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メンズのクラッチバッグについて検索すると、「ダサい」「時代遅れ」「意味不明」といったネガティブなワードが散見されます。ファッション性が高く、洗練された印象を与えられるアイテムのはずなのに、なぜこのような評価を受けてしまうのでしょうか。
実は、これらのネガティブな声の背景には、「キメすぎ」という印象や、年代による捉え方の違い、そして流行のサイクルなど、様々な要因が関係しています。しかし同時に、選び方と使い方次第で、クラッチバッグは「こなれ感」を演出する強力なツールにもなり得るのです。
このブログでは、クラッチバッグが「ダサい」と言われる理由を紐解きながら、相性の良いコーディネートや、おすすめのブランドまで、メンズのクラッチバッグについて多角的に解説していきます。
- ダサい理由を解説
- 相性の良いコーデ
- 年代別の捉え方
- おすすめブランド
目次
ダサい?メンズのクラッチバッグ|前編
ダサいと言われる理由とは?カッコつけすぎ?

ペッレモルビダより
ファッション性が高く、洗練された印象を与えられるメンズのクラッチバッグ。しかし、ネット上では「ダサい」といった否定的な声も散見されます。なぜ、そのような評価を受けてしまうのでしょうか。
その理由として大きいのが、「キメすぎ」「カッコつけすぎ」という印象です。リュックやトートバッグのような実用性重視の選択肢がある中で、あえて持ちにくいクラッチバッグを選ぶということは、明らかにファッションを意識している証拠。この「おしゃれを意識している」ことが見え透いてしまうと、「頑張ってる感」が出てしまい、それが日本の文化では特に敬遠されがちです。
また、手で持つしかない、荷物があまり入らないという不便さを受け入れてまで持つという点も、見た目重視すぎるという印象を与えます。さらに、クラッチバッグは元々フォーマル・パーティー寄りのイメージがあるため、「普段使いには格式張りすぎ」という違和感を持つ人もいるでしょう。
加えて、着こなし全体とのバランスも重要です。例えば、スーツスタイルにクラッチバッグを合わせると、普段使いとしては全身キメキメの「やりすぎ感」が出てしまうこともあります。
つまり、「ダサい」と感じる人は、この「意識高い感じ」と「実用性を犠牲にしている感じ」のギャップに違和感を覚えているのかもしれません。
クラッチバッグと相性の良いメンズコーデ
日常生活においてクラッチバッグを持つ際、どのようなコーディネートが相性が良いのでしょうか。
実は、カジュアルな要素を取り入れたコーデとクラッチバッグの相性は意外と良いのです。例えば、ジャケットにデニムやスニーカーを合わせたスタイル、ニットにスラックスとスニーカーの組み合わせ、コートにパーカーとデニムを合わせるスタイルなど。このように、全身キメキメにならずカジュアルな要素を取り入れることで、ちょうどいい「抜け感」が生まれます。
スーツスタイルにクラッチバッグを合わせると「完璧を目指してる感」が出てしまいがちですが、カジュアル要素を加えることで「さりげないおしゃれ」という印象に変わります。力の抜けた印象になるため、「頑張ってる感」が出にくいのです。
また、カジュアルな場面では荷物も少なめ(財布、スマホ、キーケース程度)という方も多いでしょう。大きなバックパックだと大げさすぎるときに、クラッチバッグがちょうどいいサイズ感となります。
つまり、全身をきれいめにまとめるよりも、大人のカジュアルコーデに「ちょっとしたおしゃれ要素」として取り入れる方が、自然でこなれた印象になるのです。
結婚式にクラッチバッグはダサいのか?

