キャッシュレス時代に突入し、財布は小さく薄くなる傾向にあります。スマートフォン決済も普及し、財布を持たずに過ごせる場面も増えてきました。
そんな中で、「財布の2個持ち」という選択をする人がいます。一見めんどくさそうに思えるこの習慣ですが、実は約5人に1人が実践しているという調査結果もあります。
なぜ、キャッシュレス時代に財布を2個も持つのでしょうか?単なる趣味なのか、それとも実用的な理由があるのでしょうか?
このブログでは、財布の2個持ちについて、メリット・デメリットはもちろん、ビジネスパーソン、主婦、夫婦それぞれの立場での活用方法、さらには代替案まで詳しく解説していきます。財布の使い分けに興味がある方、めんどくさそうだけど気になる方、ぜひ参考にしてください。
- キャッシュレス時代の2個持ち
- 使い分けで管理しやすく
- デメリットと向いていない人
- 代替案と選び方のコツ
目次
財布の二個持ちはめんどくさい?風水の観点ではどう?
キャッシュレスなのに財布を2個持ちする人も?
キャッシュレス時代に突入し、財布市場のトレンドはミニ財布やコンパクト財布へと移行しています。長財布であっても、一万円札とほぼ同じサイズの小さいものや、薄型の長財布が人気を集めています。さらに、スマートフォン決済の普及により、財布を使わずに支払いを済ませられる場面も増えてきました。
では、このような時代にあって、財布の2個持ちは時代遅れなのでしょうか。
株式会社プラネットの「財布に関する意識調査」によると、外出時に持ち歩く財布の数は以下の通りとなっています:
– 財布1個:80.1%
– 複数個:17.4%
約5人に1人が複数の財布を使用している計算となり、キャッシュレス時代でも一定数の需要があることがわかります。
男女とも年代が上がるほど”複数派”の比率が高まる傾向があり、特に男性は50代から急増し、70代以上では3割近くに達するとのこと。一方、女性は70代以上でも2割にとどまり、男女間でも差が見られます。
財布を2個持ち歩く人の約75%が「紙幣と小銭を分けたい」を理由に挙げています。続いて「用途別にお金を分けたい」「お金とカードを分けたい」という回答が多く見られます。
実は、キャッシュレス時代だからこそ、2個持ちには意義があるのです。例えば:
・デジタル決済と現金の効率的な使い分け
・クレジットカードとデビットカードの分別管理
・電子マネーとポイントカードの整理
・システム障害時の現金バックアップ
このように、キャッシュレス時代の財布の2個持ちは、単なる収納の問題ではなく、現代的な資産管理の一つの方法として捉えることができます。
主婦(ママ)が財布を二個持ちするメリット
家計用と自分用として財布を分けることは、主婦の家計管理に大きなメリットをもたらす可能性があります。
具体的な使い分け方として、家計用の財布からは「スーパーでの買い物」「子どもの習い事の支払い」「美容院・化粧品などの必需品」などの支出を、自分用の財布からは「カフェでの友人との会食」「趣味関連の支出」「個人的な交際費」などの支出を行います。
クレジットカードの使い分けも重要です。家計用財布には夫のクレジットカードの家族カードと、自分名義でも家計用として使用するカードを。自分用財布には個人消費用の自分名義カードを入れることで、より管理がしやすくなります。
この2個持ちには以下のようなメリットがあります:
・家計の透明性が高まる
・支出の区分けが明確になり予算管理がしやすい
・夫婦間の信頼関係の構築につながる
・急な出費にも対応しやすい
ただし、「手荷物が重くなる」「バッグの中でかさばる」「財布を2つ持ち歩く面倒さ」といったデメリットもあります。
解決策として以下のような方法があります:
・収納機能に優れた財布の使用
・お札入れや小銭入れが複数箇所ある長財布の活用
・一日の終わりに使ったお金を家計簿とお小遣い帳に分けて記入
大切なのは、家計の把握ができていることです。必ずしも財布を2つ持つ必要はありませんが、家計用と自分用を分けて管理すること自体は素晴らしい取り組みと言えるでしょう。
風水の観点から財布を二個持ちすることについて
