メーカー直営ハンドメイド通販&ファッションブログ

アップルレザーのデメリットは?耐久性や値段は?財布・バッグ・靴などアイテムの特徴まで

アップルレザー デメリット

PR広告を配信しています

環境に優しい素材として注目を集めているアップルレザー。りんごの搾りかすから生まれたこの革新的な素材は、サステナブルな選択肢として多くのブランドが採用し始めています。しかし、実際のところ「本当に環境に優しいの?」「耐久性は大丈夫?」「値段はどうなの?」といった疑問を持つ方も多いのではないでしょうか。

特に財布やバッグ、靴など、毎日使うアイテムを選ぶ際には、見た目だけでなく実用性も重要なポイント。エコフレンドリーな素材だからといって、すぐに劣化してしまったり、使い勝手が悪かったりしては意味がありません。

そこで今回は、アップルレザーのデメリットを中心に、その特徴や耐久性、実際の商品まで詳しくご紹介します。LOVST TOKYOやエマフランシスなど、実際にアップルレザー製品を展開しているブランドの具体例も交えながら、この素材の真の価値を探っていきましょう。

▼話題のアップルレザーブランド

記事のポイント
  • 経年変化は楽しめない
  • 環境に配慮した新素材
  • 軽量で水に強い実用性
  • 価格は意外と高め

アップルレザーのデメリットは?前編

・アップルレザーの特徴やヴィーガンレザーとの違い
・作り方|アップルレザーができるまで
・デメリットは?ヴィーガンレザー(アップルレザー)について
・加水分解は?ヴィーガンレザーのスマホケースは劣化する?
・メリットは?アップルレザーの魅力
アップルレザーの特徴やヴィーガンレザーとの違い
アップルレザー 特徴 ヴィーガンレザーとの違い

LOVST TOKYOより

環境に配慮した素材として注目を集めているアップルレザー。実は、動物性の素材を使わない「ヴィーガンレザー」という大きなカテゴリーの中の一種なんです。つまり、すべてのアップルレザーはヴィーガンレザーですが、ヴィーガンレザーがすべてアップルレザーというわけではありません。

ヴィーガンレザーには、従来から存在する石油系の合成皮革(PUやPVCレザー)から、パイナップルやサボテン、マッシュルームなどを原料とする植物由来レザーまで、幅広い種類があります。その中でアップルレザーは、りんごジュースの製造時に出る搾りかすを有効活用した、比較的新しい素材として位置づけられています。

製造方法も特徴的で、廃棄されるはずだったりんごの搾りかすを乾燥・粉砕してパウダー状にし、ポリウレタンなどのバインダーと混合して作られます。一般的なヴィーガンレザーが100%石油由来のものも多い中、アップルレザーは植物由来の廃棄物を利用することで環境負荷をさらに削減している点が大きな違いです。

価格面では、PVCやPUといった従来からの合成皮革が最も安価なのに対し、アップルレザーは中〜高価格帯に位置します。しかし、その分質感には大きな差があり、従来の合成皮革の場合、均一で人工的な印象になりがちなのに対して、アップルレザーは本革に近い自然な風合いと柔らかさを持ち、撥水性や軽量性にも優れています。

ただし注意したいのは、「ヴィーガンレザー」とだけ表記されている製品の中には、従来の合成皮革の名前を変えただけのものもあるということ。環境への配慮を重視するなら、「アップルレザー」「植物由来」といった具体的な表記を確認することが大切です。用途や予算、そして自分の価値観に応じて、最適な素材を選びましょう。

作り方|アップルレザーができるまで
作り方 アップルレザーができるまで

LOVST TOKYOより

りんごジュース工場から出る搾りかすが、どのようにしてレザーに生まれ変わるのでしょうか。アップルレザーの製造は、廃棄物の回収から始まります。年間数千トンものりんごの搾りかす(果皮、芯、種、果肉の残りなど)が集められ、新たな素材として活用されているんです。

回収された搾りかすは、まず特殊な乾燥機で水分を除去し、その後細かく粉砕してパウダー状に加工されます。この工程では、りんごの繊維とペクチンという天然の結合成分がしっかりと保持されることが重要なポイントです。

次に、このりんごパウダー(通常20〜30%の割合)をポリウレタンなどのバインダー、可塑剤、着色料などと適切に混合し、ペースト状にします。この混合物を布や不織布といった基材の上に均一に塗布し、ローラーで圧延して一定の厚さに整えていきます。複数の層を重ねることで、求められる強度と質感を実現するのです。

