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お金持ちの財布を想像すると、どんなイメージが浮かびますか?高級ブランドの長財布に札束がぎっしり?それとも、整理整頓された上質な革財布?
実は、そのイメージは半分正解で、半分間違っているかもしれません。
X JAPANのToshlさんが100円ショップのジップロックを財布として愛用していることが話題になったり、世界的富裕層の中には「財布なんか持ち歩かない」という人が大半だったり。一方で、エルメスやルイ・ヴィトンといったハイブランドの財布も根強い人気を保っています。
お金持ちの財布事情は、私たちが思っているよりもずっと多様で、そして興味深いのです。財布にこだわる人、こだわらない人、その「こだわり方」が変化している人。2020年代の後半へと差し掛かった今、お金持ちの財布には一体どんな特徴があるのでしょうか?
- お金持ちの財布の特徴
- ジップロック財布の実態
- ハイブランドの人気理由
- こだわり方の変化とは
目次
こだわらない?お金持ちの財布事情|前編
基本的な特徴|お金持ちの財布
お金持ちの財布には、実はある共通点があると言われています。まず基本的な特徴から見ていきましょう。
財布の中はいつもすっきり
お金持ちの財布を見ると、レシートや使わないポイントカードでパンパンになっていることはほとんどありません。必要なものだけが入っていて、お札の向きも揃っています。財布そのものも手入れが行き届いていて、汚れや傷が目立たない状態を保っているのです。
こうした整理整頓は、財布の状態がその人の金銭管理の姿勢を反映しているという考え方から来ています。
質にはこだわる
ハイブランドを選ぶ人もいれば、そうでない人もいます。しかし共通しているのは、本革など上質な素材で作られた、長く使える財布を選んでいるということです。一定以上の価格帯のものを選び、価値を感じているなら出し惜しみしない。これもお金持ちの特徴の一つと言えます。
デザインは派手すぎず、シンプルで使いやすさを重視したもの。財布の形状としては、今でも長財布が一番人気のようです。各種アンケート結果を見てもそうなっているので、おそらくそうなのでしょう。個人的にはキャッシュレス時代にやや大きすぎる気もしますが、お札を折らないという点では長財布に勝るものはありません。
お金の扱い方にも表れる
お金持ちは、お札を丁寧に扱います。傷まないように財布に入れ、キャッシュレス時代であっても適度に現金を使いながらバランスを取っているのです。
これらの特徴は「お金を大切に扱う習慣」や「整理整頓の習慣」の表れと言えます。お金持ちでなくても実践できることばかりですが、だからこそ、こうした基本的なことを徹底している姿勢には学ぶべき点があるのではないでしょうか。
お金持ちなのに財布がボロボロという話
一方で、こんな疑問を持つ方もいるかもしれません。お金持ちなのに財布がボロボロという人も、実はいるのではないか、と。
正直に言うと、僕はこれまでそういう人に出会ったことがありません。会社員時代、専務や社長の持ち物をさりげなくチェックしていましたが、皆さん財布はもちろん、ビジネスグッズのひとつひとつがパッと見ただけで上質さが伝わってくるものばかりでした。
しかし、ネットを見ていると興味深い投稿を見つけました。Yahoo!知恵袋に投稿されていた内容を参考に、ここで紹介します。
年収2000万円の知人の財布が…
ある人が、年収2000万円を超える知人について疑問を投げかけていました。その知人は大手企業に勤め、高級腕時計を身につけ、服装もきちんとしている。毎年海外旅行にも行き、配偶者の持ち物も上品なものばかり。ところが、財布だけが端の方がすり切れてボロボロだったというのです。
この質問に対して、いくつかの興味深い意見が寄せられていました。
「お金持ちは他人の目を気にする必要がない」という見方。確かに経済的に余裕がある人ほど、周りからどう見られるかを気にしなくてもよいのかもしれません。ただ、お金持ちの人は会社でも取締役など立場のある人が多く、そういう人ならむしろ他人の目を気にすべきではないかとも思います。
僕が注目したのは、それ以外の意見でした。
プライスレスな価値
「縁起物やラッキーアイテムとして大切にしているのでは」という見方がありました。その財布を持っているからこそ成功してきた、そんな思いがあるのかもしれません。
また「誰か大切な人からのプレゼントだから」という意見も。実際、ある方の体験談では、身だしなみに気を使うお父様が、子どもが学生時代のアルバイトで買ってくれた小銭入れを、革が擦り切れるまで何年も使い続けていたそうです。そこには金額では測れない「プライスレス」な価値があったのでしょう。
