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「SEAL バッグ ダサい」──検索候補にこんなワードが表示されて、つい気になってしまった方も多いのではないでしょうか。
タイヤチューブという独特な素材を使ったバッグ。リサイクル素材への注目が高まる中、SEALのバッグは環境意識の高い人たちから熱い支持を集めています。その一方で、本当に「ダサい」という評判があるのか、実際の使い心地はどうなのか、不安に感じている方もいるかもしれません。
購入を検討しているなら、デザインだけでなく、耐久性やお手入れ方法、色移りの心配、修理対応など、気になるポイントは山ほどあるはず。
このブログでは、SEALのバッグについて徹底的に調査し、「ダサい」という評判の真相から、実際の使用感、購入前に知っておきたい情報まで、詳しく解説していきます。
- ダサいは誤解
- 耐久性は非常に高い
- お手入れは簡単
- 修理対応も充実
目次
SEALのバッグはダサい？｜前編
タイヤで作ったカバンの誕生とその意義
SEALより
廃棄されるはずだったタイヤチューブが、職人の手によって生まれ変わる。SEALというブランドは、そんな発想から始まりました。
ブランドの誕生
株式会社モンドデザインの代表取締役である堀池洋平氏が、2006年に会社を設立し、翌2007年に最初の製品を発表したのがSEALの始まりです。堀池氏は前職のデザイン会社に勤めていた頃から、廃材を使った製品を作りたいという想いを温めていたといいます。
唯一無二の素材感
タイヤの表面には、かつて走った道の記憶が刻まれています。細かな傷、わずかな色の濃淡、独特の風合い。これらすべてが、そのタイヤが辿ってきた物語です。
SEALは、この一つ一つ異なる表情を大切にしながら素材を選び、丁寧に裁断していきます。そのため、同じデザインの製品でも、素材の個性によってまったく異なる顔を持つ「世界に一つだけのバッグ」となるのです。
高度な職人技術
SEALより
しかし、タイヤチューブという素材を扱うのは容易ではありません。自然な湾曲を持つため、まず大まかに裁断してから本裁断を行うという二段階の工程が必要になります。さらに縫製では、湾曲による歪みや誤差を職人が手の感覚で微調整しながら、ミリ単位で美しいフォルムを作り上げていくのです。
すべての製品は、長年の経験を積んだ国内の熟練職人によって、一つ一つ手作業で縫製されています。
環境と社会への貢献
SEALのバッグには、各製品ごとにCO2削減量が明記されています。例えば、ロングセラーの「デザイナーズ ビジネスバッグ」では、一個あたり約1680gのCO2が削減されているとのこと。また、売上の一部は恵まれない子供たちへの支援活動にも充てられており、こうした取り組みが評価されてWWF（公益財団法人世界自然保護基金ジャパン）から感謝状を授与されています。
SEALのバッグは、単なるファッションアイテムではなく、環境と未来への意志が込められた製品なのです。
ダサいと言われている？SEALのタイヤバッグ
おそらく、このブログを読んでくださっている方の多くは、検索で「SEAL バッグ ダサい」というワードを見て、気になって辿り着いたのではないでしょうか。
結論から言えば、SEALのバッグが「ダサい」という評判は、実際にはほとんど見当たりません。SNSやYahoo!知恵袋などで口コミを徹底的に調べても、そうした声は片手で数えるほどしかないのです。
なぜ検索候補に出るのか
検索候補に「ダサい」が表示される理由は、多くの人がこのワードを見て「本当にダサいのか？」と気になって検索するためです。これは、どのブランドでも見られる現象で、海外の有名ハイブランドや日本の人気ブランドでも、ネガティブな検索ワードは必ずといっていいほど表示されます。
一部で指摘されているポイント
とはいえ、どんな製品にも好みの分かれる部分はあります。ごく少数ですが、以下のような意見も見られました。
タイヤチューブという独特な素材を使っているため、「人を選ぶアイテム」という声があります。一点一点表情が異なる個性的な質感は、この素材ならではの魅力ですが、人によっては好みに合わない場合もあるでしょう。
また、バッグ自体の存在感が強いため、「派手なコーディネートには合わせにくい」「ラフすぎるスタイルとは相性が悪い」といった指摘もありました。
むしろ高評価の声が多数
一方で、「カッコイイ」「好き過ぎる」といった高評価の声は圧倒的に多く見られます。
