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世界三大レザーブランドが語る”本物の革”を知る老舗革製品の世界の魅力や特徴を徹底解説

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「世界一の品質」「最高級の革」「最上級の職人技」――。

革製品の世界には、こうした言葉が踊る製品があふれています。しかし、本当の「最高級」とはどのような基準で決まるのでしょうか。

世界には、数百年の歴史を持つレザーブランドが存在します。英国王室やスペイン王室から御用達の称号を得たブランド、代々受け継がれる伝統的な製法を守り続けるブランド、そして革新的な技術で時代の最先端を行くブランド。それぞれが独自の哲学と技術を持ち、唯一無二の製品を生み出しています。

本記事では、世界三大レザーブランドと呼ばれる名門から、日本が誇る革製品ブランド、そして世界最高峰の革素材まで、本物の品質を追求し続けるレザーブランドの世界をご紹介します。長年の歴史に裏打ちされた確かな品質と、使い込むほどに深まる味わいを持つ革製品の真髄に迫ってみましょう。

▼世界最高峰のレザーブランド

記事のポイント
    • 伝統と歴史が証明する品質
    • 王室御用達の高級ブランド
    • 職人技が生む最高級の革
    • 経年変化を楽しむ革製品

世界三大レザーブランドとも言われる人気ブランドをご紹介

・エッティンガーについて
・世界三大レザーブランドの財布
・グレンロイヤルについて
・世界三大革ブランド「ロエベ」
・世界5大レザーメーカーについて
エッティンガーについて

英国の伝統と気品を体現する革製品ブランド「【ETTINGER】 」。1934年にロンドンで創業以来、90年以上にわたり卓越した品質と職人技を誇り続けています。1996年には、英国王室御用達の証である「ロイヤルワラント」を授与された名門ブランドです。

エッティンガーは、1930年~50年代、ピッグレザーやゴートレザーが主流だった時代に、革小物の新たな可能性を開拓しました。馬具のサドルからインスピレーションを得て、外側に耐久性の高いブライドルレザー、内側に柔らかいパネルハイドを組み合わせるという革新的な手法を確立。この独創的なコンビネーションは、当時大きな注目を集め、現在の革小物における定番となっています。

製品の特徴は、最高級素材と伝統技術の見事な融合にあります。ブライドルレザーやカーフレザーを贅沢に使用し、英国の職人たちが丹念に仕上げることで、耐久性と美しさを両立。シンプルでありながらエレガントなデザインは、ビジネスシーンからカジュアルまで幅広く対応します。

特筆すべきは、チャールズ3世にも愛されるその信頼性の高さです。品質重視で長く愛用できるアイテムを求める方、英国文化やラグジュアリーに興味がある方に特に支持されており、20代後半から60代以上まで幅広い年齢層から支持を得ています。

▼卓越した品質と職人技を誇る名門ブランド

世界三大レザーブランドの財布

【公式オンラインストア限定】 MINI WALLET6_CC&ZIP|エッティンガーより

エッティンガーの財布は、卓越した品質と伝統的なクラフトマンシップを体現する逸品として知られています。同社の財布コレクションは、長財布、二つ折り財布、三つ折り財布、マネークリップなど、幅広いラインナップとコレクションを展開しています。

中でも「BRIDLE HIDE COLLECTION」は、エッティンガーを代表するシリーズです。パネルハイドイエローのアクセントカラーが特徴的で、英国の乗馬文化から生まれた伝統的なブライドルレザーとのコンビネーションは、創業当時から現在まで受け継がれているアイコン的存在となっています。

「STERLING COLLECTION」は、イギリスのスターリングポンド紙幣のインクカラーをイメージした4色展開で、特に英国王室のテーマカラーであるパープルは「ロイヤルコレクション」として人気を集めています。「CAPRA COLLECTION」は創業期から親しまれてきたゴートレザーを使用し、「SAINT CRISPIN COLLECTION」は最高級の革を採用した特別なシリーズです。

注目商品として、【公式オンラインストア限定】「MINI WALLET6/CC&ZIP」をご紹介します。外装には経年変化が楽しめるブライドルレザー、内装には上品なパネルハイドブラックを採用。銀座店で人気のパープルをアクセントに使用した洗練されたデザインで、薄型ながら実用的な収納力を備えています。一万円札がピッタリ収まる設計など、使い勝手の良さも特徴です。

エッティンガーの財布は、90年以上の歴史に裏打ちされた確かな品質と、英国らしい気品あふれるデザインが魅力です。使い込むほどに深まる味わいと、世代を超えて受け継がれる価値を持つ、まさに本物の革製品といえるでしょう。