他にも「配偶者が他のものは買ってあげるけれど、財布は本人が選ばない」という可能性や、「そもそも財布の状態を気にしない人もいる」といった意見もありました。
結局のところ、なぜそれを使っているのかは本人にしかわからない理由があるのかもしれません。みんなが同じようなものを持ち、同じようなライフスタイルを送るのが当たり前になった時代だからこそ、自分だけのこだわりで古いものを使い続けるというのは、とても素敵な価値観だと感じます。
ジップロックの場合も|お金持ちの財布
さらに驚くべき選択肢があります。財布の代わりに100均のジップロックを使う、というものです。実はこれ、意外と話題になることがあるのです。
一般の方がSNSに投稿して話題になることもあれば、著名人の財布が実はジップロックだったとして注目を集めることも。いくつか事例を紹介しましょう。
X JAPANのToshlさんの場合
2023年、X JAPANのToshlさんがバラエティー番組「ごぶごぶ」にゲスト出演した際のことです。大阪で街ぶらロケをしていた時、Toshlさんが「ちょっとここ寄ってもいいですか?」と100円ショップに入りました。
「今まで使っていたものがダメになって。ずいぶん前に買ってすごく便利だったものがあって…」と商品を探し始め、見つけたのはチャック付きの透明ケース。MCのダウンタウン・浜田雅功さんに買ってほしいとお願いしながら、こう説明したのです。
「これボク、財布で使うんです。長年使っててチャックの所が開かなくなっちゃったんです。ホントに薄くて軽くて。銀行行くときは通帳入れていきます」
他にも使っている著名人が
2019年にネット上で「ジップロックを財布にしていたら上司に怒られた」という投稿が話題になったことがあります。この時、パリス・ヒルトンさん、平野レミさん、梅宮アンナさんといった有名人もジップロックを財布に使っていることで名前が挙がりました。
室井滋さんも「ダウンタウンなう」でジップロックを財布にしていると明かしています。
使用者が挙げるメリットは、薄くて軽い、中身が一目で分かる、柔軟性がある、防水性がある、そして何より安価であること。確かに、機能面だけで考えれば理にかなった選択なのかもしれません。
深掘り|ジップロック財布は本当のお金持ちの特徴?
ジップロックを財布代わりにすることについて、もう少し深掘りしてみましょう。
これは最初に紹介した「お金持ちの財布は整理整頓されていて、質の良いものを使う」という話とは真逆です。では、ジップロック財布は本当のお金持ちの特徴と言えるのでしょうか?
世界的富裕層の実態
ファイナンシャルプランナーの花輪陽子さんが東洋経済オンラインに寄稿した記事によると、興味深い事実が紹介されています。
シンガポールで暮らす世界的な富裕層は、そもそも「財布なんか持ち歩かない」人が大半だそうです。シンガポール以外でも、世界各地で実際に会ったお金持ちの中には、他人からもらった粗末な財布を使い続けている人や、ジップロックを財布代わりに使っている人も少なくないとのこと。ただし、ジップロックに現金は入れず、カードだけを入れて持ち歩くそうです。
日本のSNSで財布代わりにジップロックを使っているという投稿を見ると、高い割合で現金が入った写真が掲載されています。この点は日本と海外での違いと言えそうです。
お金持ちの特徴なのか?
結論から言えば、「一概には言えない」というのが正直なところです。
SNSで見かける一般の方の「ジップロックを財布代わりにしています」という投稿は、バズりたい、他の人に見せたいという心理の現れでもあります。ただし、興味深い視点がいくつかあります。
まず、価値観の違い。日本では「お金持ちは長財布」「風水で金運アップ」など形式を重視しますが、海外富裕層は財布そのものへの関心がほとんどありません。
また、お金持ちの思考パターンとして、財布というモノに執着せず実用性だけを追求できる立場にあること。他人の目を気にする必要がなく、お金そのものより「時間効率」「思考のシンプルさ」を重視する傾向があります。
ジップロック財布が示すのは、見栄を張る必要がない、社会的地位が確立しているので財布で証明する必要がない、「これが便利だから使う」という合理的判断ができる、といった点です。
逆説的な真実
「質の良い財布を整理整頓して使う」も正解です。しかしそれは、「まだお金持ちになろうとしている人」の姿勢かもしれません。
本当に富を築いた人は、財布なんてどうでもよくなる。つまりジップロックでも構わないという段階に達しているのでしょう。そして、すでにお金持ちになっている人が使うからこそ魅力的に見える、という側面もあるのかもしれません。
お金持ちが絶対にしないことは?
