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財布選びで迷ったことはありませんか?
特に革製品となると、素材や仕上げの違いに戸惑う方も多いのではないでしょうか。
最近では「ヌメ革」という言葉をよく耳にするようになりました。店頭やオンラインショップで、「経年変化が楽しめる」「味が出る」といった謳い文句を目にする機会も増えています。
しかし、一般的な本革と比べて、実際どちらを選ぶべきなのか悩まれる方も多いはず。「エイジングって本当に魅力的なの?」「手入れは難しくない?」といった疑問をお持ちの方もいらっしゃるでしょう。
このブログでは、ヌメ革と本革それぞれの特徴や魅力、おすすめブランドまで、財布選びに役立つ情報をご紹介していきます。あなたにぴったりの革財布が見つかるヒントが、きっと見つかるはずです。
- ヌメ革の基本性質と特徴
- 経年変化の仕組みと魅力
- 失敗しない手入れ方法
- ブランド別の選び方術
目次
ヌメ革と本革どっちが良い?基本情報を解説
ヌメ革とは(本革との違いや欠点は?)
ヌメ革とは、染色や塗装などの表面加工を施さず、タンニンなめしのみで仕上げた本革の一種です。一般的な革製品は表面加工により均一な見た目や撥水性を持たせていますが、ヌメ革は素材そのものの風合いを活かしているため、使い込むほどに独特の味わいが生まれます。
ヌメ革の最大の特徴は、使用による経年変化を楽しめること。紫外線や手の脂、摩擦などの刺激により、革の内部にある油分が徐々に表面に染み出し、独特の光沢が生まれます。また、使い始めは固めの革も、使い込むことで柔らかくなじみ、持ち主の使い方に合わせて理想的な形に変化していきます。
耐久性の面では、ヌメ革は繊維の目が細かく頑丈な特性を持っています。適切な手入れを続ければ何十年も使い続けることが可能です。ただし、表面加工がないため水や汚れに弱いという欠点も。水濡れによるシミや、クリームの塗すぎなどによる変色には特に注意が必要です。
このように、ヌメ革は手間がかかる素材ですが、長く使い込むことで唯一無二の風合いを楽しめる魅力的な素材といえます。エイジングを楽しみたい方や、自分だけの革製品を育てていきたい方におすすめの素材です。
オイルレザーとヌメ革の違い
オイルレザーとヌメ革は、どちらも高品質な革製品として知られていますが、その特徴や製法には大きな違いがあります。
オイルレザーは、なめし工程でたっぷりとオイルを染み込ませて作られた革です。代表的なものにコードバンやバケッタレザーがあり、革の内部までオイルが浸透することで、しっとりとした手触りと深みのある光沢が特徴となります。特に「プルアップレザー」と呼ばれる種類は、通常以上にオイルを含ませることで、革を折り曲げた際に色が変化する独特の表情を見せます。
一方、ヌメ革は表面加工を一切施さない素材です。タンニンでなめしただけのナチュラルな状態を保つことで、使用による経年変化を存分に楽しめます。オイルレザーが最初から光沢のある仕上がりなのに対し、ヌメ革は使い込むことで徐々に艶が出てくるのが特徴です。
耐久性については、どちらも高い水準を誇ります。オイルレザーは含浸したオイルによって撥水性が高く、傷も目立ちにくいのが特徴。対してヌメ革は、素材本来の強さを活かした頑丈さが魅力です。
選び方としては、最初から上質な風合いを楽しみたい方にはオイルレザー、自分で育てる楽しみを求める方にはヌメ革がおすすめといえるでしょう。
ヌメ革の経年変化の仕組み
ヌメ革には、時の経過とともに魅力を増していく不思議な特性があります。その正体は、革をなめす際に使用される「タンニン」による化学変化にあります。
タンニンとは植物から抽出される天然成分で、これが紫外線に反応することでヌメ革特有の色の変化が生まれます。新品の状態ではやや白っぽい色をしていますが、日光に当たることでタンニンが酸化し、次第に深みのある飴色へと変化していくのです。
また、使用時の摩擦や手の脂も経年変化に重要な役割を果たします。革の内部に含まれる油分が徐々に表面へ染み出すことで、美しい光沢が生まれます。特に、よく触れる部分ほど艶やかな色合いになるため、使用頻度の高い箇所と低い箇所で異なる表情を見せることも。
この経年変化は、単なる色の変化だけではありません。革の質感も、使い込むことで徐々に柔らかく、しなやかになっていきます。最初は硬くて扱いづらく感じるかもしれませんが、それこそがヌメ革の魅力。毎日の使用を通じて、少しずつ自分好みの革へと育っていくのです。
このように、ヌメ革の経年変化は自然な化学反応と使用による物理的な変化の組み合わせによって生まれます。世界に二つとない独特の風合いを楽しめるのが、ヌメ革最大の特徴といえるでしょう。
革のエイジングって汚い?