財布の二個持ちは、風水の観点からも興味深い視点があります。風水では、身の回りの環境を清潔に保つことで気の流れが良くなるとされており、財布の中身を分けて整理することは良い影響をもたらすと考えられています。
風水には「木・火・土・金・水」という五行の考え方があり、「金」に該当するコインと、「木」に該当するお札は、それぞれが反発する組み合わせとされます。そのため、コインとお札は分けて保管することが推奨されています。
また、財布を二個持ちすることで、それぞれの財布の負担を軽減し、より清潔な状態を保ちやすくなるとも言われています。風水的な観点では、財布は金運を呼び込む重要なアイテムとされ、その状態を良好に保つことが大切とされています。
色にも意味があり、黄色やゴールドは金運アップ、黒はお金の流出を防ぐ、ピンクは金運以外にも仕事運や恋愛運など、総合的な運気アップにつながるとされています。また、本革などの上質な素材を選ぶことも推奨されています。
ただし、これらは伝統的な考え方に基づくものであり、効果が保証されているわけではありません。財布選びは、まず実用性や使い勝手を重視し、風水の考え方は参考程度に取り入れるのが賢明でしょう。
財布を二つ持つデメリットは?
財布を2個持つことには、ライフスタイルや性格によって異なる様々なデメリットがあります。以下では主なデメリットについて、分かりやすく解説していきます。
まず、物理的なデメリットとして、荷物が重くなることやバッグの中でのスペースを二重に使用することが挙げられます。また、財布を二つ購入する初期費用に加え、メンテナンス費用や付属品の二重購入なども必要になります。
使用時の不便さも無視できません。特に会計時には、お札と小銭で分けている場合は両方の財布を出す必要があり、お釣りの仕分けに時間がかかるなど、レジでの支払いに手間取ることがあります。
管理面での課題も存在します。扱いに慣れるまでは管理に手間がかかり、どちらか片方を持ち忘れたり置き忘れたりするリスクも増加します。また、支出の把握が複雑化し、現金残高の二重管理や予算管理も煩雑になりがちです。
さらに、「どちらの財布を使うべきか」という判断が常に必要になるなど、心理的な負担も発生します。特に、めんどくさがりな性格の人や、ミニマリスト志向の人には向いていないかもしれません。
これらのデメリットを考慮した上で、自分のライフスタイルに合っているかどうかを判断することが重要です。
財布の3つ持ちは多すぎ?風水ではどう?
財布を3つ以上持つことについて、実用面と風水の両方から考えてみましょう。
その日の気分やファッションに合わせて財布を使い分ける人もいます。例えば、あるYahoo知恵袋の投稿では、「長財布6つ、ショルダーウォレット長財布7つ、計13個所有している」という例も見られました。しかし、このように多数の財布を所有することは、管理の複雑化や、使用頻度の低い財布の劣化、保管スペースの圧迫など、様々な課題があります。
実用的な観点からは、以下のような使い分けが一般的とされています:
・メインの財布(日常使用)
・サブの財布(特定用途)
・必要に応じて3つ目(極めて限定的な用途)
風水の観点からは、必要以上の財布所持は運気の分散につながる可能性があるとされています。また、使われていない財布は金運の停滞を招くとも言われています。ただし、プロの風水師の中には「そもそも財布と風水には何の関係もなく、健康運や仕事運とも無関係」と主張する人もいます。
市場には「開運財布」「風水財布」など、金運を上げることを謳った商品も多く存在しますが、これらの効果は証明されている訳でもありません。あくまでも、使いやすさや耐久性、自分の生活スタイルとの相性、管理のしやすさを重視して選ぶことをお勧めします。
財布は一人一個という決まりはありませんが、管理のしやすさと実用性を考慮すると、2~3個程度に抑えることが望ましいでしょう。
▼金運アップの秘訣⁉︎
財布の二個持ちにはめんどくさい以上のメリットも?具体例を解説
財布とカードケースを使い分けたい女性に