ここまで様々な財布事情を見てきましたが、逆にお金持ちが「しないこと」も気になるところです。財布やお金に関して、お金持ちが絶対にしないと言われていることは何でしょうか?
結論から言うと、「絶対にしない」と言い切れることはありません。実際には個人差が大きく、質素な生活を好む富裕層もいれば、高級品を楽しむ富裕層もいます。
ただし、基本的にしない傾向にあることはいくつかあります。
財布を整理しない・レシートを溜め込む
富裕層の財布がレシートや不要なカードで膨らんでいることはほとんどありません。必要なものだけをすっきり収納し、中身を把握しやすい状態を保っています。財布の中身がパンパンで何が入っているか分からない状態は避けます。収支の把握を大切にしているのです。
衝動買いや無計画な買い物
お金持ちは安いかどうかよりも必要性を重視します。セール品に飛びつくような衝動買いを避け、購入後の価値を考えて判断しているのです。実際に富裕層はブラックフライデーをあまり利用しないというデータもあります。
また、予定外の外食もあまりしません。前もって予定を決めて満足度の高い外食を選び、目的のない外出やウィンドウショッピングで衝動的にお金を使うことを避けています。
見栄のための消費
富裕層は「人からどう見えるか」という他人の軸ではなく自分の軸で判断します。ステータスだけのために高価なブランド品を買うことは避け、他人に見せびらかすためではなく、自分の満足度を重視しているのです。
資産を現金のまま放置する
富裕層の94%近くが何らかの投資をしていると言われています。お金を寝かせることはほとんどなく、お金に働いてもらう仕組みを重視しているのです。
まとめると、これらは「絶対にしない」というよりも「基本的にしない傾向が強い」ということ。個人差はありますが、多くの富裕層に共通する行動パターンとして、僕たちの参考になるのではないでしょうか。
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こだわらない?お金持ちの財布事情|後編
金持ちが持つ財布ブランド|やっぱりハイブランド?
ここからは後編として、お金持ちが実際に持っている財布ブランドについて見ていきましょう。やっぱりハイブランドが人気なのでしょうか?
ハイブランドは確かに人気
日本では、現在でも年収1000万円超の人など高所得者ほど高級財布を使用する傾向があり、ブランド物や高級革財布など平均5万円以上の財布を使っている人が多いと言われています。
代表的なのは、ルイ・ヴィトン、エルメス、シャネル、グッチ、ボッテガ・ヴェネタといったハイブランドです。
しかし、実際はもっと複雑
意外な事実があります。お金持ちが使っている財布には、タイプや色、形などに明確な共通点は見られません。ブランド品の長財布を使っている人もいれば、財布にこだわりがない人や財布自体を持ち歩かない人もいます。前の見出しで解説したように、著名人であってもジップロックを使う人も中にはいるのです。
富裕層は高級ブランドの名だけに釣られてむやみに買うことはありません。多少高額でも良質なものを買って手入れをしながら長く使い続けます。
重要なのは「価値」
富裕層は何かを購入する際、価値があるかどうかを重視します。希少価値や手間がかけられているか、歴史やストーリーがあるかを判断基準としているのです。
つまり、「ハイブランドだから買う」のではなく「価値があるから買う」という考え方。
結果的にハイブランドを選ぶことも多いですが、必ずしもロゴが目立つものや最高価格帯のものばかりではありません。質の良さや機能性、長く使えるかといった実用性を何よりも重視しているのです。
お金持ち女性に人気の財布ブランド3選
これまで見てきたように、お金持ちであっても財布の選択肢は多種多様です。ただし、全体を総合的に見た上で人気のブランドを挙げるとしたら、やはりハイブランドが高い人気を保っています。
ここでは、お金持ち女性に人気の財布ブランド3選をご紹介しましょう。
1位:エルメス

エルメスより
多くの調査で、女性の憧れのブランド第1位に選ばれているのがエルメスです。
ハイブランドの中でも品質・価格共にトップクラスで、他のブランドとは一線を画しています。最高級の素材と卓越した職人技により生み出される究極のラグジュアリーアイテムで、ベアンやドゴン、コンスタンスなどの人気モデルはシンプルながらも気品あふれるデザイン。洗練されたシンプルさで最上級の高級感を称え、優雅なラインで女性らしさを際立たせてくれます。