ペッレモルビダより
では、結婚式のようなフォーマルな場面ではどうでしょうか。
結婚式では、クラッチバッグを持って「キメている感じ」が、むしろちょうどいいバランスになります。結婚式自体が「キメる場」であるため、クラッチバッグの持つフォーマル感が違和感なく溶け込むのです。むしろリュックやトートバッグのほうが場違いになってしまうでしょう。
日常生活では「頑張ってる感」が浮いてしまうこともありますが、結婚式は参列者もおしゃれをして祝福する場。ここでは「ちゃんとした格好をしている」ことが礼儀として求められます。また、移動距離が短く、荷物も財布、スマホ、ご祝儀程度と少なくて済むため、クラッチバッグの実用性の低さが問題になりにくい状況です。
ただし、結婚式でも注意点はあります。大きすぎるクラッチバッグは避け、カジュアルすぎるものや派手すぎるデザインも控えるべきでしょう。スーツとのバランスを考えることも重要です。
つまり、「ダサい」かどうかは、TPOによって評価が大きく変わるということですね。
意味不明?クラッチバッグ

ペッレモルビダより
ネット上では「ダサい」という言葉だけでなく、「クラッチバッグ 意味不明」という検索ワードまで存在します。自分の持ち物を意味不明と言われたら、かなりショックですよね。なぜ、そこまで言われてしまうのでしょうか。
「ダサい」は好みの問題ですが、「意味不明」は存在理由そのものを否定しているような言葉です。その背景には、機能的な合理性が見えないという点があります。両手が使えない、容量が少ない、肩にかけられないといった特徴から、「なぜわざわざこれを選ぶのか理解できない」という困惑が生まれるのです。
特に、満員電車や自転車移動が多い日本の生活スタイルでは、両手が空いているほうが圧倒的に便利。結婚式やパーティーなら理解できても、普段使いで持つ理由が見えないため、「いつ、どこで使うの?」という疑問を持たれてしまうのでしょう。
しかし、「意味不明」という声は、単にその人の生活スタイルや価値観に合わないだけ。持っている本人にとって、使いやすい、気分が上がる、スタイリングが決まる、特別な場面で必要、といった「意味」があるなら、それで十分です。ファッションに正解はありません。大切なのは、自分がなぜそれを選んだのか理解していて、自信を持って使えることではないでしょうか。
流行りは?メンズのクラッチバッグ
「ダサい」「意味不明」といったネガティブな声が聞かれる一方で、クラッチバッグの流行自体はどのような変遷を辿ってきたのでしょうか。
まず、1990年代に「セカンドバッグ」として日本のビジネスマンの間で流行し、その後ブームが衰退しました。しかし、2010年代に入って「クラッチバッグ」という名前で再び注目を集めます。特に2015年頃にはトレンドアイテムとして台頭し、2020年頃までその人気が続きました。そして2021年頃、トレンドアウトしたように見えたのです。
しかし、話はここで終わりません。2023年から2024年にかけて、再び注目される兆しが見え始めました。洋服のトレンドがきれいめスタイルに移ったこともあり、クラッチバッグが再び流行の兆しを見せています。また、薄型のスマホやタブレットの普及、キャッシュレス化による財布の小型化など、ライフスタイルの変化もクラッチバッグの使いやすさを後押ししているのです。
つまり、流行のピークは過ぎたものの、完全に終わったわけではなく、むしろ「流行に左右されないアイテム」として定着しつつあるといえるでしょう。
ダサい?メンズのクラッチバッグ|後編
時代遅れ?クラッチバッグの年代別の捉え方

