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ヴィーガンレザーのデメリットは?経年変化というより劣化?耐久性や雨の日の手入れまで解説

ヴィーガンレザー デメリット

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「ヴィーガンレザー」という言葉を最近よく耳にするようになりました。動物を使わない、環境に優しい、サステナブル。そんなポジティブなイメージで語られることの多いこの素材ですが、実際のところはどうなのでしょうか。

実は、購入してから「思っていたのと違った」と後悔する人が少なくないのも事実です。特に、本革の代替品として期待して購入した場合、その違いに戸惑うことも多いようです。

ヴィーガンレザーは万能な素材ではありません。メリットもあれば、当然デメリットもあります。大切なのは、その両面を理解した上で、自分の用途や価値観に合った選択をすることです。

この記事では、ヴィーガンレザーの実態について、良い面も悪い面も含めて詳しく解説していきます。経年変化と経年劣化の違い、耐久性の実際、手入れの方法、そして意外と知られていない臭いの問題まで、購入前に知っておきたい情報をまとめました。

また、最近注目を集めているアップルレザーなどの植物由来素材についても、その実態と可能性について触れていきます。これらの新素材は本当に環境に優しいのか、従来の合成皮革とは何が違うのか、具体的に見ていきましょう。

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記事のポイント
  • 経年劣化する素材
  • 主成分はプラスチック
  • 簡単なお手入れ
  • 価格と品質に幅あり

ヴィーガンレザーのデメリットは?前編

・経年変化というより経年劣化
・合皮とヴィーガンレザーの違いは?
・プラスチック?ヴィーガンレザーの原材料
・耐久性は?ヴィーガンレザーの耐用年数は?
・スマホケースは劣化が目立つ?ヴィーガンレザー
経年変化というより経年劣化

経年変化は本革ならでは

合成皮革(ヴィーガンレザー)の技術は確実に進化を遂げています。1990年代頃までは、1年も使えばボロボロになるのが当たり前で、明らかなビニール感や強い化学臭に悩まされていました。しかし現在では、マイクロファイバー基布の採用や多層構造により、5年以上使える製品も増え、見た目や手触りも本革と見分けがつかないレベルまで向上しています。

さらに最近では、環境への配慮という新たな価値観から生まれたアップルレザーやサボテンレザーという新しい選択肢も注目を集めています。確かに品質は向上し、新品時には本革より美しい仕上がりの製品も少なくありません。

ところが、ここに決定的な違いが存在します。それは「経年変化」と「経年劣化」の差です。本革の中でも、特に、植物タンニンで鞣されたものは、使い込むほどに艶や深みが増し、まさに「育つ」素材といえます。一方、ヴィーガンレザーの場合は、どんなに高品質なものでも、時間とともにやがて「劣化」することは避けられません。

つまり、ヴィーガンレザーは新品時が最高の状態で、そこから徐々に品質が低下していくのに対し、本革は使い始めてからが本番という根本的な違いがあるのです。技術の進歩により劣化速度は遅くなりましたが、これは「マイナスが減った」だけで「プラスになる(使い込むほどに魅力が増す)」ということではありません。

この「劣化」と「変化」の違いは素材の本質的な差であり、技術革新でも埋められないギャップといえるでしょう。一文字違いですが、全く異なる現象であることを理解しておかないと、購入後に期待と現実のギャップに直面することになるかもしれません。

合皮とヴィーガンレザーの違いは?

合皮 ヴィーガンレザー 違い「ヴィーガンレザー」と「合皮」、この2つの違いは何でしょうか。実は、多くの場合において実質的な違いはありません。基本的には同じものを違う名前で呼んでいるだけなのです。

従来の合成皮革には、安価で硬いPVCレザー(塩化ビニール)と、より柔らかく本革に近い質感のPUレザー(ポリウレタン)があります。そして、これらを単に「ヴィーガンレザー」と呼び変えただけの製品が市場の大半を占めているのが実情なのです。

では、なぜ名前を変えるのでしょうか。「合皮」という言葉には、安物や偽物(フェイクレザー)といったネガティブなイメージがつきまといます。一方「ヴィーガンレザー」なら、エシカルで環境に配慮した、意識の高い選択というポジティブな印象を与えられます。つまり、マーケティング戦略としてのリブランディングという側面が強いのです。