革のエイジングについて、世間の声を見てみると、その受け止め方は人によって大きく異なることがわかります。
革好きな人からすると、適切な手入れを施しながら大切に使い込むことで生まれる経年変化は、むしろ魅力的な要素です。革が持ち主に寄り添って変化していく過程を楽しみ、愛着を持って使い続けることができます。
一方で、経年変化を知らない方からすると「古くなった」「汚い」という印象を持たれることも。特に女性からは「キレイか汚いか」という基準で見られることが多く、レストランやデパートでの支払い時には場違いに感じられる可能性もあるようです。
ただし、ここで重要なのは「経年変化」と「経年劣化」の違いです。丁寧な手入れを怠り、ボロボロになってしまった状態は本来の経年変化とは異なります。手入れの行き届いた革製品は、使い込むほどに味わい深い風合いを見せるもの。それは単なる「古さ」や「汚さ」とは一線を画すものです。
結局のところ、革のエイジングは好き嫌いが分かれる要素であり、それを楽しむかどうかは個人の価値観によるところが大きいと言えそうです。大切なのは、自分が満足できる形で革製品と付き合っていくことかもしれません。
ヌメ革が飴色にならない時の確認事項
ヌメ革の魅力である飴色への変化がうまく進まない場合、以下の確認事項をチェックしてみましょう。
まず最も重要なのは使用頻度です。ヌメ革は日常的に使うことで手の脂や摩擦により徐々に変化していきます。毎日の使用を通じて、衣服やバッグの中の小物との接触も含め、革に刺激を与えることが大切です。カバンの中にしまいっぱなしでは、望ましい変化は期待できません。
次に注目したいのが日光との関係です。ヌメ革は紫外線によって内部の油分が表面に染み出し、色の変化が促進されます。ただし、直射日光は革を傷める原因となるため避けましょう。日が差し込む程度の風通しの良い場所での日光浴が理想的です。目安は1ヶ月程度で、その間定期的にブラッシングを行い、ホコリを取り除くことで色ムラを防ぐことができます。
また、適切なお手入れも重要です。革専用クリームで保湿を行うことで、革の乾燥を防ぎ、健康的な経年変化を促すことができます。特に新品の状態では、クリームで革を保護することで良好な変化を期待できます。
なお、エイジングを加速させたい場合は、「二―フィットオイル」の使用も検討してみましょう。ただし、塗りすぎは逆効果となる場合があるので、使用頻度は半年から1年に1回程度に抑えることをおすすめします。
エイジングの失敗例となる原因や手入れ方法
ヌメ革のエイジングで最も注意すべき失敗要因は「水濡れ」です。表面加工を施していないヌメ革は水に非常に弱く、特に新品の状態では水濡れによる「シミ」や「水ぶくれ」が発生しやすくなります。これらは一度できてしまうと修復が困難なため、雨の日の使用は避けましょう。
デイリーケアとして最も重要なのが、使用後の汚れ落としです。乾いた柔らかい布で優しく拭き取る習慣をつけることで、革へのダメージを防ぐことができます。汚れに気付いたらすぐに対処する、というクセをつけることが美しいエイジングへの近道となります。
また、湿気によるカビの発生も要注意です。カビは一度発生すると除去が困難なため、使用後は型崩れを防ぐために新聞紙などを詰め、湿気の少ない風通しの良い場所で保管しましょう。
日常的なお手入れでは、ほこりを落とすためのブラッシングも欠かせません。革専用の馬毛ブラシを使用し、優しくブラッシングすることで、ほこりの付着による乾燥やカビの発生を防ぐことができます。
さらに、直射日光による乾燥にも注意が必要です。エイジングには適度な日光が効果的ですが、強い直射日光は革を傷め、ひび割れの原因となります。特に夏場の強い日差しや屋外での長時間放置は避けるべきでしょう。
このように、美しいエイジングを楽しみ、革本来の魅力を引き出すためにも、適切なケアやメンテナンスを心がけましょう。