▼さらに詳しく

▼エッティンガー公式通販

グレンロイヤルについて

グレンロイヤルより

グレンロイヤルは、スコットランドの中西部エア・シャーに拠点を置く、1979年創業のレザーグッズブランドです。ブランド名のGLENはゲール語で「谷・渓谷」を、ROYALは「王室」を意味し、スコットランド国民のアイデンティティを表現しています。1990年代初頭に日本に登場して以来、高品質な革製品を提供し続けています。

同社はブライドルレザーの加工技術に定評があり、かつてはロイヤルワラントの称号を持つメーカーのOEMも手がけていました。製品に応じて革の厚みを変えるなど、細部まで吟味された製品づくりが特徴です。

特筆すべきは、ブライドルレザーの製造工程です。植物の樹皮から抽出したタンニンの溶液に長期間浸け込む「ベジタブルタンニンなめし」を採用。さらに、牛脂や蜜蝋を手作業で染み込ませるなど、非効率に見える工程も、堅牢で型崩れしにくい革を生み出すために欠かせない要素となっています。

「MADE IN SCOTLAND」の称号は、こうした丁寧なものづくりの姿勢、200年以上受け継がれるタータンチェックのように、長い年月をかけて洗練されてきた技術とデザインの証といえます。スコットランドの雄大な自然と実直な気質を反映した、グレンロイヤルの製品は、世界中の革製品愛好家から高い評価を得ています。

世界三大革ブランド「ロエベ」

LOEWEより

ロエベは、1846年にスペイン・マドリードで創業以来、約180年もの長きにわたって世界有数のラグジュアリーブランドとしての地位を確立してきました。小さな皮革製品の工房から始まり、今日では国際的な第一線のブランドへと成長。一貫してクラフトマンシップを重視し、比類ない皮革工芸の職人技と最上級の素材、現代的なデザインの融合により、革新的なレザー製品を生み出し続けています。

マドリッドのアトリエで働く職人たちは、長年培われた伝統的な技法に新しい技術を組み合わせ、モダンな製品へと昇華させています。2013年にはジョナサン・アンダーソンがクリエイティブ・ディレクターに就任し、ブランドは新たな転換期を迎えました。ロエベ ファンデーション クラフトプライズの設立や、ラグジュアリーでありながら批評的評価も高いコレクションの発表を通じ、伝統的なクラフトマンシップを現代的に表現しています。

スペイン王室御用達ブランドとしても知られるロエベは、皮革製品の品質と加工技術の高さで評価を得ています。落ち着いたデザインと耐久性の高さが特徴で、年齢を重ねるごとにその価値を高めていく製品は、長く愛用されることで知られています。特にウィメンズの財布&小物コレクションでは、アナグラムシリーズやソフトグレインカーフを使用した製品が、幅広い年齢層から支持を集めています。

世界5大レザーメーカーについて

これまでご紹介してきた世界三大レザーブランドに加え、レザー製品の世界には、さらに卓越した技術と伝統を持つブランドが存在します。

その代表格が、1875年創業の「ホワイトハウスコックス」です。高品質の馬具から始まり、洗練されたデザインのベルトや鞄、財布など、多彩なレザーグッズを生み出してきました。同社の代表的な革は、約10週間もの時間をかけて樹皮や種子など自然の草木でタンニン鞣しを施したイングリッシュブライドルレザー。天然染料を革の深部まで染み込ませ、経験豊かな職人が伝統の技術で形にしています。

また、イタリアの誇るブランド「イルビゾンテ」も、革製品の世界で独自の地位を確立しています。バッファローのマークで知られる同社は、創業者ワニー・ディ・フィリッポの「あなたが日焼けすれば、バッグも日に焼けます」という言葉に象徴されるように、使用者とともに育っていく製品づくりを追求。質の良い革を使用し、使えば使うほど味わいが増していく特徴が、世界中のファンを魅了しています。

さらに、「ボッテガ・ヴェネタ」は、イタリア・ヴェネト地方の熟練革職人の伝統に根ざした最高品質の製品で知られています。特に、革を編み込んだ「イントレチャート」は同ブランドの象徴的技法として、バッグや財布、小物など様々なアイテムに用いられ、男女問わず高い人気を誇っています。このように、世界には数多くの個性豊かなレザーブランドが存在し、それぞれが独自の歴史と技術、そして魅力的な製品を生み出し続けているのです。

▼卓越した品質と職人技を誇る名門ブランド

世界三大レザーブランドたる所以や使われる革について

・レザーブランドの格付けを決める要素
・日本三大レザーブランドもご紹介
・革のハイブランドランキング
・財布などに!世界三大ブランドのレザー
・ブライドルレザーを詳しく
総括 世界三大レザーブランドとして人気ブランドなどをご紹介
レザーブランドの格付けを決める要素

