財布を買い替えるとき、ふと気になる疑問があります。「身の丈に合った財布って、年収のどれくらいが目安なんだろう?」
風水では「財布の値段×200倍が年収になる」という法則が語られ、高い財布を買えば金運が上がるという話も耳にします。一方で、「そんなの嘘だ」「財布と年収は関係ない」「安物で十分」という声も少なくありません。
インターネットで検索すれば、様々な意見が飛び交い、結局どれが正しいのか分からなくなってしまう。そんな経験はないでしょうか。
そこで、風水の考え方、SNSでの実際の声、専門家のアドバイス、データに基づく実態など、様々な角度から調べてみることにしたのです。
このブログでは、「高い方がいい」「安物でいい」「嘘」「関係ない」といった様々な意見を整理し、身の丈に合った財布と年収の関係性について、できるだけ客観的に解説していきます。
- 風水の法則の実態
- 実際の財布選びデータ
- 高額財布の落とし穴
- 本質的な金銭感覚
目次
身の丈に合った財布と年収の関係性は?|前編
風水では財布は高い方がいいのか?
財布を買い替えるとき、「風水的には金額が高い方がいいのかな?」と迷ったことはありませんか。
風水の世界では確かに「財布は良質なもの、ある程度高価なものを選ぶべき」という考え方が広く語られています。諸説ありますが、一般的に言われていることを整理してみましょう。
財布はお金の「家」という考え方
風水において、財布はお金が住む「家」のようなもの。粗末な財布ではお金が居心地悪く感じて出ていってしまい、逆に上質で大切にされている財布にはお金が喜んで集まってくると考えられています。
では、なぜ高い財布が推奨されるのでしょうか。
まず、高価な財布は本革など高級な素材を使い、丁寧に作られているため耐久性が高く長持ちします。また、高価な財布を持つことで、お金を大切に扱う意識が自然と高まり、財布を開くたびに気が引き締まるという心理的な効果もあるでしょう。
こうした点は、風水に興味がある人もない人も、なんとなく納得できるのではないでしょうか。
高ければ高いほど良いわけではない
ただし、注意点もあります。
たとえば、中古品のブランド財布は避けた方が良いという話も。前の持ち主の運気や念が残っており、特に金銭的に困って手放した財布には良くないエネルギーが宿っている可能性があると言われています。
また、超高額である必要もありません。風水で本当に重視されるのは「ただ単に高価であること」よりも「質が良く、持ち主が気に入って大切に扱えること」です。
無理をしてまで高額な財布を買う必要はなく、自分の収入に見合った範囲、あるいは少しだけ背伸びした程度の範囲内で、できるだけ良質なものを選ぶ。そうすると自然と価格帯もある程度高くなるため、結果的に「ある程度高い方が良い」という考え方になるわけです。
つまり風水では、単に価格が高ければそれで良いというわけではなく、質の高い素材と丁寧な作り、そして自分の年収に見合った(または少し上を目指す)価格帯の新品の財布を選ぶことが推奨されているのです。
気にする声は多い?財布にいくらかけるかと風水の関係性
風水では財布の価格が重視されることを見てきましたが、実際のところ、どれくらいの人がこうした考え方を気にしているのでしょうか。
そこで、幅広く意見を集めるために、SNS(X)で調査を行ってみました。すると、財布と風水に関する意見は大きく3つのタイプに分かれることがわかったのです。
「財布の値段×200倍=年収」説を実践している人
まず、「財布の値段に200倍をかけた金額が年収になる」という風水の教えを信じて、実際に高額な財布を購入している方々です。
目標年収の200分の1の価格の財布を選んだという声や、10万円の長財布を購入して数年後の年収2000万円を目指すといった前向きな意見が見られました。中には、購入日や使い始める日も風水で良いとされる日を選ぶなど、徹底している方も。
また、すでに6万円の財布を使っていて「年収900万〜1200万円のはずだ」と冗談交じりに計算している声もありました。
風水は気にしつつも実用性を重視する人
一方で、風水は参考程度にしながらも、実用性を優先する現実的な意見も多く見られました。
キャッシュレス化が進んだことで、4年前に12万円で購入したブランド財布をほとんど使わなくなり売却を決めたという声や、長財布から二つ折りに変えたという声も。値段は下がったものの、使いやすさを重視した財布を選んだという方もいます。