「廃材に見えないおしゃれな仕上がりで驚いた。リサイクルというコンセプトに共感した」「サステナブルな雰囲気が今の時代と相性が良い」など、デザイン性と環境への配慮を評価する声が目立ちます。
「ダサい」という評価はごく一部の意見であり、むしろ個性的でカッコイイと評価されているブランドなのです。
リュックの評判｜タイヤで作ったSEALのカバン
では、実際にSEALのバッグを使っている人たちは、どのような評価をしているのでしょうか。ここではリュックに関して、SNS（X）での口コミを見ていきたいと思います。
質感への評価
「廃タイヤのチューブがいい味を出している」という声が多く見られます。タイヤと聞くとゴムのような質感を想像しがちですが、実際には「革に近い感触」と表現する人も。この予想外の質感が、好評を得ているようです。
耐久性の高さ
「長年愛用しているが擦れることもなく、縫製もほつれない」といった、耐久性を評価する声も目立ちます。「最近は残念なメイドインジャパンも増えた中、ここは信頼できる」と、国内製造の品質の高さを実感している声もありました。
唯一無二のデザイン
「電車で同じ型番のリュックを背負っている人を見かけたけれど、タイヤチューブが違うから絶対に被らない」という興味深い体験談もあります。同じ製品でも一つ一つ表情が異なるという、SEALならではの特徴が実生活でも実感されているのです。
また、「ボストンリュックが届いた。トラックの廃チューブを再利用しているから唯一無二のパターン。手作りのクオリティの高さに感動した」と、製品が届いた瞬間の喜びを語る声も見られました。
「価格は少し高めだけれど、丈夫で使い勝手が良い」という評価もあり、長く使えることを考えれば納得できる価格という声が多いようです。
愛用している年齢層は？
SEALより
これまでの内容から、SEALのバッグが高い評価を得ていることがわかっていただけたかと思います。では、どのような人たちから支持されているのでしょうか。
結論：SEALのバッグは、特に30代から50代の男性を中心に人気を集めています。
なぜこの年齢層に支持されるのか
この世代は、大量生産品ではない「唯一無二」の製品を求める傾向が強いといえます。一点一点が異なる表情を持つタイヤチューブ素材のバッグは、所有する喜びを感じられる製品です。
また、環境問題への関心が高い年代でもあり、廃タイヤチューブをリサイクルするというSEALの姿勢に共感を覚える人が多いようです。サステナビリティを重視する価値観と、SEALのコンセプトがマッチしているのでしょう。
さらに、働き盛りの世代として、ビジネスシーンでも使える実用性を求めています。SEALのバッグは防水性や耐久性に優れ、こうしたニーズにもしっかりと応えています。安価な製品を頻繁に買い替えるよりも、品質の良いものを長く使いたいという考え方も、この年代の特徴といえるでしょう。
幅広い層におすすめ
主要な顧客層は30代〜50代の男性ですが、それ以外の年代の男性や女性からも選ばれています。リサイクル素材、個性的なデザイン、国内製造といった観点に興味があれば、どの年代の方にもおすすめできる製品なのです。
お手入れ方法について｜SEALのバッグ
SEALより
タイヤチューブという独特な素材でできているSEALのバッグ。お手入れ方法が気になる方も多いのではないでしょうか。
日常のお手入れは簡単
結論から言えば、日常的なお手入れは非常に簡単です。タイヤチューブ部分は、汚れが気になったら濡れたタオルで拭くだけでOK。革製品のように神経質になる必要がないのは、嬉しいポイントです。
より深いツヤを楽しみたい方へ
本格的なメンテナンスは必須ではありませんが、より深い黒さや光沢感を楽しみたい方には、市販の「タイヤツヤ出しクリーナー」などのシリコン系オイルを使う方法もあります。
作業時間は10分程度。バッグを霧吹きなどで濡らして雑巾で拭き取った後、タイヤクリーナーを少量塗って磨くだけです。布地など、他の素材が使われている部分には塗らないようにしましょう。
メンテナンス後は、クリーナーを馴染ませるために半日〜1日ほど陰干しすることをおすすめします。手入れをすることでバッグへの愛着も湧き、新品同然の輝きも取り戻せます。
元がタイヤなので、多少失敗してもシミになることがなく、思い切りよくメンテナンスできるのも魅力といえます。
▼SEALの公式サイト
SEALのバッグはダサい？｜後編