▼メンズ最高級ヌメ革財布も
ヌメ革と本革どっちが良い?おすすめブランドをご紹介
安いことでも評判のヌメ革財布ブランド
コスパの良い革財布をお探しの方におすすめなのが、mic(ミック)です。1978年に革小物専門メーカー(株)ラモーダヨシダのプライベートブランドとして誕生し、40年以上の実績を誇ります。
micの代名詞とも言えるのが「グレージングヌメ」シリーズ。無染色のタンニンなめし革に、職人がガラス玉で丁寧に磨き上げる「グレージング加工」を施すことで、艶やかで滑らかな触感を実現しています。
使い始めは白に近いベージュ色ですが、日光や手の油分により徐々に飴色へと変化していくのが特徴。使う人の個性によってそれぞれ異なる表情を見せる点も、多くのユーザーから支持される理由の一つです。
商品ラインナップも充実しており、長財布、二つ折り財布、三つ折り財布、コインケースなど、様々なアイテムを展開。イタリア産の上質なヌメ革を使用しながらも、リーズナブルな価格帯を実現しているのが魅力です。
micのグレージングヌメは、じっくりと育てることで唯一無二の風合いを楽しめる革製品。手頃な価格でありながら、本格的なヌメ革の魅力を堪能できるブランドとして、多くのレザーファンから愛されています。
▼mic公式サイト
▼micについてさらに詳しく
ヌメ革財布をお探しのメンズに
メンズの革製品を語る上で外せないブランドの一つが「GANZO(ガンゾ)」です。創業100年以上の歴史を持つ同ブランドは、”世界最高”の革製品を追求し続けています。
GANZOの特徴は、素材選びから革のなめし、裁断、漉き、縫製、磨きに至るまで、一切の妥協を許さないこだわりの製法にあります。日本の文化と技を知り尽くした職人たちの手により、一つ一つ丁寧に作り上げられています。
特にヌメ革製品においては、切り目仕上げ時の美しい縫製と優れた耐久性から、頻繁に使用される素材の一つとなっています。使い込んだ際の経年変化を考慮し、ステッチには黄色の糸を用いることもあるようで、細部へのこだわりも見られます。
商品ラインナップは、長財布、二つ折り財布、コンパクト財布、BOXコインケースなど、幅広く展開。特にヨーロッパ原皮のヌメ革にこだわり、厳選された素材のみを使用しています。
GANZOの製品は、使い込むほどにその真価を発揮し、他に替えの利かない逸品へと育っていきます。本物志向のメンズに、自信を持っておすすめできるブランドと言えるでしょう。
▼GANZO公式サイト
▼GANZOについてさらに詳しく
イルビゾンテもヌメ革好きにおすすめ
イタリアの革製品ブランド「イル ビゾンテ」は、創業者のワニー・ディ・フィリッポが深い愛着を持つヌメ革を、ブランドのアイデンティティとして大切にしています。
イル ビゾンテのヌメ革は、ベジタブルタンニン鞣しで仕上げられた特別な素材。新品の状態からキャメル、ブラウン、そしてダークブラウンへと、使い込むほどに深みのある色合いへ変化していきます。単なる色の変化だけでなく、光沢感も増していくため、持ち主の愛着とともに味わい深い表情を見せてくれます。
特筆すべきは、持ち主のライフスタイルによって異なる表情を見せる点です。たとえば、雨に濡れた跡やペンのしみも、単なる汚れではなく人生の思い出として刻まれていくという考え方が、イル ビゾンテらしい魅力となっています。
商品展開も豊富で、財布やバッグ、ポーチ、手帳、腕時計ベルト、ベルトなど、様々なアイテムを取り揃えています。どの製品も、これからどんな色に変化していくのか、どんな風に育てていこうか、というワクワク感を味わえるのが特徴です。
イル ビゾンテのヌメ革製品は、時間をかけて育てる楽しみを大切にする方に、特におすすめのブランドと言えるでしょう。
一番丈夫だと言われている革って何?