「風水的にはもっと良いものを買うべきだが、気に入っているデザインで革も丈夫なのでそのまま使い続けている」という、バランス感覚のある意見もありました。
風水に懐疑的・実践していない人
そして、風水の教えに対して懐疑的な意見も一定数ありました。
「年齢×1000円」「3年で買い替え」「色の指定」「長財布以外ダメ」など、風水とされる俗説が多すぎて混乱するという声や、父から受け継いだ50年近く使っている財布で問題ないという方も。
また、「財布を買えば金運が上がる」と勧められたものの、あえて980円の財布を買ってみたという皮肉めいた意見や、ある投資家コミュニティを見ていると財布の値段と年収は全然関係ないと感じるという冷静な観察もありました。
意外と冷静な人が多い
これらの意見を総合すると、財布の値段と風水の関係性を気にする声は「多い」とも言えますし、「それほど多くない」とも言えます。
興味深いのは、完全に風水を信じ込んでいる人よりも、「参考程度に考える」「実用性とのバランスを取る」といった柔軟な姿勢の人が目立った点です。また、キャッシュレス時代の到来により、財布そのものの使い方や選び方が変化していることも見て取れました。
結局のところ、財布にいくらかけるかは個人の価値観次第。大切なのは、自分が納得して選び、大切に使うことなのかもしれませんね。
ゲッターズ飯田さん|財布と年収の関係性
SNSでの調査結果を見てきましたが、では、占いの専門家はどう考えているのでしょうか。
人気占い師として知られるゲッターズ飯田さんは、財布と年収の関係性について具体的なアドバイスを発信しています。
「年収200倍の法則」の起源
まず、先ほども触れた「財布の値段×200倍=年収」という法則。これはどこから来たのでしょうか。
この説が広まったきっかけは、稼ぐ人は長財布を使っているという趣旨の書籍が発行されてからです。ハイクラスの人々が実際に使っている財布を観察したところ、「薄い」「キレイ」「長財布」そして「収入のおよそ200分の1」という傾向が見られたとのこと。(参照:開運グッズ販売店ラッキーショップ)
東洋経済オンラインの記事によれば、この「年収200倍の法則」は特定の誰かが提唱したというわけではないものの、高級財布を購入することで、法則に当てはまる年収に近づいていく人も多く見られるとされています。
ゲッターズ飯田さんが推奨する財布選び
では、ゲッターズ飯田さん自身はどのようなアドバイスをしているのでしょうか。
財布の価格については、やはり目標年収の200分の1程度を推奨しています。たとえば、目標年収が1000万円なら、財布は5万円程度。決して無理な高額投資ではなく、比較的手の届く現実的な範囲です。
色に関しては、緑や黒の財布をおすすめしています。
黒の財布は「芸術的才能」「集中力」「知的好奇心アップ」といったイメージをもたらすため、職人気質な方の仕事の能力を高めてくれる色。一方、緑の財布は「礼儀正しくまじめ」「面倒見がいい」「目的意識が高い」といったイメージから、人との関係性や人に好かれることが大切な仕事の方におすすめの色とされています。
どちらも定番の色で、ビジネスシーンでも使いやすい選択肢ですね。
形状については興味深い変化があります。以前は長財布が推奨されていたようですが、2025年12月にゲッターズ飯田公式占いサイトに掲載された記事「『金運を上げる方法』その秘訣は3つだけ!ゲッターズ飯田流の金運アップの方法」には、財布の形状についての具体的な言及がありませんでした。
キャッシュレス化の進展により、以前ほど財布の形状を重視しなくなった可能性があります。同記事内には「小さなサブの財布などと分けている場合は?」という質問に対し、「お金持ちは財布を分けているので、分けるのは全然構いません。それで運気が変わるといったことは基本的に関係ないです」という答えも。
意外と堅実なメッセージ
これらを整理すると、価格は目標年収の200分の1程度(年収1000万円なら5万円程度)、色は黒や緑などの定番色、形状は特に限定しないというアドバイスになります。
決して奇抜なことや無理な出費を勧めているわけではないことがわかるのではないでしょうか。年収1000万円に対して5万円程度の財布は、特別に高額というわけでもなく、十分に手が届く範囲です。
ゲッターズ飯田さんのアドバイスは、堅実で現実的な金銭感覚を持つことを推奨しているように感じられます。「金運を上げたいなら、まずは身の丈に合った、あるいは少し背伸びした程度の良質な財布を大切に使う」という、極めて常識的なメッセージと言えるのではないでしょうか。
女性の場合|財布にいくらかける?