バッグ同様、財布も人気モデルは高値で売れる可能性があり、財布の種類によって買取相場が幅広いのが特徴です。
2位:ルイ・ヴィトン

ルイ・ヴィトンより
実際に持っている人が最も多いブランドです。大人の女性に最も人気なハイブランドの財布で、デザイン・品質共に長く使えることや、ブランドの知名度、年齢を選ばないことが理由に挙げられています。
伝統的なモノグラムをはじめ、シックなエピレザーや洗練されたダミエラインなど多彩なバリエーションが魅力。デザイン性と機能性の両方を兼ね備え、長く愛用できる実用性の高さも人気の理由です。非常に人気があり途切れることなく需要があるため買取相場が高く、モノグラムやダミエの定番財布で状態が良いものなら買取相場は60〜80%を見込めます。
エルメスほど高価ではありませんが、品質と知名度のバランスが良く、幅広い年代の富裕層女性から支持されています。
3位:シャネル

シャネルより
エレガンスの象徴とも言えるブランドです。シャネルを選んだ人からは「王道のハイブランドというイメージ」や「女性らしさと上品さがある」という意見が多く、創設者の理念やブランドの歴史が好きという声もあります。
エレガンスと実用性を完璧に融合させた逸品で、ブランドのアイコンであるキルティングデザインやココマークは一目でシャネルとわかる洗練された印象を与えます。ファッション感度の高い層、トレンドに敏感な人々、自己表現を大切にする自立した女性に人気で、エルメスに比べるとやや若々しく華やかなイメージがあります。
共通する特徴
これら3ブランドに共通するのは、世界三大ブランドとしての確固たる地位、中古市場でも高い買取価格を維持する資産価値の高さ、長年使用できる耐久性、そして持つことそのものが価値を持つステータス性です。
総じて、ハイブランドは今でも、実質的な価値を重視・追求する人から最も多く選ばれている選択肢と言えるでしょう。
薄い?お金持ちの財布
僕が小学生の頃(2000年代前半ごろ)、テレビで財布にいつも数十万円の札束を入れているという発言をする著名人を何度か見たことがあります。
しかし、最近はこのような話をあまり聞きません。レシートでパンパンにしないことはもちろんですが、最近のお金持ちの財布は薄いのです。
キャッシュレス化の影響が大きい
2000年代前半と現在では、お金持ちの財布事情は大きく変化しています。
キャッシュレス化の影響で、大量の現金やカード類を持ち歩く必要がなくなりました。そのため、厚みのある従来型の財布ではなく、薄くてコンパクトな財布で十分事足りるようになったのです。
富裕層も例外ではなく、財布のミニマム化が進んでいます。Suicaやスマホ決済などの電子決済が大きな時代の流れとなっており、お金持ちもこの流れに乗っているのです。
数十万円の現金を持ち歩く習慣は減少
2000年代までは、テレビで著名人が「財布に常に数十万円」と発言するのが珍しくありませんでした。現金主義が主流で、ステータスの象徴でもあったのです。
現在でもお金持ちで厚めの長財布を使う人はいます。財布の中身が把握しやすく、お札を折らずに入れられることを重視しているのです。ただし、持ち歩くのは数十万円ではなく「ある程度」の金額という場合がほとんどです。
マネークリップやジップロックという選択肢
財布を持たない代わりにマネークリップを使用する富裕層も多く、所持金を把握しやすいため必要最低限の金額だけを持ち歩くことができます。
先の見出しで紹介したように、ジップロックなどのファスナー付きビニール袋を財布の代わりにする人もいます。中身が一目瞭然で簡単にお金の出し入れができ、残高が把握しやすいという利点があります。マネークリップやジップロックも厚さは1cm未満と、非常に薄いです。
財布は「薄く」「スマート」に
総じて、現代のお金持ちの財布は、薄くコンパクトでキャッシュレス中心。中身を把握・管理しやすく、時間とお金の両方を節約する合理的な手段として使われています。大金を持ち歩くことによる紛失のリスクを避けることもできます。時代の流れに合わせて、富裕層の価値観も「見せる」から「管理する」へと変化していると言えるでしょう。
財布にこだわらない人は増えている?こだわり方が変化した?