本革の中で最も丈夫だと言われているのが「エイ革(ガルーシャ)」です。これは、アカエイの皮から作られる特殊な革で、動物性とミネラル性の両方の成分を持つユニークな素材です。
エイ革の特徴的なのは、その驚異的な耐久性。人間の歯と同じリン酸カルシウムでできているため、他の革と比べても圧倒的に堅固な性質を持っています。”100年モノ”と呼ばれるほどの強度と耐久性を誇り、さらに磨けば磨くほど美しい艶が増していく特性も併せ持っています。
見た目の特徴としては、ガラスビーズを散りばめたような小さな鱗が美しく並んでいることから、”海の宝石”とも呼ばれています。また、地中海の潮風を感じるような冷んやりとした独特の触感も魅力の一つです。
興味深いのは、エイ革は古くから縁起物としても重宝されてきた点です。”ラッキーフィッシュ(幸福の魚)”と呼ばれ、財布や携帯品として使用すると金運がアップすると言われています。実際、昔の権力者たちは刀の柄にエイ革を好んで使用していたという歴史もあります。
このように、エイ革は耐久性、美しさ、縁起の良さを兼ね備えた、他に類を見ない特別な革素材と言えるでしょう。
エイ革のおすすめブランドご紹介
エイ革製品を手がけるブランドの中で、特に注目したいのが「アトリエ アクナス」です。2001年にスタートした同ブランドは、フランス人デザイナー、ステファン・メッスニルによって設立された高級革工房です。
アトリエ アクナスは、タイ・バンコクを拠点に、当初はスイスや北米の高級時計メーカー向けの時計バンドを製作していました。パイソンやクロコダイルなどのエキゾチックレザーの加工技術を磨き、2011年には自社ブランドとしてエイ革(ガルーシャ)を中心とした製品展開を開始しています。
同ブランドの特徴は、熟練の職人による緻密な手作業にあります。エイ革は天然素材のため、一枚一枚ビーズの大きさや形状が異なります。その個性を活かしながら、ミリ単位の精度で裁断や漉き加工を行い、接合部分は丁寧に磨き上げることで、シームレスな仕上がりを実現しています。
フランス流の洗練されたデザインと、エイ革加工における卓越した技術力により、アトリエ アクナスは世界的な高級ブランドやデザイナーからも信頼を集めています。エイ革製品を検討される方には、確かな品質と美しい仕上がりを約束するブランドとしておすすめできます。
▼アトリエ アクナス公式サイト
▼さらに詳しく
総括 ヌメ革と本革どっちが良いか気になっている方に
▼ヌメ革と本革、その特徴と選び方のポイント
■ヌメ革の特徴
・染色・塗装などの表面加工を施していない、タンニンなめしのみの革
・使用による経年変化を楽しめる
・繊維が細かく頑丈で、適切な手入れで何十年も使用可能
・水や汚れに弱い
■経年変化の特徴
・日光や手の脂により、徐々に飴色に変化
・使用により革が柔らかくなり、持ち主に馴染む
・手入れ次第で「経年変化」にも「経年劣化」にもなる
■お手入れのポイント
・使用後は乾いた柔らかい布での汚れ拭き
・革専用ブラシでの定期的なブラッシング
・直射日光と水濡れを避ける
・風通しの良い場所での保管
■おすすめブランド
・コスパ重視:mic(ミック)
・本格志向:GANZO(ガンゾ)
・イタリアンテイスト:イル ビゾンテ
・最高級の強度:エイ革のアトリエ アクナス
■選び方のアドバイス
・すぐに完成された美しさを求める方→一般的な本革
・育てる楽しみを求める方→ヌメ革
・手入れを楽しめる方→ヌメ革
・実用重視の方→一般的な本革
▼革財布好きにおすすめ
店名:IROHATO RM(イロハトアールエム)
氏名:宮城良太(ミヤギ リョウタ)
略歴:文化服装学院→デザイナー
現在:お財布やブログ記事を製作しています。