さらに加熱プレスで層を密着させて強度を高め、エンボス加工で本革のような表面の模様をつけ、撥水性や耐久性を高めるコーティングを施します。厚さや柔軟性、強度などの品質検査を経て、必要に応じて特殊な質感を出すための追加処理も行われます。

製造過程での環境への配慮も大切なポイント。使用する水やエネルギーを最小限に抑え、有機溶剤の使用を避けて水性の接着剤を採用するメーカーも増えています。りんごの含有率が高いほど環境に優しい素材となりますが、技術的な難しさから価格も高くなる傾向があります。

こうして、本来なら廃棄されるはずだったりんごの搾りかすが、メーカー独自の技術と配合により、高付加価値のエコレザーへと生まれ変わります。単なるリサイクルではなく、アップサイクルという新たな価値を生み出す製造プロセスなのです。

デメリットは?ヴィーガンレザー(アップルレザー)について
アップルレザー デメリット

LOVST TOKYOより

エコフレンドリーな素材として人気のヴィーガンレザー(従来の合皮を含む)ですが、実際に使ってみると気になる点もいくつか存在します。まず大きな問題として挙げられるのが、品質のばらつきです。メーカーや製造方法によって品質差が大きく、安価な製品では早期劣化や不快な化学臭がする場合があります。一方で高品質なものは、本革と変わらない、あるいはそれ以上の価格になることも珍しくありません。

環境面でも、実は少し矛盾を抱えているポイントもあります。「エコ」と謳われていても、実際にはポリウレタンといったプラスチックを含むものが多く、完全に生分解性ではない製品がほとんどです。製造過程で化学物質を全く使用しないわけではないため、他のどんな素材よりも環境に優しいとは言えないかもしれません。

そして、革製品のような質感を求める方にとって最も物足りない点が、経年変化の違いでしょう。本革は使い込むほどに艶が増し、色味が深まり、独特の風合いが生まれます。特にヌメ革などは美しい飴色に変化し、シワや傷さえも「味」として愛着が湧く要素になります。これは天然素材ならではの油分の変化や、使用による自然な摩耗が生み出す現象です。

対してアップルレザーは、使い込んでも「育つ」感覚は得られません。むしろ新品時が最も美しい状態で、高級感や重厚感において本革には及ばないと感じる人も少なくありません。

総じて、財布やバッグなどを「長年使い込んで自分だけの一品に育てる」という楽しみ方を重視する人には、アップルレザーでは少し物足りないかもしれません。しかし、常に清潔で均一な見た目を保ちたい人や、動物性素材を避けたい人には適した選択肢です。また、これらのデメリットは、技術革新により改善されつつある点も多いため、今後の発展にも期待が寄せられています。

加水分解は?ヴィーガンレザーのスマホケースは劣化する?

スマホケースなどのヴィーガンレザー製品が「ベタベタになって使えなくなる」という話を聞いたことはありませんか?これは「加水分解」という現象で、素材が水分と反応して分解され、表面がベタついたり、ボロボロと剥がれ落ちたりするものです。

特にポリウレタン(PU)系のヴィーガンレザーで起きやすく、製造から3〜5年で症状が出ることがあります。アップルレザーなどの植物由来レザーも、バインダーにPUを使用している場合は多少リスクがあるかもしれません。

ただ、実際のところは、そこまで心配する必要はありません。なぜなら、特に、スマホケースなどは毎日手に持って使うものだから。加水分解は「使わずに長期保管している製品」で起きやすいんです。押入れに何年もしまいっぱなしのバッグやスニーカー、買ったまま使わずに保管している財布などが危険です。

一方、スマホケースは毎日使うので、適度に空気に触れて乾燥する機会があります。さらに、多くの人は1〜2年で新しいものに買い替えますよね。加水分解が起きるよりずっと前に、角や表面の傷み・汚れなどで交換時期が来るのが普通です。

もし加水分解が心配な場合でも、予防方法は簡単で、湿度の高い場所に置きっぱなしにしない、濡れたらすぐに拭く、これだけでOK。また、購入時に、レビューで「ベタつき」「剥離」などの報告がないか確認しておくのも良いでしょう。

結論として、スマホケースなどのヴィーガンレザー製品は日常使いなら加水分解の心配はほぼありません。デザインや機能性を重視して選んで大丈夫。ただし、予備として買って保管しておくような使い方は避けた方が良いでしょう。「大切にしまっておく」より「適度に使う」方が、実は製品にとっても良いということですね。

