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「マドラスとリーガル、どっちの靴を買うべき？」
靴選びで悩む人なら、一度は考えたことがある疑問ではないでしょうか。どちらも日本を代表するシューズブランドですが、実際のところ、それぞれにどんな特徴があり、どんな人に向いているのか、意外と知らない方も多いはずです。
特に最近では、スコッチグレインも含めた3ブランドで比較検討する人が増えており、「結局どれが一番いいの？」という声をよく耳にします。価格帯も似ているため、余計に迷ってしまいますよね。
今回は、100年以上の歴史を持つマドラスを中心に、リーガルやスコッチグレインとの違いを徹底的に検証していきます。SNSでの評判から価格帯、機能性の違い、さらには「マドラスってダサい？」という疑問まで、購入前に知っておきたい情報を網羅的にお伝えします。
- 機能性重視ならマドラス
- 格式重視ならリーガル
- 雨の日はマドラスウォーク
- 100年企業の信頼性
目次
マドラスとリーガルどっちがいい？前編
どこの国ブランド？どんな会社？
マドラスより
マドラスは、1921年（大正10年）に愛知県で創業した、100年以上の歴史を持つ日本の老舗シューズメーカーです。「本物の履き心地」を追求し続け、日本人の足に合った靴づくりを続けてきました。
創業者の二代目岩田武七は「これからは草履ではなく靴の時代が来る」という先見の明を持ち、亜細亜製靴株式会社として米国からグッドイヤー・ウエルト式製靴機械を輸入し、民間用紳士靴の量産を開始しました。その後、1983年に現在のマドラス株式会社へと社名を変更し、今日に至っています。
「マドラス」というブランド名は、実はイタリア生まれです。1946年にイタリア・ヴェネツィア郊外のバッサノで誕生したブランドで、高品質の革の原産地であるインドのマドラス地方に敬意を表して名付けられました。1965年に日本のアジア製靴株式会社（現マドラス株式会社）がイタリアのバレンチノ・マドラス社と技術提携を結び、日本にマドラスブランドが上陸。その後1994年には、全世界のマドラス商標権を譲り受け、日本企業が世界に向けて展開するブランドとなりました。
現在、マドラス株式会社は愛知県丹羽郡大口町に本社工場を構え、昔ながらの職人技と最新技術を融合させた靴づくりを行っています。主要ブランドは「マドラス」「マドラスウォーク」「モデロ」の3つで、それぞれ異なる価格帯とターゲット層に向けた商品を展開しています。
特筆すべきは、独自開発の「メタインソール」という特許技術です。医療用の超柔軟ゲル素材を使用し、足裏から姿勢を整え、快適な歩行をサポートする画期的なインソールで、指圧効果も認められています。また、GORE-TEXを搭載した防水透湿シューズ「マドラスウォーク」は、雨の日でも快適に過ごせると高い評価を得ています。
このように、イタリアの伝統的なクラフトマンシップと日本の技術力、そして最新の機能性素材を融合させながら、マドラスは日本を代表するシューズブランドとして、幅広い世代から支持を集めています。
SNSでのマドラスの靴の評判｜リーガルやスコッチグレインとの比較
雨の日用のゴアテックスはリーガルが候補だったけど、madrasのが見た目高級感あって良かったのでこっちにしたけど正解だったかも。インソールも柔らかくて履きやすい。
三万台にしては十分な見た目ではなかろうか😊 pic.twitter.com/w7MWA8sojD— Cabelinho (@cabelinho_2022) February 22, 2024
いつもの東京駅の革靴屋さん(マドラス八重地下店さん)で鏡面磨きを依頼していた革靴を受け取り😁
さすがの輝きです😇
近くにリーガルもあるけど、あそこの革靴は皮自体が硬くて俺には馴染まんかったから、やっぱりマドラスが良き😇 pic.twitter.com/r4pBxprcxZ— アッキー秋山🇯🇵(9/14.15 熱海 10/25 大垣) (@Japanesenavy1) May 2, 2024
リーガルあんまりでマドラス履いてから2足ともマドラスやな〜履き心地が良い。質感もリーガルより好き。ただもう1サイズ上を作って欲しい。 https://t.co/UsZHuDwkvK