ペッレモルビダより
流行に左右されないアイテムとして定着しつつあるクラッチバッグですが、トレンドのピーク自体は過ぎているため、年代によっては「時代遅れ」と感じることもあるようです。
特に50-60代以上のバブル世代は、1990年代にセカンドバッグを実際に使っていた、または周りで見ていた世代。「厚手のセカンドバッグを持つバブル期のおじさん」というイメージが強く残っているため、クラッチバッグを見ると「古い」と感じてしまうのです。また、30-40代も2010年代中盤の流行を経験しており、「あの時みんな持ってたけど、今はもう…」という感覚から、時代遅れと捉えやすい傾向にあります。
一方、過去の流行を知らない20代の若い世代にとっては、リュック、トート、ショルダー、サコッシュと並ぶ、単なる「バッグの選択肢の一つ」。過去のネガティブなイメージに縛られないため、純粋にデザインや機能で判断できるのです。さらに、カフェに行く際もタブレット、iPhone、鍵のみという荷物が少ない生活スタイルの彼らにとって、クラッチバッグは実用的なサイズ感でもあります。
同じアイテムでも、見る人の年代や経験によって評価が真逆になる、典型的な例といえるでしょう。
メンズバッグのダサいランキング「頑張ってる感が出すぎ」
メンズバッグが「ダサい」と言われる理由は様々ですが、ここでは「頑張ってる感が出すぎ」という観点に絞って解説します。
おしゃれを意識するあまり、全身をキメキメに固めてしまうと、かえって「頑張ってる感」が出てしまい「痛い」と見られる可能性があります。自然体に見えない=余裕がない=ダサい、という構図です。大切なのは「程よい抜け感」なのです。
バッグで特に「頑張ってる感」が出やすいのは、高級ブランド風のデザインだけど実際は安物というパターン。背伸びしている感じが透けて見え、「カッコつけたいんだな」という意図が丸見えになってしまいます。また、装飾が多すぎるゴテゴテしたデザインや、普段着のTシャツにハイブランドのクラッチだけを合わせるなど、服とバッグの格が合っていない場合も「無理してる感」が出てしまうでしょう。
しかし、クラッチバッグは選び方とコーディネート次第で、この「頑張りすぎ」を避けながら洗練された印象を作ることができます。ポイントは、ロゴや装飾が控えめなシンプルなデザインを選ぶこと。そして、先ほど解説したように、カジュアル要素を取り入れたコーディネートと合わせることです。
つまり、クラッチバッグは「キメすぎ」と言われることがある一方、使い方次第で、むしろ「こなれ感」を演出する強力なツールになるのです。
クラッチバッグを持つ男におすすめ「ペッレモルビダ」

ペッレモルビダより
「頑張ってる感」を避けながらクラッチバッグを取り入れたい。そんな方におすすめなのが、比較的新しい日本製のラグジュアリーレザーブランド「ペッレモルビダ」です。
ペッレモルビダのクラッチバッグの価格帯は3万円台のものが多く、ハイブランドほど高くないものの、安物ではない「ちょうどいい」位置づけです。背伸びしすぎず、でも質の良いものを持ちたいという大人の選択肢として注目されています。
デザインは徹底したシンプル志向。装飾を極力そぎ落とし、美しいシルエットを重視しています。ロゴの主張も控えめなため、「頑張ってる感」が出にくいのです。一方で、素材へのこだわりは本格的。イタリアンレザーや国産レザーを使用し、シュリンクや型押しなど、素材の質感でも高級感を演出しています。
また、実用性と美しさの両立も魅力です。マチを薄くして見た目を美しく保ちながら、内装はカードスリットやポケットが充実。タブレットも収納可能と、「使いやすさ」も犠牲にしていません。
カラー展開はブラック、ネイビー、ダークブラウンなど、ベーシックカラーが中心。長く使える定番志向で、パーティーシーンから普段使い、結婚式まで幅広く対応できます。
本質を知り、優雅さを求める大人のブランド|PELLE MORBIDA(ペッレモルビダ) ![]()
エッティンガー|クラッチバッグを持つおしゃれメンズに