メリットは?アップルレザーの魅力
アップルレザー メリット

LOVST TOKYOより

ここまでデメリットについて詳しく見てきましたが、アップルレザーには多くの魅力的なメリットもあります。まず最大の特徴は、環境への配慮です。りんごジュースの製造時に出る搾りかすを有効活用することで、本来なら廃棄されるはずだった資源を価値ある製品に変えています。本革と比べて製造時の水の使用量が大幅に少なく、クロムなどの有害な化学物質も使用しません。従来の石油系の合成皮革と比べても、再生可能な原料の割合が高く、環境負荷を削減できるのです。

倫理的な観点からも大きなメリットがあります。動物を一切使用しないため、ヴィーガンやクルエルティフリーを重視する方にとって理想的な選択肢となります。動物愛護の観点から本革製品に抵抗がある方でも、罪悪感なく安心して使用できるでしょう。

実用面でも優れた特徴があります。本革より軽量で持ち運びが楽になり、バッグやリュックの重さを気にする方には嬉しいポイントです。また、水や汚れに強いため、日常的なメンテナンスも簡単。汚れもさっと拭き取るだけでOKです。

品質面でも注目すべき点があります。本革に近い高級感のある質感と見た目を実現しながら、柔軟性があって肌触りも良好。さらに、均一な品質を保ちやすく個体差が少ないため、ブランド選びさえ間違えなければ、オンラインショッピングでも安心して購入できます。本革のような「素材の個体差」を心配する必要はありません。

企業にとってもメリットは大きく、サステナビリティへの取り組みをアピールできる素材として価値があります。SDGsやESG投資の観点からも評価されやすく、環境意識の高い消費者層へのマーケティングに有効です。

これらの多様なメリットにより、アップルレザーはファッション業界を中心に急速に普及が進んでいます。

▼話題のアップルレザーブランド【LOVST TOKYO】

アップルレザーのデメリットは?後編

・バッグ|アップルレザーのメリットを体感【LOVST TOKYO】
・耐久性は?アップレザーは雨でも使える?
・財布|アップルレザーの人気ブランドの魅力
・靴のアップルレザー【エマフランシス】
・値段は?アップルレザーの意外なデメリット?
まとめ アップルレザーのデメリットは?
バッグ|アップルレザーのメリットを体感【LOVST TOKYO】
Apple Square Rucksack|LOVST TOKYOより

Apple Square Rucksack|LOVST TOKYOより

アップルレザーの良さを体感したい方に注目してほしいのが、日本のライフスタイルブランド「LOVST TOKYO」です。青森県のりんごジュースやイタリアのワインの搾りかすなど、廃棄される果実をアップサイクルして生まれたヴィーガンレザー製品を展開しています。その中でも「Apple Square Rucksack」は、アップルレザーの実用性を通勤シーンにおいても存分に体感できる一品です(2025年8月時点:29,700円)。

国産アップルレザー「aplena(アプレナ)」を採用したこのスクエアリュックは、LOVST TOKYO初のビジネスラインから誕生しました。サイズは高さ約38cm×横幅約30cm×マチ幅約9.5cmで、スマートな見た目ながらPCやマイボトル、書類などがしっかり収まります。約810gという軽さも魅力で、毎日の通勤や移動が多い日でも負担になりません。

機能面では、13インチのノートパソコン用のクッション付きスリーブを搭載。内装には、柔らかいリサイクルスエード素材が使用されており、PCを傷から守ってくれます。背面ポケットにはスマートフォンやパスケースなど、すぐに取り出したいものを収納可能。開閉部分のスナップボタンなど、荷物をたくさん入れてもシルエットが崩れない工夫が採用されていることもポイントです。

カラーバリエーションは、ビジネスシーンに合わせやすいブラックとブラウンの2色展開。素材の特性として、水に強く汚れにくいため、日常のお手入れが簡単なのも嬉しいポイント。通勤時の急な雨でも、本革のように水シミを心配する必要がありません。

総じて、廃棄物から生まれた素材とは思えない上質な仕上がりで、デザイン性と機能性、サステナビリティまでを兼ね備えています。環境に配慮しながらも、妥協のないビジネスバッグを探している方にぴったりのアイテムといえるでしょう。

耐久性は?アップレザーは雨でも使える?
耐久性は?アップレザーは雨でも使える?