— だいち@202505末引渡し済 鉄骨HM (@lack_water) November 6, 2023
百貨店や高級店に卸してる靴の2大メーカーはリーガルとマドラスで、
マドラスは三代目の岩ちゃんのお父上の会社ですねー。ってフィッターさんに教えて頂いた上でその上質な靴もご紹介頂いた✨
お父上が事業をなさってる事までは存じていたけれど、物凄い方だったんだー😳— ゆきもち•*¨*• (@yuki_yu_yu_) December 28, 2021
マドラスウォークのストレートチップを買ってみた。
雨男なのでゴアテックスで。
シルエットはリーガルの方が好きだけど普段の仕事はマドラスウォークで十分だな。 pic.twitter.com/a4h9tdGAWY
— きゅいまる (@kyuimaru) November 30, 2019
ぼちぼち仕事用の革靴買いたいなと。
マドラスのローファーは約二年、リーガルのコブラヴァンプは約五年（靴底張替え済み）
そして、雨用スコッチグレイン・シャインオアレインに至っては十五年…
履いてて楽なマドラス、履いて気分がいいのはリーガル。スコッチはスリップオンが少ない。
はてさて… pic.twitter.com/DJItB97EiV— 甲府にゃらら@盆地ひび区民 (@kofumarara) December 7, 2023
ビジネスシューズは無難なところでリーガル、スコッチグレイン、マドラスを買っておけば良いという結論に😌
— PONZU (@mitawarugori) April 29, 2024
実際にマドラスの靴を使用している人たちのSNS上での声を調査すると、リーガルやスコッチグレインと比較した興味深い評価が見えてきます。特にX（旧Twitter）では、それぞれのブランドの特徴を実体験に基づいて語る投稿が多く見られました。
まず多くの人が指摘するのが、マドラスの履き心地の良さです。「足に自然に馴染む」「柔らかいインソールが快適」といった声が目立ち、長時間の使用でも疲れにくいという評価が共通しています。一方でリーガルについては「革が硬めで馴染むまでに時間がかかる」という意見もありますが、「履いていて気分が良い」「シルエットが美しい」といった満足感を重視する声も少なくありません。
価格と品質のバランスについても、3万円台で購入できるマドラスの高級感に満足する声が多く聞かれます。特にGORE-TEX搭載モデルは、雨の日の実用性を考えると十分な見た目と機能を備えているという評価です。また、耐久性の面では興味深い比較が見られ、マドラスは2年程度、リーガルは手入れをすれば5年以上、スコッチグレインに至っては15年使用しているという投稿もありました。
さらに、就活生や新社会人に向けたアドバイスとして「まずはリーガルかマドラスから始めれば間違いない」という意見や、「ビジネスシューズの基本はリーガル、スコッチグレイン、マドラスの3ブランド」という声も多く、これらが日本の革靴業界における信頼できる選択肢として認識されていることがわかります。
意外な発見として、マドラスが三代目J Soul Brothersの岩田剛典さんの実家の会社であることに驚く声もあり、百貨店や高級店で扱われる2大メーカーの一つとしての地位も改めて認識されています。総じて、マドラスは実用性と快適性、リーガルは伝統と格式、スコッチグレインは長期的な耐久性という、それぞれの強みを持つブランドとして評価されています。
マドラスとリーガルどっちがいい？
マドラスより
マドラスとリーガル、どちらを選ぶべきか悩む人は多いでしょう。両ブランドとも日本を代表する革靴メーカーですが、それぞれに明確な特徴があり、用途や重視するポイントによって最適な選択は変わってきます。
まず、機能性を重視するなら、マドラスに軍配が上がります。特にメタインソールによる疲労軽減効果は長時間の歩行や立ち仕事をする人にとって大きなメリットで、GORE-TEXを搭載したマドラスウォークは、雨の日でも安心して履ける防水透湿性能を持ちます。2〜3万円という価格帯で、これだけの機能を備えている点は高く評価できるでしょう。また、公式オンラインショップの会員なら送料無料でサイズ交換ができるなど、購入後のサポート体制も充実しています。