ただし、すべてが名前だけの違いというわけではありません。最近では、りんごの搾りかすを使ったアップルレザー、サボテンの繊維を活用したサボテンレザー、パイナップルの葉から作るパイナップルレザーなど、植物由来の新素材も登場しています。きのこの菌糸体から製造するマッシュルームレザーは、最も本革に近い構造を持つとされています。

とはいえ、これらの植物由来素材でも、実際には50%以上がポリウレタンなどの石油由来樹脂で構成されているのが基本です。完全に植物だけで作られているわけではなく、「植物由来成分入り合皮」というのが正確な表現でしょう。

市場全体を見渡すと、90%以上は依然として従来のPVCやPUレザーが占めており、植物由来素材はまだニッチな存在です。環境への配慮を重視するなら、ヴィーガンレザーとだけ記載があるものではなく、アップルレザーやサボテンレザーなど、具体的な素材名が明記された製品を選ぶことをおすすめします。

プラスチック?ヴィーガンレザーの原材料

ヴィーガンレザーの原材料はプラスチック?ヴィーガンレザーの原材料は何でしょうか。実は、環境に優しいイメージとは裏腹に、その主成分は基本的にプラスチック、つまり石油由来の合成樹脂なのです。

まず、最も一般的なPVCレザー(塩化ビニール樹脂)は、石油から作る塩化ビニルモノマーが原料です。PVC樹脂に可塑剤や安定剤を加え、ポリエステルなどの基布にコーティングして作られます。PUレザー(ポリウレタン樹脂)の場合も、石油由来のイソシアネートとポリオールが主原料で、これに各種添加剤を配合して製造されています。

では、植物由来のヴィーガンレザーはどうでしょうか。例えばアップルレザーの成分比を見ると、りんごの廃棄物は20~30%程度で、50~60%はPU樹脂、残りは添加剤という構成が一般的です。つまり、過半数は依然としてプラスチックなのです。

なぜ植物成分をもっと増やせないのでしょうか。それは技術的な限界があるからです。植物成分が多すぎると引き裂き強度が不足し、ゴワゴワして硬くなってしまいます。また、植物繊維は水を吸いやすいため防水性に問題が生じ、品質のバラつきも大きくなってしまいます。

現在の技術では、植物成分20~30%という配合が、製品として実用的な性能を保てる限界なのです。革の代替品として求められる柔軟性、耐久性、防水性をリンゴやサボテンなどの植物だけで実現することは、材料科学的に非常に困難です。

まとめると、一般的な合皮は100%石油由来素材であり、植物由来のヴィーガンレザーでも約70%は石油由来という現実があります。今後の技術革新も期待されますが、現状は、「30%程度でいかに品質を上げるか」が開発の主流となっています。

耐久性は?ヴィーガンレザーの耐用年数は?

ヴィーガンレザー 耐久性ヴィーガンレザー製品の耐久性はどの程度なのでしょうか。品質や使用頻度によっても大きく異なりますが、一般的な目安を見ていきましょう。

まず、安価なPVCレザーの場合、1~2年で劣化が目立ち始めます。毎日使うバッグや靴なら1年持たないこともあり、表面のコーティングがベタベタしてきたり、剥がれ始めたりします。椅子のシート部分に使われている場合は、割れが生じることも珍しくありません。

また、標準的なPUレザーなら、2~4年程度が目安となります。週数回の使用であれば3~5年持つこともあるでしょう。一方、高品質なヴィーガンレザーや植物由来素材を使った製品では、5年程度の使用が可能で、中には専門的な試験によって10年の耐久性が証明されているアップルレザーなども存在します。

劣化のサインとしては、表面コーティングの剥離、特に曲がる部分のひび割れ、ベタつき、硬化による柔軟性の喪失、色褪せや変色などが挙げられます。これらの症状が現れたら、買い替え時期と考えてよいでしょう。

ただし、耐久性は素材だけで決まるものではなく、ブランド選び、つまり製造品質も大きく影響します。本革製品でも、高品質ブランドなら10~20年以上使えるものがある一方、安価なブランドでは薄い革や粗雑な縫製により2~3年で劣化することもあります。

同様にヴィーガンレザーでも、こだわりのあるブランドなら耐久性に優れた素材や丁寧な縫製により5年程度は使えますが、ファストファッションでは1年未満ということも。耐久性を決める要素は、素材の質だけでなく、縫製の質、金具の品質、裏地や芯材の有無、コバ処理などの仕上げも重要になります。