財布とカードケースの効率的な使い分けをお考えの女性に、機能性と美しさを兼ね備えた神戸発の日本製ブランド「イントロダクション」の商品をご紹介します。
同ブランドの「極薄長財布 ポケットウォレット」は、薄さ約3mm、軽さ約60gという驚きの仕様ながら、小銭入れ・札入れ・カード入れ・フリースペースまで、すべての機能を備えています。バッグの中でも嵩張らず、上質な本革の上品な柔らかさも特徴的です。
この財布と相性が良いのが、同ブランドのカードケース「ピッツ」です。極薄設計でありながら、片面5枚、両面10枚という優れた収納力を持ち、財布本体にも収まるスリムなサイズが特徴です。スマートな整理整頓が可能で、見た目もスッキリとしています。
イントロダクションは、他とは一線を画す個性的かつ計算された独自デザインが特徴的です。国産素材・製造にこだわり、熟練職人の技術によって作られる製品は、特に「薄さ」「軽さ」において他ブランドを圧倒する強みがあります。持ち運びのしやすさにも定評があり、現代のライフスタイルに適した商品展開をしています。
キャッシュレス時代に相応しい、機能的でスタイリッシュな財布とカードケースの組み合わせをお探しの方におすすめのブランドです。
▼さらに詳しく
ミニ財布とカードケースを二個持ちたいメンズに
私が制作する手縫いのハンドメイドレザー製品をご紹介します。姫路の老舗タンナーが製造する植物タンニン鞣し牛革を使用し、一つ一つ丁寧に手縫いで仕立てています。
お財布の横幅をカードのサイズとほぼ同じにまでコンパクトに設計した小さい本革財布です。お札15枚、コイン15枚、カード8枚の収納が可能で、お札を折らずに収納できるのが特徴です。ボタンを使用せずに革を差し込んで蓋をするタイプのコインポケットは、コインを入れても分厚くなりづらい設計です。カラーは、エメラルドグリーン、ネイビー、ブラックの3色展開です。
カードを重ねると隠れてしまうほど小さいサイズの本革カードケースです。内側のポケットは敢えて両端まで縫わないことで、可動域を広げ、使いやすさを向上させています。8枚のカードを収納しても厚さは1.5cm程度で、ポケットにもスッキリ収まります。カラーは、エメラルドグリーン、ネイビー、ブラックの3色展開です。
シックなブラックのレザーを使用した薄いカードケースです。蓋を開け閉めする必要もなく、カードをスッと取り出せる設計となっています。3~5枚のカードを収納でき、外側のポケットにはレシートや4つ折りにしたお札を入れることも可能です。キャッシュレス時代のスタイリッシュなアイテムとなっています。
これらの商品は、シンプルながら機能的で、ビジネスからカジュアルまで幅広いシーンでお使いいただけます。
仕事とプライベートで財布を使い分ける人も
仕事とプライベートで財布を使い分けるスタイルが、特にビジネスパーソンの間で見られます。単なるファッションの問題だけでなく、心理的な効果も期待できる使い分け方です。
ビジネスシーンでは、スーツに合わせた黒系の長財布が好まれます。高級感のある素材、例えばクロコダイルなどを選ぶ人も多く、ビジネスライクな印象を大切にしています。また、スーツの形崩れ防止の観点から、二つ折り財布は避け、長財布をビジネスバッグに収納するスタイルが推奨されています。
一方、プライベートではカジュアルなデザインや、ファッションに合わせた色やブランドを選ぶ傾向があります。コンパクトサイズを好む人も多く、ミニ財布やカードケースの組み合わせなど、よりカジュアルな使い方が見られます。
具体的な使い分け例として、以下のようなパターンが多いようです:
・近所の買い物:カードケース+小銭入れ
・仕事:フォーマルな長財布
・休日のお出かけ:カジュアルな財布
このように財布を使い分けることで、TPOに応じた適切な印象管理が可能になり、オンとオフの気持ちの切り替えツールとしても機能します。また、仕事用とプライベート用のカードを分別管理できる利点もあります。
ただし、複数の財布を持つことによる管理の手間は考慮する必要があります。自分のライフスタイルに合った使い分け方を見つけることが重要です。
生活費以外の財布を夫婦で分ける?