レザーブランドの格付けを決定する要素は多岐にわたり、その総合的な評価がブランドの価値を形作っています。

まず重要なのが「歴史」です。創業からの年数や、英国王室やスペイン王室などからの御用達の称号取得は、ブランドの信頼性を示す重要な指標となっています。また、伝統的な技法を継承しながら、いかに時代のニーズに応えているかも評価の対象です。

「製法」においては、職人によるハンドメイドの割合が重要な評価基準となります。独自の技法や確かな品質管理体制、熟練職人の育成システムなども、ブランドの評価を左右する要素です。

「素材」に関しては、原皮の選定基準から、革のなめし方、その品質まで細かく評価されます。特に高級革製品では、植物性タンニンを使用したベジタブルタンニンなめしが重視され、その代表的な革としてブライドルレザーやイタリアンレザーなどがあります。また、素材の希少性や産地の信頼性、エイジングの特徴も重要な評価要素となっています。

「商品ラインナップ」では、製品カテゴリーの幅広さや、定番商品の確立、シーズン商品の展開力などが問われます。また、カスタマイズオプションの有無も、ブランドの技術力を示す指標となっています。

「価格」については、エントリーモデルからフラッグシップモデルまでの価格帯の設定や、その安定性、さらには中古市場での価値の維持なども、ブランドの格付けを決める重要な要素となっています。

日本三大レザーブランドもご紹介

世界の名門レザーブランドと並び、日本にも誇るべき革製品ブランドが存在します。ここでは、日本三大レザーブランドとしても知られる「GANZO」「キプリス」「万双」をご紹介します。

「GANZO」は、創業から100年以上の歴史を持つ老舗ブランドです。「日本製」という枠を超えたものづくりを追求し、素材選びから革のなめし、裁断、漉き、縫製、磨きに至るまで、妥協のない製品づくりを行っています。特に「CORDOVAN」「THIN BRIDLE」の2シリーズは、耐久性の高さと美しいエイジングで高い評価を得ています。

「キプリス」は、2003年から2023年までの間に19回もの「百貨店バイヤーズ賞」を受賞している実力派ブランドです。「一生愛せる本質的価値のあるものづくり」を理念とし、世界から選び抜いた素材に日本の卓越した技術を注ぎ込んでいます。製品の70%以上がハンドメイドで、最高級シリーズに至っては90%以上が手作業による仕上げとなっています。

「万双」は、機能性と美しさを追求した革製品づくりで知られています。ミニ財布から長財布まで、豊富なラインナップを展開し、それぞれに熟練職人による丁寧な組み立てと、最上級の素材使用にこだわっています。一枚革で贅沢に包み込んだ長財布や、縫製技術を駆使してシャープな表情に仕上げたラウンド財布など、独自の魅力を持つ製品を生み出し続けています。

これら日本の革製品ブランドは、世界に誇れる確かな技術と細部へのこだわりを持ち、グローバル市場でも高い評価を得ています。

革のハイブランドランキング

レザーアイテムのハイブランドとして、世界的に高い評価を得ているブランドをご紹介します。

1854年創業の「ルイ・ヴィトン」は、世界最初の旅行鞄のアトリエとして始まり、現在では革製品の代表的ラグジュアリーブランドとなっています。クラフツマンシップと伝統を大切にしながら、革新的なデザインで時代のニーズに応え続けています。

1913年創業の「プラダ」は、イタリア・ミラノを拠点とする高級ファッションブランドです。マリオ・プラダとマルティーノ・プラダの兄弟によって皮革製品の専門店としてスタートし、現代的で革新的な素材使いとデザインの斬新さで、常にトレンドの最先端を走っています。

1988年にパリで設立された「メゾン・マルジェラ」は、既成概念にとらわれない独創的なアプローチで注目を集めています。2014年にジョン・ガリアーノがクリエイティブ・ディレクターに就任して以降、新たな技術的革新を取り入れながら、ラグジュアリーの世界で独自の地位を確立しています。

1921年にフィレンツェで創設された「グッチ」は、創業100年を超える歴史を持ち、クリエイティビティとイタリアのクラフツマンシップ、イノベーションを融合させた製品を生み出しています。

その他、「バレンシアガ」「フルラ」「ブルガリ」なども、革新的なデザインと確かな品質で、世界中のファッション愛好家から支持を得ています。これらのブランドは、それぞれが独自の魅力を持ち、レザーアイテムの新たな可能性を追求し続けているのです。