結局のところ、「素材×製造品質×メンテナンス」の掛け算で寿命が決まるため、修理サービスの有無や保証期間、口コミでの評価なども確認し、信頼できるブランドを選ぶことが長期使用への近道といえるでしょう。

スマホケースは劣化が目立つ?ヴィーガンレザー

ヴィーガンレザー スマホケース 劣化スマホケースは、ヴィーガンレザー製品の中でも特に劣化が目立ちやすいアイテムです。なぜこれほど早く劣化してしまうのでしょうか。

最大の理由は、毎日酷使される環境にあることです。1日に何十回も手で触れ、ポケットやバッグへの出し入れを繰り返し、皮脂や手汗が常に付着します。この頻繁な摩擦と汚れの蓄積が、劣化を加速させる大きな要因となっています。

劣化の症状は早ければ半年、通常でも1年以内に現れ始めます。まず角や端から表面のコーティングが剥がれ始め、次第に全体がベタベタしてきます。特に白や淡色のケースでは、黄ばみや黒ずみが目立ちやすく、見た目の劣化が顕著です。手帳型ケースの場合は、開閉を繰り返す折り曲げ部分にひび割れが生じやすく、ショルダータイプではストラップ部分の劣化にも注意が必要です。

衛生面でも問題があります。皮脂や雑菌が素材に染み込みやすいのに、合成皮革にアルコール消毒をすると劣化が促進されるというジレンマがあります。ベタついた表面にはさらに汚れが付着しやすくなり、悪循環に陥ってしまいます。

財布やバッグ以上に過酷な使用環境だからこそ、こうした素材の弱点が顕著に現れてしまうのです。

現実的な対応としては、1年程度での買い替えを前提にするのが賢明でしょう。また、長く使える本革のものを選ぶか、いっそより安価なものを選んで頻繁に交換するという選択肢もあります。

あるいは、発想を変えてシリコン素材のソフトケース、ポリカーボネート素材のハードケースを選ぶのも一つの手です。これらの素材なら水洗いも可能で、清潔さを保ちやすいという利点があります。

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ヴィーガンレザーのデメリットは?後編

・ヴィーガンレザーは臭いがしますか?
・メリット|ヴィーガンレザーの魅力
・手入れ|ヴィーガンレザーの取り扱い
・財布|ヴィーガンレザー(アップルレザー)のLOVST TOKYO
・雨に強いヴィーガンレザー(アップルレザー)
まとめ ヴィーガンレザーのデメリットは?
ヴィーガンレザーは臭いがしますか?

ヴィーガンレザー(合成皮革)製品の臭いは、多くの人が購入後に直面する問題で、特に安価な製品では、この問題が顕著に現れます。

素材の種類別に見ると、まず、最も臭いが強いのは、PVC(塩化ビニール)レザーです。石油系の化学臭が強く、時間が経っても抜けにくいのが特徴です。夏場や密閉空間では特に臭いが強くなり、電車内や車内でPVCバッグを使うと、周囲の人にも不快な思いをさせてしまうこともあります。

PU(ポリウレタン)レザーの場合、PVCよりはましですが、やはり多少の臭いがするのが通常で、製造工程や品質により臭いの強さにばらつきがあります。植物由来のヴィーガンレザーでも、結合剤として使う樹脂の臭いや、加工過程での化学処理臭は残ってしまいます。

では、この臭いを軽減する方法はあるのでしょうか。最も安全で効果的なのは、風通しの良い場所での陰干しです。直射日光は劣化を促進するため避け、3日間程度干すとよいでしょう。扇風機で風を当てるとより効果的です。

一方、やってはいけないこともあります。ファブリーズなどの消臭スプレーは素材を変質させる恐れがあり、アルコール消毒は表面を溶かしてしまいます。また、天日干しやドライヤーの熱も劣化を早める原因となるため、避けるべきです。

いずれにしても、臭いを完全に除去することは難しいため、現実的な対策として、店頭での購入であれば、実際に臭いを確認することが一番です。また、オンラインでの購入の場合は、「臭い」に関するレビュー記載の有無をチェックするようにしましょう。合皮であっても、高品質な製品は元々の臭いが少ないため、購入時の選択が重要になります。