結婚後の家計管理は、時代とともに多様化しています。従来の「一つの財布」による管理から、より柔軟な方法へと変化してきました。夫婦の財布の持ち方には、主に以下のようなパターンがあります。
まず「完全一体型」は、夫婦の収入をすべて合算し、一つの財布で管理する方法です。次に「完全別財布制」は、それぞれが収入を管理し、生活費を分担するスタイルです。また「共同財布制」は、生活費用の共同財布と個人の財布を併用し、収入に応じて共同財布への負担額を決める方法です。
別々の財布を持つことには、個人の裁量で使えるお金を確保できる、趣味や娯楽への支出が自由になる、収入の差による心理的負担が軽減されるといったメリットがあります。一方で、パートナーの収支状況が把握しづらい、共通の財産形成が複雑化するといったデメリットも存在します。
大切なのは、以下のようなポイントをパートナーとしっかり話し合うことです:
・共通口座の必要性と運用ルール
・固定費の分担方法
・貯金や投資の方針
・緊急時の対応方法
特に、ライフステージの変化(結婚初期、子育て期、住宅購入期、リタイア準備期)に応じて、柔軟にルールを見直していく姿勢が重要です。デジタル時代には、家計管理アプリやオンラインバンキングを活用することで、より効率的な管理が可能になっています。
財布の分け方に正解はありません。夫婦それぞれの価値観を尊重しながら、最適な方法を見つけることが大切です。
財布を2個持ち使い分けるよりも
これまで見てきたように、財布を2個持ち使い分けることには確かにメリットがありますが、ここではより効率的な選択肢として、従来型の大きめの長財布の活用について考えてみましょう。
従来の大きめの長財布1つで管理することには、以下のようなメリットがあります:
・十分な収納力で用途別の整理が可能
・管理が一元化され手間が少ない
・持ち物がシンプルに
・紛失のリスクが低減
・財布購入の費用を一つに抑えられる
特に従来型の長財布が適しているのは、以下のような方々です:
・頻繁に現金取引がある人
・多数のカードを使用する人
・レシートや領収書の整理が必要な人
・バッグ持参が日常的な人
・整理整頓を重視する人
確かに、財布市場のトレンドはミニ財布や薄型の長財布にあります。しかし、実用面から従来の大きめの長財布に回帰する動きも見られます。収納の使い分けで用途別管理も可能なため、2個持ちの代替案として検討する価値があります。
長財布を選ぶ際は、収納力と携帯性のバランス、仕切りの数と配置、カード収納の使いやすさ、素材の耐久性、デザインの汎用性などをチェックすると良いでしょう。メンズの場合、パンツのポケットには収まりづらいものの、バッグを持って移動する機会が多い方であれば、財布のサイズが多少大きくても気になりにくいでしょう。
結局のところ、財布選びは個人のライフスタイルに大きく依存します。通勤手段、普段の持ち物の量、支払い手段の傾向、ファッションの好みなど、自分の生活パターンと照らし合わせて、最も使いやすい方法を選択することが大切です。
総括 財布の二個持ちがめんどくさいかどうか気になるあなたに
財布の2個持ちについて、以下のポイントを押さえておくと良いでしょう:
・キャッシュレス時代でも約5人に1人が複数財布を使用
・2個持ちが向いている人:
– 家計管理を重視する主婦の方
– オンオフの切り替えを大切にするビジネスパーソン
– 夫婦で財布を分けたい方
– デジタル決済と現金を使い分けたい方
・2個持ちが向いていない人:
– めんどくさがりな性格の方
– 持ち物を少なくしたい方
– 頻繁に支払いが発生する方
– 小さいバッグを好む方
・代替案:
– 従来型の大きめの長財布1つで管理
– 収納機能の充実した財布の活用
– デジタル家計簿との併用
結論:財布の使い方に正解はありません。自分のライフスタイルに合った方法を選びましょう。
店名:RYOTA MIYAGI
氏名:宮城良太(ミヤギ リョウタ)
略歴:文化服装学院→デザイナー
現在:お財布やブログ記事を製作しています。