実際に、女性たちは財布にいくらかけているのでしょうか。
株式会社ライフアカデミアが20代〜60代の女性539名を対象に行った調査から、興味深い傾向が見えてきました。(参照:PR TIMES掲載情報)
半数以上が3万円以下という現実
財布にかける予算は、全年代で10,000〜30,000円と答えた方の割合が最も多く、半数以上の方が30,000円以下の財布を使っているという結果に。
意外だったのは、年代による違いがあまり見られなかったこと。20代後半〜40代の方が比較的高い財布を使う傾向がやや見られましたが、年代間で大きな差はありませんでした。つまり、財布にかける予算は必ずしも年齢に比例して上がっていくわけではないようです。
ハイブランド派は全世代で約3割
一方、ハイブランド(ルイヴィトン、グッチ、ボッテガ、シャネル、プラダ、クロエ等)の財布を使っている女性は、全年代でおよそ25%〜35%という結果でした。
注目すべきは、年代が上がってもハイブランドを持つ割合が特に増えるわけではないという点。全世代でほぼ均等に、ハイブランド財布を支持する層が存在しているのです。
風水の法則と比較してみると
ハイブランドの財布は、ブランドや形状、素材によって異なりますが、一般的に5万円〜20万円の価格帯で、10万円前後が目安とされています。
ここで、先ほどの「年収200倍の法則」に当てはめてみましょう。年収400万円なら財布は2万円程度、年収600万円なら3万円程度、年収800万円なら4万円程度が目安となります。
調査結果では半数以上が3万円以下の財布を使っているため、この層は概ね「年収200倍の法則」に沿った、あるいはそれ以下の金額の財布を選んでいると言えます。
一方で、全世代の25%〜35%がハイブランド財布を使っているということは、少なくない数の女性が「年収200倍の法則」を上回る金額の財布を選んでいる可能性があります。10万円の財布を持つ場合、法則に当てはめると年収2000万円に相当するためです。
価値観の違いが価格帯に反映される
このデータから見えてくるのは、女性の財布選びには大きく2つの層があるということ。
半数以上を占める実用的・堅実派は、3万円以下の財布を選び、風水の「年収200倍の法則」にも概ね沿った金額設定をしています。
一方、約3割を占めるハイブランド志向派は、年収との比率よりも、デザインやブランドの価値を重視し、「年収200倍の法則」を超える金額の財布を選んでいます。
どちらが正しいということではなく、財布に何を求めるか(実用性か、ステータスか、デザインか)という価値観の違いが、選ぶ財布の価格帯に反映されているのでしょう。
財布は安物でいいという意見も
前のセクションでは、女性の財布選びのデータに基づく解説をしましたが、ここで別の視点も見ておきましょう。
最近では、「財布は安物でいい」という意見が話題になることも増えています。なぜ安価な財布で十分だという考え方が広まっているのでしょうか。
キャッシュレス化が変えた財布の位置づけ
最も大きな理由は、スマホのキャッシュレス決済の普及です。ほとんどの支払いがスマホ1台あれば完了する時代になり、現金は「念のため」という補助的な存在になりつつあります。
ミニマリスト志向の方にとっては、もはや大きな財布を持ち歩く必要がなくなっています。財布を購入する場合も、「念のため」という位置づけで、お金に余裕がある場合を除き、そこまでお金をかける必要がないと感じる人も増えているのです。
また、一昔前と比べると、ブランド志向そのものが薄れているとも言われています。安価な財布であっても、日常生活でのニーズを満たすための十分な機能を備えているなら、それで十分ではないかという意見も。製造技術の向上により、一定の品質を持った安い財布も増えています。
安い財布の実用的なメリット
安価な財布には、いくつかのメリットがあります。
まず、気軽に買い替えられること。風水的には財布は3年に一度の頻度で交換するのが理想的とされており、手頃な価格の財布なら自分の好きなタイミングで気軽に買い替えられます。
また、万が一の盗難や紛失時の経済的・精神的ダメージが小さいというのも見逃せません。高額な財布を購入する必要がなく、その分のお金を貯蓄や投資、自己投資など、より価値のあることに回せるという考え方もあります。
注意すべきデメリットも
一方で、デメリットもあります。
安価な財布の素材で多いのが合成皮革(合皮)で、本革に比べると劣化しやすいという点は否めません。