一方、リーガルの強みは、フォーマルシーンでの信頼感と長期的な耐久性にあります。重要な商談や冠婚葬祭など、ビジネスシーンでの「格」を重視する場面では、やはりリーガルのブランド力は大きな武器となります。また、適切な手入れと修理を行えば10年以上使用できる耐久性も魅力です。伝統的な革靴らしい質感や、経年変化を楽しめる点も、革靴愛好家から支持される理由でしょう。
耐久性について考えると、マドラス（特にGORE-TEX搭載モデル）は2〜3年での買い替えを前提としていますが、リーガルは修理しながらの長期使用が可能です。ただし、定期的な修理費用を含めたトータルコストで考えると、実はそれほど大きな差はないかもしれません。
もし一足だけ選ぶなら、日常的な快適性を優先する方は、はじめにマドラスを選び、必要に応じて後々フォーマル用にリーガルを追加するという順番が満足度の高い選択となるでしょう。「どちらが良い」というより「何を重視するか」で選ぶべきブランドが変わります。
革靴としてのマドラスのランクは？
マドラスより
日本の革靴市場において、マドラスがどのようなランクに位置するのか気になる方も多いはずです。結論から言えば、マドラスは「中級から中上級」というポジションで、実用性を重視した堅実なブランドとして評価されています。
価格帯で見ると、マドラスの主力商品は2〜3万円台に集中しており、1万円以下の量販店ブランドと5万円以上の高級ブランドのちょうど中間に位置します。同価格帯で比較すると、リーガルの中級ラインとほぼ同等の位置づけですが、3〜5万円のスコッチグレインや、リーガルの上位ラインよりは下に位置し、大塚製靴や三陽山長といった本格派ブランドと比べても、よりカジュアルな立ち位置となっています。
マドラスの最大の特徴は、「実用的な良い靴」としての確固たる地位です。GORE-TEXによる全天候対応やメタインソールによる疲労軽減など、機能性素材を積極的に採用している点は、同価格帯ではトップクラスの評価を得ています。一方で、フォーマル度やステータス性という面では、やはりリーガルに一歩譲る部分があります。
ユーザー層を見ると、30～60代の男性、特に外回りの営業職や、雨の多い地域で働くビジネスパーソン、長時間の歩行が必要な職種の方々から特に高い支持を得ています。
ビジネスシーンでの評価を見ると、一般企業や公務員の日常業務では全く問題なく通用します。ただし、金融業界やコンサルティング業界など、特に保守的な業界では、やや格が落ちる印象を持たれることもあるようです。とはいえ、日常のビジネスシーンでは十分以上の品質を備えています。
総じて、マドラスは「中上級の実用派ブランド」として、品質・機能・価格のバランスが取れた、日本のビジネスシーンで広く通用する堅実な選択肢といえます。
ダサい？マドラスの靴の評判
インターネットでマドラスの靴について検索すると、「マドラス ダサい」という関連検索ワードが表示されることがあります。しかし、実際のところ、この検索ワードと実際の評価には大きなギャップがあるようです。
まず、なぜこのような検索がされるのか考えてみると、いくつかの理由が浮かび上がります。マドラスは機能性を重視した無難なデザインが多く、特にGORE-TEX搭載モデルは防水構造の制約から、どうしても似たような外観になりがちです。また、若い世代からは「おじさんの靴」という印象を持たれることもあり、カジュアルなスニーカーなどにも力を入れているものの、NikeやAdidasなどのスポーツブランドと比較すると、トレンド感に欠けると感じる人もいるでしょう。さらに、100年以上の歴史を持つ老舗企業であることが、かえって「古臭い」というイメージにつながっている面もあります。
しかし興味深いことに、実際の購入者レビューでは「ダサい」という声はほとんど見られません。むしろ、実物を手に取った人からは「質感が良い」「安っぽさがない」「用途に応じた適切なデザイン」という評価が多く聞かれます。
