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50代になると、お子様の卒業式や結婚式への参列など、フォーマルな場面でのバッグ選びに迷うことが増えてきます。「年齢にふさわしい品格のあるバッグを持ちたいけれど、どのブランドを選べばよいのかわからない」「高額なハイブランドは手が出ないが、安すぎるものでは恥ずかしい」といったお悩みを抱える方も多いのではないでしょうか。
また、年に数回しか使わないフォーマル専用バッグに高額な予算をかけるべきか、それとも普段使いもできる汎用性の高いものを選ぶべきかという判断も難しいものです。さらに、プチプラからハイブランドまで選択肢が豊富すぎて、かえって迷ってしまうという声もよく聞かれます。
そこで今回は、50代女性のフォーマルバッグ選びに役立つブランド情報をご紹介します。老舗の格式あるブランドから手頃な価格のお値打ちブランドまで、様々な価格帯とニーズに対応したブランドをピックアップしました。卒業式や結婚式などの特別な日にふさわしく、かつ普段使いもできるバッグ選びの参考にしていただければと思います。
- 日本製の老舗ブランドの魅力
- 卒業式・結婚式に適したバッグ
- プチプラからハイブランドまで
- 普段使いも可能なデザイン
目次
50代のフォーマルバッグブランド！前編
50代でも恥ずかしくないブランドは？
濱野皮革工藝より
50代女性がフォーマルな場面でバッグを選ぶ際、「恥ずかしくない」と感じられるブランドにはいくつかの共通点があります。まず、一定の品質と格式が保たれていること、そして年齢にふさわしい上品さを備えていることが重要な条件となります。また、派手すぎず控えめでありながらも、きちんとした作りであることが求められます。
特に卒業式や結婚式といった特別な場面では、周囲との調和を保ちながらも、自分自身が自信を持てるブランドを選びたいものです。極端に高額すぎて場違いになったり、逆に安価すぎて品格に欠けたりしないバランスの良さも大切な要素といえるでしょう。
そうした条件を満たすブランドとして、濱野皮革工藝は多くの50代女性から支持を集めています。明治時代から続く140年以上の歴史を持つ老舗として、日本を代表するフォーマルバッグブランドの地位を確立しています。
同ブランドの大きな特徴は、皇室との深いつながりです。1930年代から皇室御用達として知られ、海外の国賓への贈り物としても選ばれてきた実績があります。この歴史と格式は、50代女性が安心して持てる確かな品質の証といえるでしょう。軽井沢の工場で熟練職人が手がける製品は、上質でありながら軽量という現代女性のニーズにも応えています。
卒業式のバッグに｜50代に人気のブランド
ミカーレトロワ｜濱野皮革工藝より
50代の母親が卒業式に持参するバッグとして、濱野皮革工藝の「ミカーレトロワ」は多くの支持を集めています。2025年6月時点で82,500円という価格設定で、グレージュ、ネイビー、ブラック×ブラック、ブラック×ゴールドの4色展開となっています。
同ブランドが長年培ってきたフォーマルバッグの技術を活かしながら、現代女性のライフスタイルに合わせて設計されたこのバッグは、卒業式という特別な日にふさわしい品格を演出します。スマートフォンや財布、ハンカチなど必要な小物をしっかりと収納できる実用的なサイズでありながら、約630gという軽量設計により長時間の式典でも負担になりません。
内装が3つの部屋に分かれている構造は、荷物の整理整頓に便利で、大切な式典での忘れ物を防ぐ効果も期待できます。また、レザーに撥水加工が施されているため、春先の不安定な天候にも対応可能です。底鋲付きで自立するよう設計されているため、式典会場での置き場所に困ることもありません。
このバッグの更なる魅力は、卒業式後も普段使いできる汎用性の高さです。シンプルでエレガントなデザインは、普段のお出かけや食事会などでも違和感なく使用でき、年に数回しか使わないフォーマル専用バッグとは異なる価値を提供します。50代女性にとって、特別な日の装いを引き立てながら実用性も兼ね備えた理想的な選択肢といえるでしょう。
結婚式のバッグに｜50代に人気のブランド
コキーユ ｜濱野皮革工藝より
結婚式に参列する50代女性にとって、バッグ選びは装い全体の印象を左右する重要な要素です。濱野皮革工藝の「コキーユ」は、そうした特別な場面で多くの女性から選ばれている人気アイテムです。