より注意が必要なのは、偽物・模造品のリスクです。異常に安い価格でブランド品として販売されているものには要注意。フリマアプリでの格安のブランド財布、「本物」と謳いながら相場より大幅に安い商品、海外の怪しいサイトで販売されているものなどは、すぐに壊れたり、素材が粗悪だったり、周囲に気づかれて信用を失ったりするリスクがあります。
また、質の良い財布に比べて、モノを長く大切に使おうという気持ちになりにくい可能性もあります。
「安物」と「安くて良いもの」の見極めが大切
キャッシュレス化が進む現代では、必ずしも高額な財布である必要はないと言えるでしょう。現金をほとんど使わない方や、定期的に買い替えることを前提にしている方であれば、手頃な価格の財布で十分です。
ただし、「安物」と「安くて良いもの」は区別して考えるべきです。シンプルだが必要な機能は備えている、信頼できるショップの製品、耐久性もある程度考慮されている。そうした「安くて良いもの」を選ぶことが大切です。
安さだけに飛びつかず、信頼できる販売元から購入することを心がけましょう。
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身の丈に合った財布と年収の関係性は?|後編
高い財布で後悔したという話を分析
「安物買いの銭失い」という言葉がある一方で、実は、高い財布を買って後悔しているという話も見受けられるのです。Yahoo!知恵袋での声から、実際にどのような後悔があるのか見てみましょう。
高額財布購入で後悔した3つのケース
まず、ハイブランドの財布をオンラインで購入した方の事例。人生の節目として財布を新調することは決めており、サイズなども確認して数週間悩んだ末に購入しました。
しかし実際に届いてみると、想像していたよりも大きく感じられ、ネットでもっと小さい財布を見るたびに後悔の念が押し寄せてくるとのこと。好きなブランドでデザインも気に入っているのに、サイズが期待と違っただけで使う気持ちが萎えてしまったそうです。
次に、給料が高いわけでもないのに奮発して10万円の財布を購入した方の事例。購入時は満足していたものの、家に帰ってじっくり見ているうちに、期待していたほど魅力的に見えなくなってしまいました。返品不可の商品だったため買取店で売ることを検討しており、「自分はバカだった」と強く後悔しているとのことです。
そして、ボーナスが入った勢いで憧れのヴィトンの長財布を購入した20代後半の女性の事例。いざ持ってみると「自分にはまだ早い」「不釣合いで痛いと思われるのでは」と感じ、ほとんど持ち歩けていないそうです。使わない時は購入時の布で拭いて箱にしまっており、結局は安価な小銭入れの方を日常的に使っているとのことでした。
後悔の本質は「選び方」にある
これらの事例から浮かび上がるのは、「高い=良い」という思い込みの落とし穴です。
オンラインで実物を確認せずに購入したり、「春財布」「ボーナス」という勢いで購入したりすることで、冷静な判断ができていないケースが見られます。「憧れのブランド」という理由だけで選んでしまい、本当に自分に合うかを十分に吟味できていません。
また、「不釣合い」「痛い」と思われるのではないかという不安や、周囲の評価が気になって使えないという声も。結局のところ「自分軸」で選んでいないため、購入後に不安が募ってしまうのです。
さらに、10万円払っても実際に手にすると期待外れに感じたり、後からコストパフォーマンスの良い選択肢を発見して後悔したりするケースもあります。高額だから必ず満足できるという方程式は成立しないということです。
高い財布で後悔しないために
これらの分析から見えてくるのは、「高い財布」が問題なのではなく、「選び方」が問題だということ。
見栄や憧れだけを理由に選んだり、他人の評価を基準にしたり、実物を確認せず勢いで買ったり、自分の生活スタイルを無視したりする選び方は避けるべきです。
高い財布を購入する際は、自分が本当に使いやすいか(デザインだけでなく、サイズ感や機能性も確認)、自分が心から気に入っているか(他人の評価ではなく、自分の感覚を信じる)、自分の収入や生活に見合っているか(無理のない範囲で選ぶ)、長く大切に使えるか(流行ではなく、長期的に愛用できるものを)といった点を重視しましょう。
「安物買いの銭失い」という言葉がある一方で、「高物買いの銭失い」も確かに存在します。大切なのは価格ではなく、自分との相性と納得感です。衝動買いや見栄ではなく、自分軸でじっくり選んだ財布は、価格に関わらず長く愛用できるはずです。
お金が貯まらない財布の色とは?