そもそも「ダサい」という関連検索が出ること自体、実はマドラスの認知度の高さを示しています。誰も知らないブランドなら、わざわざ検索されることすらありません。購入を検討している人が「でも、ダサいと思われないかな？」と不安になって検索したり、親や上司が履いているのを見て気になって調べたりする。これは、マドラスが無視できない存在として認識されている証拠といえるでしょう。
結局のところ、「ダサい」という評価は表面的な印象や憶測に過ぎず、実際には用途に応じた適切なデザインと品質を提供しているブランドだといえます。
▼機能性に優れた【マドラス】
創業100年を超える老舗高級シューズ【madras（マドラス）】 
マドラスとリーガルどっちがいい？後編
レディース靴も評判のマドラス
マドラスレディスセレクション 栄地下店｜マドラスより
マドラスといえばメンズシューズのイメージが強いかもしれませんが、実はレディースシューズでも高い評価を得ています。特に、機能性を重視する女性たちから「履き心地の良さ」で選ばれているブランドです。
最も評価されているのは、やはり機能性の高さです。特許取得済みのメタインソールによる疲労軽減効果は、長時間の立ち仕事や通勤で歩く距離が多い女性たちから「どれだけ歩いても疲れない」「足が痛くならない」という声が寄せられています。また、GORE-TEX搭載モデルは雨の日でも快適に過ごせると好評で、軽量設計による歩きやすさも相まって、リピート購入や複数足まとめ買いをする顧客も少なくありません。
デザイン面では、カジュアルからビジネス、フォーマルまで幅広いシーンに対応できるラインナップを展開しています。確かに若い世代からは「年配向けのデザイン」という意見もありますが、トレンドを追いすぎない落ち着いたデザインは、30代から60代の女性を中心に支持されています。特に40代以上の働く女性や、足の疲れに悩む女性にとっては、見た目の華やかさよりも実用性と快適性を両立させた信頼できるブランドとして認識されています。
価格帯は1万円台から3万円台が中心で、「高い」と感じる人もいるようですが、品質と機能を考慮すれば納得という声が多数を占めています。リーガルなど他ブランドと比較しても、機能性素材の積極的な採用やカジュアルシューズの充実したラインナップなど、独自の強みを持っています。
購入環境も整っており、全国の直営店舗や百貨店での取り扱いはもちろん、一部店舗では足圧測定サービスも提供しています。また、公式オンラインショップの会員なら送料無料でサイズ交換ができるなど、実店舗に行けない人でも安心して購入できる体制が整っています。
100年以上の歴史に裏打ちされた確かな品質と、メタインソールやGORE-TEXといった最新技術の融合により、マドラスのレディースシューズは実用性と快適性を重視する女性たちから高い支持を得ています。
ゴアテックス搭載のマドラスウォークについて
マドラスより
2000年にデビューした「マドラスウォーク」は、GORE-TEXファブリクスを搭載した防水シューズブランドとして、雨の日も晴れの日も快適に履ける靴を提案しています。
まず、防水性能については、「雨の中でも一滴も水を通さない」という驚きの声が多数寄せられています。GORE-TEXによる防水性と透湿性の両立により、水の浸入を防ぎながら靴内部の蒸れた空気を外に逃がし、足元を常にドライで快適に保ちます。突然の雨でも安心して履けることから、防水スプレーも不要という手軽さも高く評価されています。
さらに注目すべきは、長時間歩行での快適性です。「1日2万歩歩いても疲れ知らず」「10kmウォーキングも問題なし」といった実体験が報告されており、慣らし期間なしで初日から快適に履けるという声も多く聞かれます。出張や立ち仕事の多いビジネスパーソンはもちろん、30代から70代まで幅広い年齢層から支持を得ています。
デザイン面でも、ビジネスからカジュアルまで対応できる豊富なラインナップを展開。外反母趾など足のトラブルを抱える人からも「おしゃれを諦めなくて済む」と好評です。リピート購入率が非常に高く、複数足まとめ買いする人も珍しくありません。プレゼントでもらって気に入り、自分で追加購入するケースも見られ、「一度履くと他のブランドに戻れない」という声も聞かれます。