色移りする？SEALのバッグ
SEALより
SEALのバッグは基本的に黒一色のタイヤ素材。色移りが心配という声も聞かれます。
色移りは起こるのか
結論から言えば、条件次第で起こりうるものの、実際には稀なケースといえます。
SEAL公式サイトによると、「タイヤチューブ素材は濡れた状態で使用すると、衣服などに擦れた際に色移りしてしまう場合がある」とされています。特に、夏場の高温時や雨の日、汗をかいた状態でバッグを肩にかける時などは注意が必要で、白や淡色の服を着ている時も、バッグとの接触面を気にかけておくとよいと言われています。
実際のユーザーの声
一方で、「ボディバッグとショルダーバッグを使用しているが、どちらも色移りしたことはない」「白い服を着る時は気を付けていたが、実際には問題なかった」といった声も多く見られます。
また、肌や衣類と接触する部分にはタイヤ素材が使われていないモデルもあるため、購入時に素材配置を確認するのも一つの方法です。
まとめると、色移りのリスクは「ゼロではない」ものの「稀」であり、濡れた状態での使用を避けるなど適切な注意を払えば、心配しすぎる必要はないでしょう。
劣化しやすい？SEALのバッグの寿命は何年くらい？
SEALより
タイヤチューブを使ったSEALのバッグは劣化しやすいのでしょうか。いくらデザインが良くてリサイクルに貢献できたとしても、すぐに使えなくなってしまってはもったいないですよね。
結論：非常に耐久性が高い
結論から言えば、SEALのバッグは劣化しにくく、非常に耐久性が高いといえます。
タイヤチューブ素材は、大型トラックの荷重を支えつつ長距離を走行していただけあって、傷に強いだけでなく、水や寒さにも強い素材です。平均して5年以上使用しても劣化しにくいと、多くのユーザーが評価しています。
実際の使用例
「3年ほど使ってみたが、硬くなったりボロボロになることは全くなかった」「ほつれや破けは一切ない。最上級の耐久性」といった声が多く見られます。
一方で、「3年使い込んだ結果、バッグ下部の角に小さな穴が開いた」という声もありますが、これは耐久性が低いということではなく、3年間は何の問題もなく使えたという証でもあります。また、「10年使い続けられる丈夫さ」といった感想を口にする長期使用者も存在し、満足度も高いようです。
長持ちさせるために
過酷な環境での使用や、直射日光に長時間晒すことは避けた方がよいでしょう。また、摩耗が激しい部分は少しずつ劣化していく可能性がありますが、これはどの素材でも共通することです。
年に1〜2回、グリスやタイヤワックスを塗って本格的な手入れをすれば、新品同様の艶を保った状態で長く使うこともできます。
総じて、「劣化しやすい」というのは誤解で、むしろ非常に耐久性が高く、長く使えるバッグというのが実態なのです。
修理もできる？SEALのバッグ
高い技術で作られているSEALのバッグですが、修理はできるのでしょうか。長く使うためには、修理サービスの有無も重要なポイントです。
修理サービスについて
SEALでは、一部製品を除き修理の対応を行っています。
修理の流れは、まず公式サイトまたは路面店（直営店で購入した場合）の連絡先に問い合わせ、返信を受けてから製品を送付します。修理の詳細と見積もりは2週間以内に連絡されるとのこと。破損箇所以外にも気になる箇所がある場合は、製品と一緒にメモを同梱して送るとよいでしょう。
修理内容は、ファスナーや持ち手部分の修理など幅広く対応しています。ただし、少数の職人が手作業で修理を行うため、修理期間は最大2ヶ月程度かかる場合があります。また、修理方法や強度の観点から、細部の見た目が変わることもあるようです。
リユースプログラムも
SEALより
2025年2月に開始された「SEAL Re Carry」というプロジェクトでは、使われなくなったSEAL製品を新たなユーザーの元へ届ける取り組みも行われています。お手持ちの製品を送るだけで査定・買い取りが行われ、クリーニングや補修を経て新しいユーザーへと届けられます。
修理サービスが充実していることに加え、こうしたリユースプログラムもあり、「長くご愛用いただけることを目指す」というブランドの体制がしっかりと整っていることが分かります。
店舗情報｜SEALのバッグ
SEALのバッグを実際に手に取って見たい、という方もいるでしょう。店舗情報とオンライン購入について紹介します。
直営店は表参道のみ
SEALより