LOVST TOKYOより

アップルレザーの耐久性は、品質によって大きく左右されます。一般的には、適切に手入れをすれば通常の使用で5年程度は良好な状態を保つことができます。ただし、製品の品質や使用頻度、使用環境によって差が出るため、信頼できるブランドを選ぶことが重要です。

前項でご紹介した「Apple Square Rucksack」に使われている国産アップルレザー「aplena」は、高品質な例として挙げられます。LOVST TOKYO公式サイトによると、青森県のJAアオレンと共和ライフテクノ株式会社の協力を得て開発されたこの素材は、表面の樹脂層にポリカーボネート系の樹脂を採用。その結果、経年変化による劣化の度合いを測る専門的な試験において、10年以上の高耐久という結果が出ているそうです。一般的な合成皮革と比べると、格段に優れた耐久性を持っていることになります。

気になる耐水性についても、LOVST TOKYO公式サイトによれば、アップルレザーは傘などの撥水加工製品と同等の撥水性能(JIS L 1092に準拠した検査で撥水等級4級を取得)を持っているとのこと。つまり、小雨の中を傘をさして歩いたり、水滴がついてもすぐ拭き取れる程度の状況なら問題なく使用できるということになります。

また、本革と比較すると、水シミになりにくく、乾きが早いという利点があります。日常のケアも簡単で、濡れたらすぐに柔らかい布で水分を拭き取り、帰宅後は形を整えて風通しの良い場所で乾燥させるだけ。定期的に柔らかい布で拭き、直射日光や高温多湿を避けて保管すれば、より長く愛用できます。

完全防水ではありませんが、普通の雨なら十分使えるアップルレザー。気軽に使えるのも大きなメリットといえるでしょう。

財布|アップルレザーの人気ブランドの魅力
Apple Multi Wallet|LOVST TOKYOより

Apple Multi Wallet|LOVST TOKYOより

キャッシュレス化が進む現代にぴったりなコンパクト財布として、LOVST TOKYOの「Apple Multi Wallet」が注目を集めています(2025年8月時点:17,800円)。同ブランドが展開する国産アップルレザー「aplena」を使用した、機能性とデザイン性を兼ね備えたミニマルな逸品です。

横幅約14cm×高さ約8.7cm×厚み約1cmという薄く、小さいサイズ感ながら、見た目以上の収納力が魅力。カードは最大7枚収納でき、小銭やお札もしっかり入ります。キャッシュレス派の方のメインウォレットとしても、現金派の方のセカンドウォレットとしても活躍してくれるサイズ感です。

特徴的なのは、パーツによって異なる質感を組み合わせたデザイン。シボ感のあるマットな仕上げとツヤのあるスムース調のアップルレザーを巧みに使い分けることで、シンプルながら表情豊かな仕上がりになっています。カラーはブラックとグレージュの2色展開で、どちらも性別や年齢を問わず使いやすい色味です。

また、便利なストラップ付きで、両手を塞ぐことなく持ち歩けるのも嬉しいポイント。お昼休憩のランチタイムやちょっとしたお散歩など、身軽に出かけたいときに重宝します。さらに、ポケットの内側には鍵を取り付けられるチェーンも完備。財布とキーケースの2役を担ってくれる優れものです。

アップルレザーならではのメリットも健在です。水や汚れに強く、日常的なお手入れが簡単。本革のように定期的なメンテナンスを気にする必要がありません。軽量で柔らかい素材感により、ポケットやバッグに入れても邪魔にならず、毎日の使用にストレスを感じさせないことも魅力的です。

シンプルなデザインは、ギフトにもぴったり。環境に配慮した素材という点も、贈り物として選ぶ際の大きなポイントになるでしょう。実用性とサステナビリティを両立させた、まさに現代のライフスタイルに寄り添うお財布といえます。

LOVST TOKYOの財布を見る

靴のアップルレザー【エマフランシス】
【アップルレザー】【撥水】フラット ビットローファー|エマ フランシスより

【アップルレザー】【撥水】フラット ビットローファー|エマ フランシスより

神戸で半世紀にわたり靴作りを続けているエマフランシスは、履き心地にこだわったバレエシューズブランドとして、20代後半から50代後半まで幅広い世代の女性に愛されています。自社工場での一貫生産により高品質ながらお求めやすい価格を実現している同ブランドから、アップルレザーを使用した「【アップルレザー】【撥水】フラット ビットローファー」をご紹介します(2025年8月時点:13,970円)。

エマフランシス初となるサステナブルコレクションのこのローファーは、廃棄予定のりんごをベースに作られるアップルレザーを採用。アッパーからライニング、アウトソールまで、さらには糊の種類にまでこだわり、足にも環境にも優しい特別な仕様となっています。