「買ってはいけない財布の色」という話を耳にしたことはないでしょうか。風水の世界では、財布の色についても様々なことが語られており、例えば、青色はお金が流れるからNGといった話があります。しかし、実際のところはどうなのでしょうか。
解釈が異なる現実
実は、風水師によっても説明が異なるところがあり、「買ってはいけない」と言われている色が、解釈によっては「ラッキーカラー」と言われたりすることもあるのです。
最も分かりやすい例が赤色。日本では「赤は赤字の色」とされ、よく出費してしまいお金が貯まらないと考えられています。財布の色としてNGとされることが多い色です。
一方で、赤色は中国の風水において金色と並ぶほどに金運がアップする色、生命力の象徴の色として認知されています。このように、同じ赤色でも国や風水師によって真逆の評価がされているのが現実です。
赤色以外でも、様々な色について異なる解釈が存在します。青色は「お金が水のように流れていく」と避けられることもあれば、「冷静な判断力を高める」と推奨されることも。黄色は「お金が入ってくるが出ていく」と言われる一方で、「金運を呼び込む明るい色」とされることもあります。
結局のところ、統一された見解は存在しないのです。
色よりも大切なこと
色が人に与える影響については、色彩心理学という分野があり、色が気分や心理状態に影響を与えることは科学的にも認められています。
しかし、色が気分に影響を与えることと、色によってお金が貯まるか貯まらないかは別問題です。「この色の財布だとお金が貯まらない」という断定は、極端すぎる論理展開と言えるでしょう。
実際にお金が貯まるかどうかは、お金の管理習慣がしっかりしているか、収入と支出のバランスが取れているか、計画的な貯蓄ができているか、財布を整理整頓して大切に使っているか、といった要素の方がはるかに重要です。これらの実質的な行動が、財布の色よりも圧倒的に大きな影響を与えます。
自分が気に入る色を選ぼう
「お金が貯まらないと断言できる財布の色なんてない」というのが、現実的で誠実な見解でしょう。
財布の色選びで本当に重視すべきなのは、風水の色の意味よりも、自分が気に入っているか、使いやすいか、大切に扱いたいと思えるかという点です。
自分が好きな色、気分が上がる色の財布を選ぶことで、財布を大切に扱う気持ちが生まれます。そして、財布を大切にし、お金の管理をきちんとすることこそが本質です。
本当のお金持ちの財布に共通点はある?
財布の色について見てきましたが、では、本当のお金持ちと言われている人の財布には何か共通点があるのでしょうか。
もし明確な共通点があれば、それを参考にすればいいということになるからです。
一般論は誰にでも当てはまる
一般的には、本当のお金持ちの財布は「シンプルで機能的、かつ丁寧に使われていること」が特徴と言われています。
しかし、これは「お金持ちであってもなくても当てはまる」という人が多いのではないでしょうか。
大谷翔平選手の意外な財布事情
具体例として、世界的に活躍する野球選手、大谷翔平選手のケースを見てみましょう。
週刊文春オンラインが2025年12月に掲載した記事によると、大谷選手は副収入だけで1億ドル(約155億円)以上を稼いでいるとされています。
そんな世界トップクラスの年収を誇る大谷選手ですが、財布に関しては意外な事実があります。
同記事によると、大谷選手は、イタリアの高級ブランド「ボッテガ・ヴェネタ」の黒い財布を長らく愛用してきたそうです。この財布は日本ハムファイターズ在籍時の若手時代に先輩の稲葉篤紀さんからプレゼントされたもので、少なくとも8年以上同じ財布を使い続けているとのこと。
ボッテガ・ヴェネタの財布は高級ブランドではありますが、一般的に10万円前後から購入できる価格帯です。年収100億円を超える選手が、8年間も同じ財布を大切に使い続けているという事実は、非常に示唆に富んでいます。
年収に関わらず大切にすべきこと
大谷翔平選手の例が示すところから見えてくるのは、お金持ち特有の共通点というより、お金持ちであってもそうでなくても大切にすべきポイントといえるでしょう。