2025年現在、国内での直営店舗は「SEAL 表参道本店」のみとなっています。
2011年にオープンしたこの店舗は、様々なブランドが集まる表参道の、骨董通りから一本入った静かな通りに位置しています。「ゆっくり商品を見ていただきたい」という思いから、あえて人通りの多い場所から少し離れた立地を選んだとのこと。ガラス張りで明るい店内には、60アイテム以上の製品や限定商品が揃えられています。
住所: 〒107-0062 東京都港区南青山5-17-12 リオン南青山1階
アクセス: 地下鉄表参道駅 B3出口より徒歩7分
表参道本店では、完全フルオーダーを行う「MADE BY CRAFTSMAN」というサービスや、廃棄タイヤチューブを使った小物づくりを体験できるワークショップも常設で開催されています。
オンライン購入が便利
店舗が限られていることから、多くの方にとってはオンライン購入が便利でしょう。
SEAL公式オンラインストアでは全ラインナップを取り扱っており、限定商品や新作も購入できます。また、Amazon、楽天市場、Yahoo!ショッピングなどの大手ECサイトでも購入可能です。
実物を見て購入したい方は表参道本店へ、遠方の方やじっくり選びたい方はオンラインストアの利用がおすすめです。
アウトレットも？SEALのバッグ
SEALのバッグにはアウトレット商品もあります。お得に購入したいという方は気になるかもしれません。
アウトレットの特徴
公式オンラインショップのアウトレット商品は、通常価格から20〜30%程度割引された価格で販売されています。例えば、通常42,900円のデザイナーズブリーフケースが32,175円で購入できるなど、確かにお得な価格設定です。
取り扱いは、ビジネスバッグ、ショルダーバッグ、トートバッグ、ボディバッグ、財布など幅広いラインナップがあります。
商品の状態と注意点
各商品ページには、アウトレット品としての状態が詳しく記載されています。「撮影用サンプルとして使用。全体的に細かい傷、汚れ等あり」「持ち手ハンドルの汚れあり」「チューブ部分に大きめの擦れあり」など、傷や汚れの程度は商品によって様々です。
ここで重要なのが、アウトレット品は返品交換が不可という点です。通常販売品は購入から30日間、理由を問わず返品可能ですが、アウトレット品にはこの対応がありません。
実物を見ずにオンラインで購入する場合、「全体的に細かい傷、汚れ等あり」という表現だけでは実際にどの程度なのか判断しづらい面もあります。
どちらを選ぶべきか
多少の傷や汚れを気にせず、実用性重視で使いたい方にはアウトレットも選択肢の一つでしょう。
ただし、僕個人としては、返品交換不可というリスクを考えると、通常販売品を購入する方が安心かと思います。特にオンライン購入の場合は、慎重に判断することをおすすめします。
まとめ｜SEALのバッグはダサい？
ここまで、SEALのバッグについて様々な角度から見てきました。最後に、ポイントをまとめておきます。
– 廃棄されるタイヤチューブを職人の手で世界に一つだけのバッグに。環境と未来への意志が込められた製品
– 「ダサい」という評判は実際にはほとんど見当たらず、むしろ個性的でカッコイイという評価が多数
– リュックは質感、耐久性、唯一無二のデザインが高く評価されている
– 30代〜50代の男性を中心に人気だが、幅広い年齢層にもおすすめできる
– 日常のお手入れは濡れたタオルで拭くだけ。より深いツヤを楽しみたい方には本格的なメンテナンス方法も
– 色移りのリスクはゼロではないものの稀。濡れた状態での使用を避けるなど適切な注意を払えば心配しすぎる必要なし
– 劣化しにくく非常に耐久性が高い。5年以上、10年以上使えるという実例が多数
– 修理サービスが充実しており、リユースプログラムもあるため長く使える体制が整っている
– 直営店は表参道本店のみ。オンラインストアや大手ECサイトでも購入可能
– アウトレット商品もあるが、返品交換不可のため慎重な判断が必要
SEALのバッグは「ダサい」どころか、環境への配慮と職人技術が融合した魅力的な製品として高く評価されていることが伝われば幸いです。
▼SEALの公式サイト
【公式ストア】SEALバッグ | MADE IN JAPAN | 国産ならではの上質感【SEAL】 
氏名：宮城良太(みやぎ りょうた)
生年月日：1995年10月21日
略歴：文化服装学院(工芸課程)→デザイナー(スポーツアパレル)→個人業(財布の製造・ブログ)
好きな言葉：要は慣れ