財布などに!世界三大ブランドのレザー

プエブロレザー|sotより

世界の高級財布に使用される革素材の中でも、特に人気を誇る革をご紹介します。

まず「ブライドルレザー」は、英国で馬具用に開発された伝統的な高級皮革です。特徴は、表面に浮かぶ「ブルーム」と呼ばれる白い粉状の蝋です。これは、革の繊維層に浸透させた油脂成分が表面に浮き出て凝固したもので、使い込むことで次第に薄くなり、革本来の色味とツヤが現れてきます。タンニンという液体に数ヶ月間浸け、さらに動物や植物の油脂成分と蝋を革に浸透させることで、堅牢性と撥水効果を高めています。

「コードバン」は、馬のお尻部分の皮をなめした本革で、「キングオブレザー」「革のダイアモンド」と称されるほどの高級素材です。馬1頭からわずかしか取れない希少性が特徴で、その強度は牛革の2~3倍とも言われています。キメの細かい革繊維による滑らかな手触りと高級感のある見た目、そして使い込むほどに増す独特の味わいが魅力です。

「イタリアンレザー」は、職人技とその品質の高さで世界的に評価されています。代表格の「プエブロレザー」は、和紙のようなザラザラとした独特の手触りと、使い込むほどに増す光沢が特徴です。その他にも「ミネルバボックス」「ミネルバリスシオ」「ブッテーロ」「エルバマット」など、それぞれに個性的な風合いを持つ革が、イタリアの革素材の魅力を高めています。

これらの革が持つ最大の魅力は、経年変化により持ち主固有の味わいを生み出していくという点です。時を重ねるごとに深まる独特の風合いは、多くの革製品愛好家を魅了し続けています。

ブライドルレザーを詳しく

THIN BRIDLE (シンブライドル) マチ無し長財布|GANZOより

ブライドルレザーには、数多くの魅力的な特徴があります。中でも、型崩れしにくい耐久性は特筆すべき点です。これは、馬具の激しい使用にも耐えられるように、牛革の中でも特に丈夫な背中や肩の部位を使用しているためです。また、革表面に施された蝋引き加工により優れた耐水性を持ち、雨や手汗による革の劣化を防ぎます。

最も特徴的なのは「ブルーム」と呼ばれる白い粉です。これは革表面を覆う蝋の跡で、ブライドルレザーの象徴とも言えます。ただし、ハーマンオーク社の製品など、一部ブルームが出ないタイプも存在します。使い続けるうちに、革表面のブルームは徐々に薄くなり、革本来の色合いやツヤを感じられるようになっていきます。

製造工程では、革の腐敗や乾燥を防ぐため、植物性由来のタンニンによる鞣し作業が行われます。非効率に見えるこの工程も、堅牢で型崩れしにくい革を生み出すために欠かせません。

一方で、ブライドルレザーには注意点もあります。表面に傷やひび割れができやすく、一度付いた傷は完全に消すことが難しいため、こまめなオイルやクリームでの保湿が重要です。また、その堅牢性ゆえに革が非常に硬く、強く曲げると割れてしまう可能性もあります。

しかし、これらの特徴を踏まえた上で適切にケアすることで、使い込むほどに深まる味わいと、持ち主固有の表情を楽しむことができます。それこそが、多くの革製品愛好家を魅了し続けているブライドルレザーの真髄といえるでしょう。

総括 世界三大レザーブランドとして人気ブランドなどをご紹介

◆世界三大レザーブランドの特徴
・エッティンガー:英国王室御用達の信頼性、90年以上の歴史と伝統、ブライドルレザーとパネルハイドの革新的な組み合わせ
・グレンロイヤル:スコットランドの伝統と職人技、ブライドルレザーの高度な加工技術、長年にわたる丁寧な製法へのこだわり
・ロエベ:約180年の歴史、スペイン王室御用達、伝統的なクラフトマンシップと現代的なデザインの融合

◆その他の世界的な人気レザーブランド
・ホワイトハウスコックス:イングリッシュブライドルレザーの名手
・イルビゾンテ:使用者とともに育つ製品づくり
・ボッテガ・ヴェネタ:イントレチャート技法の第一人者
・ルイ・ヴィトン、プラダ、グッチなどのラグジュアリーブランド

◆日本の誇る三大レザーブランド
・GANZO:100年以上の歴史と妥協なき職人技
・キプリス:高いハンドメイド比率と確かな品質
・万双:機能性と美しさの追求

◆高級革素材の特徴
・ブライドルレザー:耐久性と独特のブルーム、深い経年変化
・コードバン:希少価値と強靭さを備えた革の逸品
・イタリアンレザー:プエブロレザーをはじめとする多彩な革の種類

▼英国王室御用達の名門ブランドの革製品

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