まず、物を大切にする習慣。高額な収入があっても、プレゼントされた財布を8年以上使い続ける。これは物を大切にする習慣が身についているからこそできることです。財布を頻繁に買い替えるのではなく、気に入ったものを長く丁寧に使う。この姿勢は、年収に関わらず誰もが見習うべき点でしょう。
次に、見栄より実用性。年収155億円でも、見栄を張って数十万円の最高級財布に買い替えることなく、使い慣れた財布を使い続けています。ブランドや価格で選ぶのではなく、自分にとって使いやすく、思い入れのあるものを選ぶ。この実用性重視の姿勢が、健全な金銭感覚につながっているのかもしれません。
そして、本当に価値あるものへの投資。大谷選手は財布にお金をかけるのではなく、野球のトレーニングや自己管理に集中しています。お金を使うべきところと抑えるところのメリハリをつける。これこそが、真の意味での「お金との向き合い方」と言えるでしょう。
「何を持つか」ではなく「どう使うか」
本当のお金持ちの財布に特別な共通点があるわけではなく、むしろ誰にでも当てはまる普遍的な原則があると言えます。
それは、「何を持つか」ではなく「どう使うか」が大切ということ。気に入ったものを大切に長く使う、見栄ではなく実用性で選ぶ、お金を使うべきところにメリハリをつける。これらは、年収に関わらず誰もが実践できることです。
年収200倍の法則は嘘?財布とは関係ないという話も
ここまで「年収200倍の法則」を中心に、財布と年収の関係性を見てきました。
しかし、「法則」と言われていながらも、絶対にそうなるのかというと、実際には当てはまらない場合も多いのです。
法則が当てはまらない具体例
たとえば、X JAPANのToshlさんは、100円ショップで売っている透明なジップロックを財布にしていると発言しています。
仮に100円の財布だとすると、200倍の法則では年収2万円となりますが、もちろん実際の年収はそれよりはるかに高いはずです。
また、前のセクションで紹介した大谷翔平選手の例も、法則とは大きく異なります。
ボッテガ・ヴェネタの財布の価格は約10万円前後。200倍の法則で計算すると、10万円×200で年収2000万円となるはずです。しかし、実際の年収は約155億円(副収入のみ)。法則の予測を大きく上回っています。
法則からすれば、大谷選手は「身の丈に合わない安物の財布」を使っていることになりますが、実際には何の問題もありません。
科学的な法則ではない
そもそも「法則」という言葉は、科学の世界では「いつ、どこでも、一定の条件のもとで成立する関係」を指します。
しかし、年収200倍は単なる経験則や俗説であり、科学的な法則ではありません。実際には当てはまらない例が数多く存在するのです。
これらの事実を踏まえると、年収と財布は必ずしも関係ないという意見も十分に真っ当だと言えます。風水の法則として絶対視するのは無理があるでしょう。
風水の話を盲信しない
結局、年収200倍の法則に限らず、風水や金運の話は参考程度にとどめ、振り回されないようにするのが健全です。
風水や金運の話を完全否定する必要はありませんが、盲信して無理に高額な財布を買ったり、色で人生が決まると思い込んだりするのは本末転倒です。
本当に大切なこと
法則や俗説に振り回されるよりも、もっと大切なことがあります。
自分が気に入ったものを選ぶこと(他人の基準や法則ではなく、自分の感覚を信じる)、大切に使うこと(価格に関わらず、物を丁寧に扱う習慣を持つ)、お金の管理をしっかりすること(財布の色や価格よりも、収支管理や計画的な貯蓄が重要)。
こうした習慣を身につけておけば、俗説に振り回されることなく、自然と自分に合ったものを選べるようになるはずです。
「年収200倍の法則」は、一つの考え方として参考にするのは良いでしょう。しかし、それが絶対ではないということを理解し、最終的には自分の価値観と生活スタイルに合った財布を選ぶことが、最も賢明な選択と言えるのではないでしょうか。
金持ちと財布は関係ない?