メリット|ヴィーガンレザーの魅力
アップルレザー デメリット

アップルレザーのLOVST TOKYOより

ここまでデメリットを挙げてきましたが、ヴィーガンレザーにはもちろんメリットもあります。用途や価値観によっては、これらが決定的な選択理由になることもあるでしょう。

まず大きな魅力は価格です。一般的なヴィーガンレザー製品は本革の1/3~1/5程度の価格で購入できるため、気軽に買い替えたり、トレンドを追いやすいという利点があります。ただし、アップルレザーなどの植物由来素材は本革製品と同程度の価格帯になることも多いです。

動物を使わないという点も重要なメリットです。動物愛護の観点から選ぶ人やヴィーガンの人、宗教的理由で革が使えない人にとっては、これが最も重要な選択基準となるでしょう。

実用面では、手入れの簡単さが挙げられます。水拭きができ、特別なケアは不要。雨に濡れても染みになりにくく、カビも生えにくいため、日常使いには便利です。また、本革より軽量なので、特にバッグなどでは持ち運びの負担が軽減されます。

品質が均一であることも見逃せません。本革のような個体差がないため、オンラインショッピングでも安心して購入できます。カラーバリエーションも豊富で、鮮やかな色やメタリックな質感など、本革では難しい表現も可能です。

興味深いのは、経年変化しないことをメリットと捉える人も多いということです。革を育てることに興味がない人にとっては、高品質なヴィーガンレザーなら5年以上新品時の見た目を保てるため、むしろ好都合なのです。

総じて「ケアが楽で、軽く、気軽に使える」という点では本革を上回っています。財布や靴、バッグ、家具、スポーツ用品など、あらゆる分野で普及しているのも、これらのメリットがあってこそといえるでしょう。

手入れ|ヴィーガンレザーの取り扱い
ヴィーガンレザー 長持ち 手入れ

アップルレザーのLOVST TOKYOより

ヴィーガンレザーの手入れは、本革と比べて圧倒的に簡単で、基本的には「汚れたら拭く」だけで十分というメリットがあります。

日常的なケアとしては、汚れが付いたら布で拭き取るだけ。週に1回程度、柔らかい布で全体を軽く拭けば、ほとんどの場合それで十分です。本革のように定期的なクリームの塗布や、専用ブラシでの手入れは不要です。

保管時の注意点もシンプルです。極端に暑い場所や直射日光が当たる場所は避け、通気性のある場所に置くだけ。雨に濡れても、サッと拭けば問題ないのがヴィーガンレザーの利点です。

ただし、やってはいけないことが数点あります。アルコールや除光液は素材を溶かすため、使わないこと。本革用のクリームも、ベタつきの原因になるため避けましょう。防水スプレーも基本的に不要です。もともと水に強い素材なので、余計なメンテナンスは必要ありません。

また、熱で変形する可能性があるため、ドライヤーを使って乾かすのも禁物です。洗濯機での丸洗いや、折り曲げた状態での長期保管も避けた方が良いでしょう。

結局のところ、ヴィーガンレザーの手入れで覚えておくべきことは「汚れたら早めに拭く」「アルコールなどを使った過度な手入れはしない」「極端な保管環境は避ける」の3つだけ。これだけ守れば、特別な手入れなしで使えます。本革のような面倒なメンテナンスから解放されることこそ、ヴィーガンレザーの大きな魅力だと実感する方も多いかもしれません。

財布|ヴィーガンレザー(アップルレザー)のLOVST TOKYO
Apple Samael Wallet|LOVST TOKYOより

Apple Samael Wallet|LOVST TOKYOより

ヴィーガンレザーの中でも特に注目されているのが、アップルレザーを使った製品です。ここでは、日本のアップルレザー専門ブランド「LOVST TOKYO」の財布をご紹介します。

LOVST TOKYOは、高品質なアップルレザー製品を展開する日本ブランドで、環境への配慮と実用性を両立させた製品づくりが特徴です。その中でも「Apple Samael Wallet」は、同ブランドの技術力とデザイン性が凝縮された一品として注目を集めています。

最大の特徴は、パイソン柄のイタリア製アップルレザーを採用している点。エキゾチックレザーのような高級感を演出しながらも、動物を一切使用せず、ブラックとシルバーの2色展開により、主張しすぎない洗練されたデザインに仕上げられています。