このバッグの魅力は、上質なカーフレザーが醸し出す品格の高さにあります。洗練されたフォルムは女性らしさを引き立て、18金メッキの金具が上品な輝きを添えています。コンパクトな見た目に反して収納力は十分で、結婚式で必要な小物をしっかりと収めることができます。
披露宴では長時間バッグを手にする機会が多いものですが、約600gという軽さなら負担を感じることもありません。内側の仕切りも使いやすく設計されており、スマートフォンや財布、化粧直し用の小物など、必要な時にすぐ取り出せる便利さも備えています。
ブラック×ゴールド、ブラック×シルバー、アイボリー×ゴールド、アイボリー×シルバーの4色から選べるため、ドレスの色合いに合わせたコーディネートも楽しめます。2025年6月時点で107,800円という価格ながら、結婚式以外のフォーマルな場面でも長く愛用できる価値ある一品といえるでしょう。
ハイブランド｜50代の卒業式のバッグ選びに
卒業式のバッグ選びでハイブランドを検討する50代女性は少なくありません。確かな品質と格式を求める気持ちは自然なもので、特別な日にふさわしい装いを整えたいという想いの表れといえるでしょう。
定番として根強い人気を誇るのは、エルメス、シャネル、ルイ・ヴィトンです。エルメスのケリーバッグやバーキン、ルイ・ヴィトンのエピラインなどは、上品で格調高い印象を演出してくれます。また、グッチ、プラダ、セリーヌも50代女性に支持されており、モダンでありながら品格を保った選択肢として人気があります。
ハイブランドを選ぶメリットは、何といってもその品格と格式にあります。質の良い素材と洗練されたデザインがフォーマルな装いを引き立て、特別な日にふさわしい自信と満足感をもたらしてくれます。子供の門出を祝う親としての誇らしい気持ちも高まるでしょう。
一方で注意すべき点もあります。高額な出費による経済的負担はもちろん、ロゴが目立ちすぎるデザインだと「見せびらかし」の印象を与えてしまう可能性があります。卒業式では他の保護者との調和も大切なため、場の雰囲気に配慮した選択を心がけることが重要との意見も多くあります。色合いは黒やネイビー、ベージュなど落ち着いたものを選び、シンプルなハンドバッグタイプが好まれる傾向にあります。
セリーヌ｜50代の一生もののバッグ選びに
セリーヌより
50代女性が一生もののハイブランドバッグを選ぶ際、セリーヌは特に注目すべき選択肢として高い支持を得ています。その理由は、控えめでありながら確かな高級感を持つ独特な立ち位置にあります。
セリーヌの魅力は、ロゴが目立ちすぎない洗練されたデザインにあります。50代女性にふさわしい成熟した魅力を表現でき、「ブランドを誇示している」という印象を与えにくい上品さが特徴です。また、フォーマルバッグ専門のブランドではないため、この絶妙なバランスが普段使いからフォーマルシーンまで幅広く対応できる汎用性を生み出しています。
一生もののハイブランドバッグとしての大きなメリットは、その圧倒的な使い勝手の良さです。卒業式などのフォーマルシーンから普段のお出かけ、ビジネスシーンまで活躍できるため、年に数回しか使わないフォーマル専用バッグと比べて使用頻度が格段に高くなります。高額でも日常的に使えることで心理的負担が軽減され、一つのバッグで複数の用途を満たせる経済合理性も魅力です。
人気モデルとしては、独特のフォルムが印象的なラゲージバッグや、ミニマルで構造的な16（セーズ）、適度なブランド感を表現するトリオンフなどがあります。選ぶ際は、ブラックやダークネイビー、グレージュなど、フォーマルにも普段使いにも対応できる色合いを選ぶことが重要です。セリーヌは「普段使いからフォーマルにも使える上質なハイブランドバッグ」として、50代女性の理想的な選択肢といえるでしょう。
▼日本の老舗のフォーマルバッグ【濱野皮革工藝】
50代のフォーマルバッグブランド！後編
普段使いもできるハイブランドのフォーマルバッグ
セリーヌより
フォーマルな場面でも普段使いでも活躍するハイブランドバッグを求める50代女性にとって、セリーヌの「スモール 16（セーズ） バッグ / サテンドカーフスキン」は理想的な選択肢といえます。
このバッグの名前は、パリにあるセリーヌ本社兼アトリエの住所「16 RUE VIVIENNE（ヴィヴィエンヌ通り 16番地）」に由来しており、メゾンのスタイルと卓越したクラフツマンシップを象徴する特別な存在です。最高品質のサテンドカーフスキンが醸し出す美しい光沢と透明感は、50代女性の成熟した魅力を上品に演出してくれます。