mokuより
財布にこだわらない人は増えているのでしょうか?
一見そう見えるかもしれません。しかし実際には、最近「ミニマル財布」という概念が登場しています。特に、クラウドファンディングなどでは「最小」「最薄」といったキャッチコピーで、小ささや薄さに1mm単位でこだわる製品が人気です。とにかく薄い財布がいい、小さい財布がいいという声が多く聞かれるようになりました。
また、ハイブランドより日本製ブランドの方がいいという方も増えています。完全キャッシュレスで現金の支払い停止というニュースが出たと思ったら、現金のみの支払いにして現金割引というサービスをやっている店の話題がニュースになったりします。
少しずつ時代はデジタル化の方向性へ動いていますが、スマホ決済が普及したからといって、それに偏りきらないのが日本らしさなのかもしれません。
つまり、「財布にこだわらない人が増えた」のではなく、財布に対する「こだわり方」そのものが変化していると言えるのです。
こだわりの方向性の変化
従来のこだわりは、ハイブランドのロゴ、高級感の「見せ方」、札束を入れる大容量といったものでした。
現代のこだわりは、カード5枚で薄さ1cm、大きさわずか9cm四方、重さ約40gという極限まで追求された軽量設計、ポケットの中で存在を忘れる異次元のコンパクトさといったものです。
つまり、「機能性」「合理性」「ミニマリズム」への強いこだわりにシフトしています。これは「財布にこだわらない」のではなく「薄さ・小ささへの強いこだわり」があることを示しています。
日本製ブランドへの注目
日本製財布は高品質で手が込んでいるにもかかわらず圧倒的にコストパフォーマンスが高く、熟練職人による丁寧な作りと修理などのアフターサービスも充実しています。
職人技術への信頼、長く使える品質、ハイブランドより手頃な価格、アフターサービスの安心感といった理由で選ばれています。
「偏らない」日本の特性
貯蓄1000万円以上の人358人を対象にした調査では、財布を持ち歩いている人は92.5%と非常に高い割合だったとのこと(2021年のマイナビニュースより)。つまり、お金持ちの多くは今でも財布を持っているのです。
キャッシュレス派でも「念のため財布」を持ち、ミニマリストでも「質」にはこだわり、といった具合で、デジタル化を受け入れながらも完全移行はしていません。
変化したのは「何にこだわるか」
見た目の豪華さから機能美・ミニマリズムへ、ブランドロゴから職人技術・素材の質へ、大きさ・収納力から薄さ・コンパクトさへ、ステータスシンボルから合理性・使いやすさへ。
現代の財布に対するスタンスは、「何にこだわるか」が変化したということです。
そして日本らしいのは、この変化が極端に偏らず、多様性を保っていること。ハイブランドを選ぶ人も、日本製にこだわる人も、ミニマル財布を追求する人も、スマホ決済だけの人も、すべてが共存しているのが2020年代の日本の財布事情と言えるでしょう。
指輪でタッチ決済|財布はなんでもいい方へ

EVERINGより
最後に、財布はなんでもいい、むしろ使わないという方へ、今注目を集めているサービスをご紹介します。EVERINGというスマートリングです。
EVERINGとは?