また、内装には、青森県産りんごから作られた国産アップルレザー「aplena(アプレナ)」を採用。日本とイタリアの技術を組み合わせた、こだわりの構成となっています。

機能面も充実しており、ラウンドファスナータイプの二つ折り財布ながら、厚さ約2cmというスリムな設計で、重さも約80gと軽量。ポケットやミニバッグにも収まりやすいコンパクトデザインとなっています。さらに、コインケースはBOX型で中身が見やすく、お札は折らずに収納可能。カードポケットは3枚分あり、サイドポケットも備えています。

価格は19,800円(2025年8月時点)と、一般的な合成皮革の財布と比べるとかなり高めですが、製造は東京・浅草橋の工房で一つひとつ丁寧に行われており、素材の特殊性と品質を考えれば妥当な価格設定ともいえるでしょう。

「Apple Samael Wallet」という商品名は、聖書でイヴにりんごを勧めたヘビにちなんだものだとか。りんごから生まれた素材とパイソン柄を結びつけた、遊び心のあるネーミングも魅力の一つです。

環境に配慮しながらも、デザインや機能性で妥協したくない方にとって、理想的な選択肢となるのではないでしょうか。

LOVST TOKYOの財布を見る

雨に強いヴィーガンレザー(アップルレザー)
アップルレザー 雨に強い 

LOVST TOKYOより

ヴィーガンレザーの中でも、アップルレザーは特に水に強いという特性を持っていることで知られています。実際、どの程度の撥水性があるのか、具体的に見ていきましょう。

LOVST TOKYOの公式サイトによると、同ブランドが使用するアップルレザーは、JIS L 1092に準拠した検査で撥水等級4級を取得しているとのこと。これは、傘などの撥水加工製品と同等の性能を持つことを意味します。つまり、日常的な雨程度であれば、心配しなくて良いということです。

この撥水性は、特にバッグ類で大きなメリットとなります。突然の雨でも慌てて避難する必要がなく、中身を守ることができるからです。本革のバッグなら雨染みを心配しなければなりませんが、アップルレザーならその心配から解放されます。

そんなLOVST TOKYOでは、この素材の特性を活かしたショルダーバッグやトートバッグ、ビジネスリュックなど、様々なバッグを展開しています。通勤や通学で毎日使うアイテムだからこそ、天候を気にせず使える利便性は大きな魅力といえるでしょう。

ただし、価格面では注意が必要で、合成皮革だから安いという先入観を持っていると、かなり高く感じられるかもしれません。実際、同ブランドの製品は本革製品と同等の価格帯で、財布もバッグも決して安価ではありません。

しかし、この価格設定には理由があります。素材の品質、デザイン性、製造工程へのこだわりが反映されているのです。実際、高級感という観点からも高い評価を受けており、単なる「ヴィーガンレザー製品」以上の価値を提供しています。

気になる方は、LOVST TOKYOの公式オンラインショップで製品ラインナップをチェックしてみてはいかがでしょうか。

まとめ ヴィーガンレザーのデメリットは?

ヴィーガンレザーのデメリットから魅力まで、様々な角度から検証してきました。

・経年変化ではなく経年劣化する(使い込むほど味が出る本革と異なり、新品時が最高の状態)

・合皮とヴィーガンレザーは実質的に同じもので、多くはマーケティング上の呼び変え

・主成分は石油由来のプラスチック(植物由来でも50%以上は合成樹脂)

・耐久性は種類や品質により大きく異なる(素材だけでなくブランドの製造品質も重要)

・スマホケースでは特に劣化が顕著(半年~1年で症状が現れやすい)

・安価な製品では石油系の化学臭が強い(PVCの臭いは特に取れにくい)

・手入れが簡単、価格が安い、動物を使わない、水に強いなどのメリットもある

・基本的な手入れは「汚れたら拭く」だけで、本革のような特別なケアは不要

・LOVST TOKYOのようなこだわりのブランドでは高品質なアップルレザー製品を展開

・アップルレザーは撥水性能が高く、雨の日でも安心して使える

ヴィーガンレザー(特にアップルレザーなど植物繊維を用いたもの)は万能ではありませんが、用途や価値観に応じて選ぶ価値は十分にある素材として注目を集めています。

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アップルレザーの人気ブランド【LOVST TOKYO】

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