卒業式や入学式などのフォーマルシーンでは、品格ある印象を与える上質なデザインが際立ちます。ブラックやネイビーブルーなど落ち着いたカラー展開により、礼装スタイルにも自然に馴染み、主張しすぎない絶妙なバランスを保ちます。セリーヌらしい控えめでありながら確かな高級感が、フォーマルな場での立ち振る舞いをサポートしてくれるでしょう。
大きな魅力は、フォーマル専用バッグではない汎用性の高さです。普段のお出かけやお食事会でも違和感なく使用でき、年に数回の使用に留まらず日常的に活用できます。流行に左右されないタイムレスなデザインで、長期間愛用できるのも魅力です。
605,000円（2025年6月時点）という価格の高さが唯一のネックとなりますが、それ以外の点では特に欠点が見当たらない一生もののハイブランドバッグといえるでしょう。
卒業式の母親の服装は？50代のバッグ選びと合わせて
濱野皮革工藝より
卒業式に臨む50代の母親にとって、服装選びは子供の大切な門出を祝う気持ちを表現する重要な要素です。適切な装いを選ぶことで、この特別な日にふさわしい品格と華やかさを演出できます。
基本的なスタイルとしては、フォーマルスーツが最も定番の選択肢となります。ジャケットとスカート、またはパンツの組み合わせは、きちんと感がありながらも上品で落ち着いた印象を与えます。また、セレモニー用のワンピースにジャケットを羽織るスタイルも人気で、女性らしさと品格を両立できる魅力的な選択肢です。
カラー選択では、ネイビー、グレー、ベージュが主流となっています。これらの色合いは上品で落ち着いた印象を与え、どの年代にも似合うフォーマルシーンの定番色です。ブラックもシックで格式高い印象を与えますが、お祝いの場であることを考慮して、明るい色のコサージュやパールのアクセサリーで華やかさをプラスすることが多く見られます。春の卒業式なら、淡いピンクやライトブルーなどのパステルカラーも素敵な選択肢となります。
バッグ選びにおいても、服装との調和が重要です。スーツの色合いに合わせてブラックやネイビーなど落ち着いた色のバッグを選び、全体のバランスを整えることが大切です。50代という年齢にふさわしい上品さと、お祝いの場にふさわしい華やかさのバランスを心がけることで、素敵な卒業式スタイルが完成します。
プチプラについて｜50代の卒業式のバッグ
50代の母親が卒業式用のバッグをプチプラで探したい場合、5,000円から8,000円程度がプチプラの目安となります。さらに8,000円から20,000円未満の価格帯は、お手頃価格として選択肢に入ります。
プチプラやお手頃価格でバッグを探す方法はいくつかあります。ユニクロやGUなどの総合ファッションブランドで、黒やネイビーなど卒業式にも使える色のバッグを探す方法があります。また、楽天やAmazonなどのオンラインショップで「フォーマルバッグ」「パーティーバッグ」と検索すると、専門的なブランドのフォーマルバッグでも手頃な価格帯で見つけることができる場合があります。
専門ブランドにするかプチプラで済ませるかは、使用頻度と今後の予定によって判断が分かれます。これから入学式や参観日などフォーマルな場面が多く控えているなら、専門ブランドの方が長期的に見てお得になる可能性があります。一方で、末っ子の卒業式で今後あまり使う機会がないなら、プチプラという選択肢も合理的です。
また、スーツやアクセサリーなど他のアイテムとの予算バランスも重要です。全体的に上質なものを揃えるなら、バッグだけプチプラだと浮いてしまう可能性があります。
プチプラにも専門ブランドにもそれぞれメリットとデメリットがあるため、個々の状況に応じて選択するのが良いでしょう。
お手頃な50代のバッグブランド【ヘイニ】
ヘイニより
50代女性のお手頃なバッグブランドとして注目を集めているのが、2015年にスタートした日本発のブランド「ヘイニ」です。手頃な価格でありながらハイブランドのような洗練されたデザインを提供しているブランドとして人気を集めています。
手頃な価格で優美なデザインを実現している点が最大の魅力ですが、それだけでなく幅広いシーンで活躍する汎用性の高さも注目すべき点です。仕事からプライベート、母としての役割まで、様々な場面に対応できるバッグを展開しており、大人にふさわしい上品なアイテムを現実的な予算内で手に入れたいという現代女性のニーズに応えています。
トレンドを適度に取り入れながらも、シンプルでベーシックに使えるアイテムを中心に展開しており、上質な素材と洗練されたデザイン、使いやすさを兼ね備えています。オンライン専門で展開することで、コストを抑えた価格設定を実現しているのも特徴です。