エッティンガーより
より格式高いクラッチバッグを求める方には、英国の伝統と気品を体現する革製品ブランド「エッティンガー」がおすすめです。ロンドンで創業し、90年以上にわたり卓越した品質と職人技を誇るエッティンガーは、英国王室御用達の証である「ロイヤルワラント」を授与された名門ブランドです。
エッティンガーのクラッチバッグは、6万円台と、ペッレモルビダの約2倍の価格帯。明確なハイブランド・ラグジュアリー路線です。しかし、デザインは装飾を抑えたミニマルな美学を貫き、「控えめな高級感」を追求しています。
このブランドの特徴として、英国王室御用達という背景があります。英国王室のテーマカラーであるパープルを採用した「ロイヤルコレクション」など、英国の伝統と格式を感じさせます。素材も高級レザーにこだわり、カーフやゴートなど上質な革を使用。サイズや機能性はペッレモルビダとほぼ同じですが、ブランド価値とストーリーで差をつけているのです。
ただし、エッティンガーは微妙なラインでもあります。デザインはシンプルで控えめですが、6万円台という価格や「英国王室」という権威付けが、使う人の年齢や立場によっては「背伸びしてる」「気取った印象」と見られる可能性も。モノ自体は間違いなく良いものですが、コーディネート次第で評価が分かれる選択肢といえるでしょう。
おしゃれなメンズに|手染めのクラッチバッグ「ユハク」

ユハクより
さらに特別なクラッチバッグを求める方には、手染めを特徴とする日本製のレザーブランド「ユハク」という選択肢があります。
ユハクの公式サイトでは、クラッチバッグは「YES070 クラッチバッグ」(2025年11月時点:¥77,000)の1種のみ。ペッレモルビダの2.5倍、エッティンガーよりもさらに高い価格設定です。この価格差の理由は、ブランドの核である「手染め」という独自技術にあります。
ムラ染めが特徴的で、ネイビーのシュリンクレザーとの組み合わせが美しい一品。「Esprit(知性・才気)」と命名されたこのシリーズは、単なる高級品ではなく、知的な印象を演出することを狙っています。職人技術・工芸品としての価値を重視した、ファッションというより「アート」に近い位置づけといえるでしょう。
機能性も充実しており、3cmのマチで容量を確保し、コンパートメント2つ、内ポケット4つを配置。タブレットや12インチPCも収納可能と、「クラッチバッグの難点を解消」することを明言しています。
ただし、77,000円という価格は、手染めの価値を理解できる人向け。ターゲットはかなり限定的で、「分かる人にしか分からない」究極の領域といえます。
まとめ|ダサい?メンズのクラッチバッグ
メンズのクラッチバッグについて、様々な角度から見てきました。
・「ダサい」と言われる理由は、「キメすぎ」「カッコつけすぎ」という印象があること。実用性の低さを受け入れてまで持つという点も、見た目重視すぎるという印象を与える。
・日常生活において、クラッチバッグと相性が良いのは、カジュアル要素を取り入れたコーディネート。全身キメキメにならず、ちょうどいい「抜け感」が生まれる。
・結婚式では、クラッチバッグを持って「キメている感じ」がむしろちょうどいいバランスに。TPOによって評価が大きく変わる。
・「意味不明」という声は、機能的な合理性が見えないことや、日本の生活スタイルとのミスマッチから。ただし、持っている本人に意味があるなら、それで十分。
・流行のピークは過ぎたものの、完全に終わったわけではなく、むしろ「流行に左右されないアイテム」として定着しつつある。
・年代によって評価が分かれる。50-60代や30-40代は「時代遅れ」と感じやすい一方、20代の若い世代にとっては「普通におしゃれなアイテム」。
・「頑張ってる感が出すぎ」を避けるには、シンプルなデザインを選び、カジュアル要素を取り入れたコーディネートと合わせることが重要。
・ペッレモルビダは3万円台で「頑張ってる感」が出にくく、シンプルで機能的なクラッチバッグを展開。
・エッティンガーは6万円台の英国王室御用達ブランド。モノ自体は良いが、評価が分かれる選択肢。
・ユハクは7万円台で手染めという独自技術が特徴。「分かる人にしか分からない」究極の領域。
クラッチバッグに対するネガティブな声には、それぞれ理由があります。しかし同時に、選び方と使い方次第で印象が大きく変わるアイテムでもあるのです。

氏名:宮城良太(みやぎ りょうた)
生年月日:1995年10月21日
略歴:文化服装学院(工芸課程)→デザイナー(スポーツアパレル)→個人業(財布の製造・ブログ)
好きな言葉:要は慣れ