年収200倍の法則は必ずしも当てはまらないという話に加え、そもそも「金持ちと財布は関係ない」というテーマが話題になることも多くあります。
しかし、ここまでの内容を振り返ると、より正確には「金持ちと財布の金額は関係ない」という方が適切ではないでしょうか。
「財布」と「財布の金額」は別物
×金持ちと財布は関係ない
○金持ちと財布の金額は関係ない
この区別が重要なポイントです。「財布」そのものと「財布の金額」は別物であり、お金持ちとの関係性も異なります。
財布そのものとの関係は「ある」
お金持ちと財布には、確かに関係性が存在します。
財布を丁寧に使う、中身を整理整頓するといった習慣は、お金の管理習慣と直結しています。自分に合ったものを選ぶ姿勢は、見栄ではなく実用性を重視する判断力の表れです。そして、財布を単なるステータスシンボルではなく、実用的な道具として捉える考え方は、健全な金銭感覚につながります。
財布の金額との関係は「ない」
一方で、財布の価格とお金持ちであることには、直接的な関係がありません。
高い財布を持っている=お金持ち、ではありません。安い財布を使っている=貧乏、でもありません。
大谷翔平選手の例が示すように、年収155億円の人が10万円の財布を8年間使い続けることもあれば、X JAPANのToshlさんのように100円ショップの財布を選ぶこともあるのです。
大切なのは「どう扱うか」
結局のところ、大切なのは「自分に合ったものを大切に使うこと」です。これこそが、お金持ちに共通する本質的な習慣と言えます。
物を大切にする習慣は、無駄な買い替えが減り、長期的に見て経済的です。財布の中を整理整頓する習慣は、お金の流れを把握しやすくします。自分軸で選ぶ習慣は、見栄のための消費をせず、本当に必要なものにお金を使えるようになります。
財布の価格に絶対的な意味や法則があるのではなく、財布をどう扱うかに意味がある。この視点を持つことが、健全な金銭感覚を育む第一歩になるのではないでしょうか。
まとめ|身の丈に合った財布と年収の関係性は?
ここまで、身の丈に合った財布と年収の関係性について、様々な角度から見てきました。最後に、重要なポイントを整理しておきましょう。
– 風水では「良質で高価な財布が良い」とされるが、それは単に価格が高ければ良いわけではなく、質が良く自分の年収に見合った範囲で選ぶことが推奨されている
– SNS調査では、年収200倍の法則を実践する人、風水を参考程度にする人、懐疑的な人と意見が分かれており、完全に信じ込んでいる人よりも柔軟な姿勢の人が目立った
– ゲッターズ飯田さんは目標年収の200分の1程度の財布、黒や緑の色を推奨しており、決して奇抜なことや無理な出費を勧めているわけではない
– 女性の財布選びは、3万円以下を選ぶ実用的・堅実派が半数以上、ハイブランドを選ぶ層が約3割と大きく2つに分かれている
– キャッシュレス化の進展により「財布は安物でいい」という意見も増えているが、「安物」と「安くて良いもの」は区別して考えるべき
– 高い財布で後悔する人もおり、問題は「高い財布」ではなく「選び方」にある。見栄や憧れだけで選ぶのではなく、自分軸で選ぶことが大切
– 風水における財布の色の解釈は統一されておらず、同じ色でも国や風水師によって真逆の評価がされることがあり、お金が貯まらない色なんてない
– 本当のお金持ちの財布に特別な共通点があるわけではなく、「何を持つか」ではなく「どう使うか」が大切。大谷翔平選手の例が示すように、物を大切にする習慣、見栄より実用性、メリハリのある投資が重要
– 年収200倍の法則は科学的な法則ではなく単なる経験則や俗説であり、実際には当てはまらない例が数多く存在する
– 金持ちと財布の金額は関係ないが、財布をどう扱うかには意味があり、物を丁寧に扱う習慣が結果的にお金を大切にする習慣につながる
結局のところ、風水や法則に振り回されず、自分が気に入ったものを選び、大切に使うことが何よりも大切なのではないでしょうか。
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氏名:宮城良太(みやぎ りょうた)
生年月日:1995年10月21日
略歴:文化服装学院(工芸課程)→デザイナー(スポーツアパレル)→個人業(財布の製造・ブログ)
