6年後

土屋鞄のランドセルより
最後に、具体的なブランドとして「土屋鞄」のランドセルについて見ていきましょう。
セイバン(天使のはね)、ハシモト(フィットちゃん)、協和(ふわりぃ)がランドセルの三大ブランドとも言われる中で、デザインや品質を重視する人たちから特に支持を集めているのが「土屋鞄」です。
ブランドの特徴
土屋鞄の創業者である土屋國男氏は、厚生労働省の令和4年度「現代の名工」に「革ランドセル製造工」として選ばれています。高い職人技術が評価されているブランドです。
デザインはシンプルで洗練された大人っぽいスタイルが特徴。芯材に沿った盛り上がりや背かぶせの縁の膨らみを持たせる職人技で立体感を出し、飽きのこないシンプルで上品なカラー展開も魅力です。
品質面では、工房系の中でもトップクラスの丈夫さに加え、子どもの不注意や故意で壊した場合でも6年間無料で修理してくれる完全無料修理保証があります。負担のかかりやすい箇所にはロウを引いた太い糸を使い、手縫いでしっかり頑丈に仕上げるなど、細部まで職人のこだわりが詰まっています。
人工皮革モデルも充実
土屋鞄は人工皮革モデルも充実しています。
「クラリーノ®・エフ」は、ランドセル素材としての耐久性と軽さ、風合いのよさのバランスに優れています。天然皮革より軽く柔らかいので使い始めから体になじみやすく、素材に弾力があるためフタが形崩れしにくいのが特徴です。経年変化もしにくいので、6年間見た目があまり変わることなく使えます。
「タフガード®・ライト」は、傷や擦り切れに強く、革の表面に牛革と同じように凹凸の型押しを施しているため、傷がついても目立ちにくいモデルです。
オリジナルモデルのシンプルで豊富なカラー展開の他、アトリエシリーズ(ミナ ペルホネンコラボ)、RECO、HERTEなど多様なシリーズが用意されています。
6年後の状態
牛革・コードバンの場合、6年たつと多少の傷は付くものの目立つほどではなく、全体の形もほとんど崩れることはなかったという声があります。肩ベルトが柔らかくなったり、カブセがくったりとなじんできたりと、形はそのままに使い込んだ風合いが感じられたという評価が寄せられています。
クラリーノの場合、6年間使い続けた状態はとても綺麗でまだまだ使えるという声が多数あります。縫い目が切れることもなく、糸も解けたり切れたりしているところは一箇所もなかったとの実際の使用例も。6年間一度も修理することなく無事に使えたという口コミも多数見られます。
充実したリメイクサービス
土屋鞄では充実したリメイクサービスを提供しています。
ミニチュアランドセル、タペストリー、ランドセル型フォトフレーム、ペンケース・キーチャームセット、パスケース、さらに2025年度からはLファスナー財布も登場しています。使い込んだ傷やシミなど、使い込んだ風合いも生かしながら、職人の手で大切に仕立ててくれます。卒業年度を問わずリメイクを承っており、年3回程度の受付期間を設けて実施しています。
卒業時の特別なお手紙
SNSなどでは、卒業のタイミングで土屋鞄からお便りが届いたという報告が見られます。封筒も本体も上質な紙で、封筒には金の箔押しで「ご卒業おめでとうございます」と書いてあったとのこと。お手紙には、例えば2018-2024(ランドセルを使ってきた6年間)の文字が記載されていたりもするようです。
このお手紙は「素敵すぎる」と多くの方から評判を集めています。
土屋鞄は、職人の手仕事による高品質なランドセルで、人工皮革モデルも充実しています。6年後も美しい状態を保ち、充実したリメイクサービスと卒業時の心のこもったメッセージで、6年間だけでなくその先まで寄り添うブランドと言えるでしょう。
▼土屋鞄のランドセル公式サイト
▼土屋鞄が手掛けるもう一つのブランド「grirose(グリローズ)」
まとめ|人工皮革のランドセルの6年後
ここまで、人工皮革のランドセルの6年後について、さまざまな角度から解説してきました。
ポイントのおさらい
– 人工皮革と牛革、どちらを選ぶかで今も多くの方が悩んでいます。価値観や優先順位によって最適解が異なるため、それぞれの特徴を理解することが大切です
– クラリーノは60年以上の歴史を持つ人工皮革素材で、国内製造ランドセルの約7割に使用されています。軽量性、耐久性、お手入れのしやすさが特徴で、今も進化を続けています
– 人工皮革のデメリットは、本革と比べて質感や高級感で劣る場合があること、経年変化が期待できないことです。ただし、実際には後悔したという声はほとんど見られません
– 人工皮革のランドセルもリメイク可能です。加工のしやすさや耐久性を活かした小物に生まれ変わらせることができます
– リメイクは年数よりも状態が最優先。卒業から何年経っていても、状態が良ければリメイクできる可能性は十分にあります
– 6年後のランドセルを比較する際は、耐久性・状態、機能面の維持、見た目の経年変化、メンテナンス性、リメイクの観点などをチェックしましょう
– 牛革は6年後に風合いが増す(育つ)のが特徴で、人工皮革は6年後でも新品のような外観を維持しやすいのが特徴です
– 現代の牛革ランドセルは防水加工が施されており、丁寧に扱えばボロボロになる心配はほとんどありません
– コードバンは天然皮革の中でもトップクラスの強度を誇り、6年間を経てむしろ美しさを増していく稀有な素材です
– 土屋鞄は職人の手仕事による高品質なランドセルで、人工皮革モデルも充実しています。充実したリメイクサービスと卒業時の心のこもったメッセージも魅力です
人工皮革のランドセルは、6年後も十分に美しい状態を保ち、リメイクも可能です。牛革とどちらにするか迷っている方は、お子さまの生活スタイルやご家庭の価値観に合わせて、納得のいく選択をしてください。
▼ランドセルリメイクの【Askalカバン工房】

氏名:宮城良太(みやぎ りょうた)
生年月日:1995年10月21日
略歴:文化服装学院(工芸課程)→デザイナー(スポーツアパレル)→個人業(財布の製造・ブログ)
好きな言葉:要は慣れ