EVERINGはVisaのタッチ決済対応のスマートリングで、財布、クレジットカード、スマートフォンを取り出すことなく、驚くほどスピーディかつスムースな決済体験ができるリング型ウェアラブルデバイスです。
なぜ財布不要派に最適なのか
まず、完全に手ぶらで決済可能です。財布もスマホも不要で、ただ手をかざすだけで1秒で支払い完了します。家からスーパーやコンビニにちょっとした買い物に行きたい場合に特に便利です。
次に、充電不要という革命的設計。リング内部にICチップが搭載されており、リーダーからの電波に反応する仕組みのため充電が不要です。スマホなどチャージすべきデバイスがありふれた現代人にとって、これは大きなメリットと評価されています。
そして、日常生活に完全対応。ジルコニアセラミックを採用し、医療の現場で義歯や人工骨等にも使用される安心素材で、低刺激、高耐久かつ防水機能を実現しており、身につけたままで手を洗え、シャワーや水泳も可能です。
利用できる範囲
Visaのタッチ決済で全国230万以上の店舗で対応しており、コンビニ、飲食店、百貨店など幅広い店舗で使うことができます。
セキュリティと管理
国際標準レベルのセキュリティが担保されており、リング本体に個人情報が保存されていないため、万一の紛失時にはアプリのロックアイコンをワンタップするだけで機能停止ができ、他人に使用されません。
事前にクレジットカード(Visa/Mastercard/JCB/AMEX/Diners Club)を登録し、お金をチャージすることで利用可能で、オートチャージの設定もできます。
使用感の評価
例えば、実際に使ってみたら手軽でスムーズで、回数を重ねるとその使い心地が癖になってくる、財布やスマホを取り出さずに済むのが良い、肌身離さず持ち歩けるのも頼もしいなどと評価されています。EVERINGばかり使うようになったというレビューもあります。
スマホや財布の出し入れなくスマートに決済したい方、仕事の合間や休憩時にコンビニで買い物をすることが多い方、手荷物が多い方、赤ちゃんを抱える時間が多いなど手が埋まるシーンが多い方。総じて、細かな支払いの回数が多い方や忙しい日々を送る方に最適と評価されています。
月額料金が必要という点
EVERINGは、「財布はなんでもいい、むしろ使わない」という方にとって、まさに理想的かもしれません。財布どころかスマホすら不要、充電も不要、ただ指輪をしているだけで生活のあらゆる決済がスムーズになる。これは財布の進化の最終形態と言えるかもしれません。
ただし、通常のクレジットカードやデビットカードなどとは異なり、月額料金が必要です。スタンダードモデルの定額プラン(最低利用期間2年)の場合で月額660円となっています。料金はモデルやプランによって異なります。
月額料金が必要という点はありますが、こういう選択肢があるというのを知っておくのも面白いのではないでしょうか?
▼指輪でタッチ決済!EVERING公式サイト
まとめ|こだわらない?お金持ちの財布事情
ここまで、お金持ちの財布事情について様々な角度から見てきました。最後に、ポイントをまとめておきましょう。
– お金持ちの財布は整理整頓され、質の良いものを選び、お金を大切に扱う習慣が表れている
– 財布がボロボロのお金持ちもいるが、それは縁起物や大切な人からのプレゼントなど、プライスレスな価値があるから
– ジップロックを財布代わりにする著名人も存在し、薄くて軽く、中身が一目で分かるなどのメリットがある
– 世界的富裕層の中には財布を持たない人も多く、ジップロック財布は合理的判断や社会的地位確立の表れとも言える
– お金持ちが基本的にしないことは、財布を整理しない、衝動買い、見栄のための消費、資産を現金のまま放置するなど
– 日本ではハイブランドが人気だが、「ハイブランドだから買う」のではなく「価値があるから買う」という考え方
– お金持ち女性に人気の財布ブランドはエルメス、ルイ・ヴィトン、シャネルが上位
– キャッシュレス化の影響で、お金持ちの財布は薄くコンパクトになり、「見せる」から「管理する」文化へ変化
– 財布にこだわらない人が増えたというより、ミニマル財布や日本製ブランドなど「こだわり方」そのものが変化している
– 財布不要派には、指輪でタッチ決済できるEVERINGという選択肢もある
お金持ちの財布事情は多種多様で、一つの正解はありません。大切なのは、自分にとって何が価値なのかを見極めることなのかもしれませんね。
▼指輪でタッチ決済!EVERING公式サイト

氏名:宮城良太(みやぎ りょうた)
生年月日:1995年10月21日
略歴:文化服装学院(工芸課程)→デザイナー(スポーツアパレル)→個人業(財布の製造・ブログ)
好きな言葉:要は慣れ・ひとそれぞれ