価格は2〜3万円台が中心ですが、品質と機能を考えれば納得という声が多数を占めています。GORE-TEX搭載モデルは修理が困難でソール交換もできないため、2〜3年での買い替えが前提となりますが、この価格帯でGORE-TEXを標準装備している点は競争力が高いといえるでしょう。
特に通勤で毎日長距離を歩くビジネスパーソンや、雨の日も子供の送迎などで外出が必要な主婦層、機能性とコストパフォーマンスを重視する実用派から高い満足度を得ています。「毎日の生活を快適にする実用的な靴」として、確固たる地位を築いているブランド、それが「マドラスウォーク」です。
マドラスモデロの違いとは？
マドラスより
1990年にマドラスのセカンドラインとしてデビューした「モデロ（MODELLO）」。メインブランドの「マドラス」や「マドラスウォーク」とは、どのような違いがあるのでしょうか。
最も分かりやすい違いは価格帯です。モデロは1〜2万円台を中心に展開しており、マドラスの2万円台後半〜4万円台以上、マドラスウォークの2〜3万円台と比べて、より手頃な価格設定となっています。しかし、単なる廉価版というわけではありません。モデロにもGORE-TEX搭載モデルや抗菌消臭機能を備えた商品があり、価格を抑えながらも実用的な機能をしっかりと備えています。
ターゲット層にも明確な違いがあります。モデロは20代後半からの若手社会人やカジュアル志向の層をメインターゲットとしています。一方、マドラスは管理職層や品質重視の中高年層、マドラスウォークは30〜50代の実用派ビジネスパーソンを想定しています。この違いは、商品展開にも表れており、モデロはビジネスシューズからスニーカー、サンダルまで幅広くカバーしているのが特徴です。
興味深いのは製造国の違いです。2025年9月時点の情報では、モデロの2万円台のビジネスシューズは日本製が多く見られます。セメント製法を採用し、国内生産でコストを抑える工夫がされているようです。
このように見てくると、モデロは若手社会人でも手が届く価格帯で、トレンドを程よく取り入れたデザインと実用的な機能を両立させているブランドといえます。初めて本格的な革靴を購入する人や、複数足を揃えたい人にとって、魅力的な選択肢となっています。
高い？マドラスの靴の価格帯
マドラスの靴は「高い」のでしょうか。この疑問に答えるには、まず具体的な価格帯を確認し、他ブランドと比較して考える必要があります。
2025年9月時点で、マドラスのブランド別価格帯を見ると、メインブランドの「マドラス」は2万円台後半から、特に高価格帯では4万円を超える商品も展開しています。「マドラスウォーク」はGORE-TEX搭載で2〜3万円、セカンドラインの「モデロ」は1〜2万円台となっています。
これらの価格が高いか安いかは、比較対象によって大きく変わります。1万円以下の量販店ブランドと比べれば確かに高額ですが、同じ価格帯のリーガル中級ラインと比較すれば同等の水準です。また、3〜5万円のスコッチグレインより安く、5万円以上の高級インポートブランドと比べればかなりリーズナブルな設定といえるでしょう。
実際の購入者レビューを見ると、「高い」と感じる人もいる一方で、品質と機能を考慮すれば納得という声が多数を占めています。特にGORE-TEXによる防水性能やメタインソールによる疲労軽減効果など、実用的な機能を考えると、むしろコストパフォーマンスは高いという評価が目立ちます。
年齢層による価格感覚の違いも見逃せません。20代の若年層にとっては確かに高めの価格設定ですが、30代以上の一定の経済力がある層にとっては、日常的に使用する革靴として妥当な価格と受け止められています。特に、毎日の通勤で使用することを考えれば、1日あたりのコストはそれほど高くないという考え方もあります。
また、マドラスは100年以上の歴史を持つ日本の老舗メーカーであり、品質管理や購入後のサポート体制も充実しています。公式オンラインショップの会員なら送料無料でサイズ交換ができるなど、価格に見合ったサービスも提供されています。
結論として、マドラスは「中級～中上級」の価格帯で、決して安くはありませんが、機能性と品質を考慮すると適正価格といえます。ファストファッションに慣れた層や純粋にコスト重視の人には高く感じられるかもしれませんが、防水性や疲労軽減など実用的な機能を求める人にとっては、価格以上の価値があるブランドといえるでしょう。