22cmから25cmまでのサイズ展開で、靴幅は2E(普通)。バブーシュタイプのデザインは、かかとを踏んでも履ける2WAY仕様で、シーンに合わせて使い分けができます。ブラック、ブラウン、アイボリー、シルバーの4色展開で、どんなコーディネートにも合わせやすいカラーバリエーションです。

アップルレザーの靴として特筆すべきは、その実用性の高さ。撥水加工が施されているため、天候を気にせず履けるのが大きな魅力です。雨の日でも気軽に外出でき、お手入れも簡単。本革のように水シミを心配する必要がありません。

さらに、エマフランシスならではの履き心地へのこだわりも健在。クッション性の良い中敷きと柔らかいソールにより、「素足の履き心地」というブランドコンセプト通りの快適さを実現しています。

ファッション性と機能性、そしてサステナビリティを兼ね備えた、まさに現代女性のニーズに応えるシューズといえるでしょう。

▼「アップルレザー」で検索!

神戸発の #素足の履き心地 のバレエシューズブランド【Emma Francis】

値段は?アップルレザーの意外なデメリット?

アップルレザー製品の価格を見ていくと、従来の「合成皮革=安い」というイメージとは少し違う実態が見えてきます。これが、アップルレザーの意外なデメリットといえるかもしれません。

LOVST TOKYOの価格帯を見てみると(2025年8月時点)、リュックで2万円台後半、トートバッグで2万円台前半から後半、ショルダーバッグで1万円台中盤から2万円程度、財布で1万円台前半から後半となっています。小物類のAirPodsケースやApple Watchバンドでも8000円程度と、決して安価とはいえない価格設定です。

一方、エマフランシスのアップルレザー製シューズは1万円台前半(1万3000円程度)で、同ブランドの他の素材のアイテムとの価格差はほとんどありません。つまり、アップルレザーだから特別安いということはなく、むしろ品質に見合った価格設定がされているということです。

この価格帯の背景には、いくつかの理由があります。まず、アップルレザーの製造には高度な技術が必要で、りんごの搾りかすを素材として安定した品質を保つためにはコストがかかります。

さらに、これらのブランドは単に素材を変えただけでなく、デザイン性や機能性にもこだわっており、総合的な商品価値を高めています。

ただし、本革製品と比較すると同等か、やや安い価格帯(高級本革製品と比較した場合)であることも事実。また、メンテナンスの手軽さや耐水性などを考慮すると、日常使いにおいてのコストパフォーマンスが良いという見方もできます。

購入を検討する際は、価格だけでなく、ブランドの信頼性、アフターサービス、ユーザーレビューなども参考にすることが大切です。LOVST TOKYO、エマフランシスともに公式サイトで顧客やスタッフの方のレビューを多数掲載しているので、ぜひ、一度チェックしてみてください。環境への配慮と品質、そして価格のバランスを見極めて、自分にとって最適な選択をしたいものですね。

まとめ アップルレザーのデメリットは?

ここまで、アップルレザーのデメリットとメリット、そして実際の製品について詳しく見てきました。

・アップルレザーは、りんごの搾りかすを活用したヴィーガンレザーの一種で、環境に配慮した素材
・製造過程では、搾りかすを乾燥・粉砕してパウダー状にし、バインダーと混合して作られる
・デメリットとして、本革のような経年変化が楽しめず、ブランド毎に品質のばらつきがある
・加水分解については、日常的に使うものであれば、それほど心配する必要はない
・環境への配慮、軽量性、水や汚れに強い、メンテナンスが簡単などのメリットがある
・LOVST TOKYOのリュックは、ビジネスシーンでも活躍する機能性とデザイン性を両立
・国産アップルレザー「aplena」は、専門試験で10年以上の高耐久性が証明されている
・LOVST TOKYOの財布は、キャッシュレス時代に適したミニマルなデザインが特徴
・エマフランシスのローファーは、履き心地とサステナビリティを兼ね備えた一足
・価格は従来の合成皮革のイメージより高めだが、品質に見合った設定

完璧な素材というわけではないかもしれませんが、環境への配慮と実用性を重視する方にとって、アップルレザーは、十分に魅力的な選択肢といえると思います。

▼話題のアップルレザーブランド【LOVST TOKYO】

▼アップルレザーのシューズをお探しの女性に
「アップルレザー」で検索!

神戸発の #素足の履き心地 のバレエシューズブランド【Emma Francis】

このブログの投稿者について

関連記事