フォーマルシーンにも対応しており、同ブランドの公式サイトでは「セレモニーバッグ特集」というページも設けられています。卒園、卒業、入園、入学、結婚式、二次会、パーティなど、セレモニーやフォーマル全般で使えて、普段使いもできるバッグが豊富に掲載されています。手頃な価格でありながら特別な日にも対応できる、50代女性にとって魅力的なブランドといえるでしょう。
大人女性の心をくすぐるバッグをお届け「HAYNI（ヘイニ）」 
結婚式のバッグ｜50代のブランド選びに
Marollet マロエ【第3世代・改良版】｜ヘイニより
結婚式に参列する50代女性にとって、上品でありながらお手頃価格のバッグを見つけるのは意外に難しいものです。そんな中で注目されているのが、ヘイニの「Marollet マロエ【第3世代・改良版】」です。2025年6月時点で18,200円という手の届きやすい価格が最大の魅力で、結婚式にふさわしい品格も備えています。
価格の手頃さに加えて、デザインや品質面でも優れているのが特徴で、上質なマット感のある型押しの本革を使用し、内装にはベルベット調の起毛素材を採用するなど、細部までこだわった作りが印象的です。ブラック、グレージュ、トープ、キャメル、アイボリーの5色展開で、結婚式の装いに合わせて選択できます。
実用性も十分に考慮されており、取り外し可能なショルダーベルトにより2wayで使用できます。披露宴中はハンドバッグとして上品に、移動時はショルダーバッグとして楽に持てる便利さがあります。バッグ内部は仕切りのない広々とした空間で、長財布やスマートフォン、化粧直し用品などをすっきりと収納できます。
改良を重ねた第3世代モデルということもあり、使い勝手が向上しているのもポイントです。結婚式だけでなく普段使いにも対応できるシンプルなデザインは、コストパフォーマンスを重視する50代女性にとって理想的な選択肢といえるでしょう。
大人女性の心をくすぐるバッグをお届け「HAYNI（ヘイニ）」
まとめ 50代のフォーマルバッグブランド！
50代女性のフォーマルバッグブランド選びについて、これまでご紹介した内容をまとめてみましょう。
・50代でも恥ずかしくないブランドは、一定の品質と格式が保たれ、年齢にふさわしい上品さを備えていることが重要で、濱野皮革工藝は140年以上の歴史と皇室御用達の実績を持つ老舗ブランドとして安心して選べる
・卒業式のバッグには濱野皮革工藝の「ミカーレトロワ」がおすすめで、軽量設計と撥水加工により実用性も高く、卒業式後も普段使いできる汎用性が魅力
・結婚式のバッグには濱野皮革工藝の「コキーユ」がおすすめで、上質なカーフレザーと18金メッキの金具による洗練されたデザインが特別な日の装いを格上げしてくれる
・ハイブランドは品格と格式を演出できるメリットがある一方、高額な価格や周囲への配慮が必要というデメリットもあるため、場の雰囲気に配慮した選択が重要
・セリーヌは控えめな高級感と汎用性の高さで50代女性に支持されており、普段使いからフォーマルシーンまで幅広く対応できる一生もののハイブランドバッグとして理想的
・普段使いもできるハイブランドとしてセリーヌの「16（セーズ）」は優秀だが、価格の高さが唯一のネックとなる
・卒業式の母親の服装はフォーマルスーツやワンピース＋ジャケットが定番で、ネイビー、グレー、ベージュなどの落ち着いた色合いが主流、バッグも服装との調和を重視する
・プチプラは5,000円から8,000円、お手頃価格は8,000円から20,000円未満が目安で、使用頻度や予算バランスを考慮して専門ブランドかプチプラかを選択する
・ヘイニは手頃な価格で優美なデザインを実現するお手頃ブランドとして注目されており、セレモニーバッグ特集も展開してフォーマルシーンにも対応
・結婚式のバッグとしてヘイニの「Marollet マロエ【第3世代・改良版】」は手の届きやすい価格でありながら上質な本革を使用し、2way仕様で実用性も高くコストパフォーマンスを重視する50代女性に適している
予算や使用頻度、価値観に応じて最適なブランドを選び、50代という年齢にふさわしい品格のあるフォーマルバッグを見つけてください。
▼日本の老舗のフォーマルバッグ【濱野皮革工藝】
宮城 良太（ミヤギ リョウタ）
略歴：文化服装学院→デザイナー
使いやすさを大切にしたモノづくりとファッション分野の情報発信に取り組んでいます。