ドン キホーテでも？マドラスの店舗情報
マドラス 銀座店｜マドラスより
「マドラスの靴はドンキホーテで買えるの？」という疑問を持つ方もいるようですが、マドラス公式サイト（2025年9月時点）を確認する限り、ドンキホーテでの取り扱いについての記載はありません。それでは、実際にマドラスの靴はどこで購入できるのでしょうか。
マドラスの直営店は全国に展開しており、特に注目すべきは東京・銀座の旗艦店です。ここはメタインソールのコンセプトショップでもあり、2階のオーダーサロンではMOSS（マドラスオーダーシューズシステム）で自分だけの特別な一足を注文できます。シューフィッターの資格を持つスタッフも在籍しており、靴選びから修理・メンテナンスまで幅広くサポートしてくれます。
東京では八重洲地下街の「マドラス ヤエチカ店」もあり、メンズとレディースの売り場が繋がって買い物しやすい環境が整っています。そのほか、関東圏では溝口マルイや流山おおたかの森S・Cにも店舗があり、名古屋では栄地区に複数の店舗を構えています。銀座店、ヤエチカ店、栄久屋大通店などの一部の直営店では「足圧測定無料サービス」も実施しており、普段の姿勢の癖を測定し、メタインソールでどのように改善されるかを確認できるのも魅力的です。
また、伊勢丹新宿本店をはじめとする全国の百貨店でも取り扱いがあり、より身近な場所で購入することができます。
お得に購入したい方にはアウトレット店舗がおすすめです。滋賀竜王、越谷レイクタウン、軽井沢、長島、北九州、幕張、広島、りんくうなど、全国の主要アウトレットモールに出店しています。特に愛知県大口町の「マドラス 大口ファクトリーアウトレット店」は工場直営店ならではの品揃えで、靴だけでなく革小物も取り扱っています。この大口工場は見学も可能で、マドラス公式サイトから予約できます。
店舗が近くにない場合でも、マドラス公式オンラインショップで購入可能です。会員なら送料無料でサイズ交換ができるなど、サポート体制も充実しています。
まとめ マドラスとリーガルどっちがいい？
ここまで、マドラスとリーガルの比較を中心に、マドラスの靴について詳しく見てきました。
・マドラスは1921年創業の日本の老舗メーカーで、イタリア生まれの「マドラス」ブランドを1965年に日本に導入し、1994年に全世界の商標権を取得した
・SNS上の評判では、マドラスは足に馴染みやすく履き心地が良いと評価され、リーガルやスコッチグレインと並ぶ信頼できるブランドとして認識されている
・機能性重視ならマドラス、フォーマル重視ならリーガルという使い分けが理想的で、日常使いを優先するならマドラスから始めるのがおすすめ
・革靴市場では中級～中上級のポジションで、一般企業では問題なく通用するが、金融・コンサル等の保守的業界ではやや格が落ちる印象もある
・「ダサい」という関連検索ワードが出るのは認知度の高さの証拠で、実際の購入者からは質感や機能性が高く評価されている
・レディースシューズも機能性と快適性で30～60代の女性から高い支持を得ており、特に長時間の立ち仕事や通勤で歩く女性に人気
・マドラスウォークはGORE-TEX搭載で防水性と透湿性を両立し、雨の日でも快適に履けると評価が高い
・モデロは1～2万円台のセカンドラインで、価格を抑えながら実用的な機能を備えている
・価格は中級～中上級で、機能性を考慮すれば適正価格という評価が多い
・直営店、百貨店、アウトレット、公式オンラインショップなど購入チャネルが充実しており、一部直営店では足圧測定無料サービスも実施
結局のところ、マドラスとリーガルは「どちらが良い」ではなく「何を重視するか」で選ぶべきブランドですが、雨の多い地域にお住まいの方、外回りの営業職、長時間の立ち仕事をされる方、足の疲れやすさに悩んでいる方には、機能性に優れたマドラスが特におすすめです。
▼機能性に優れた【マドラス】
創業100年を超える老舗高級シューズ【madras（マドラス）】
氏名：宮城 良太（みやぎ りょうた）
略歴：文化服装学院→デザイナー
使いやすさを大切にしたモノづくりとファッション分野の情報発信に取り組んでいます。