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プロケッズのスニーカー・90年代に一世を風靡!現在、リバイバルの波に乗って再評価中!

プロケッズ スニーカー 90年代

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「西海岸のコンバース、東海岸のプロケッズ」ー 90年代の日本で、こんな言葉が飛び交うほどの熱狂を巻き起こしたスニーカーブランドがありました。

プロケッズ(PRO-Keds)。1949年にアメリカで誕生し、世界初のハイカットバスケットボールシューズを生み出したこのブランドは、NBAの歴史に名を刻み、ヒップホップカルチャーの創成期を彩り、そして90年代の日本では「ラストコロンビア」という言葉とともに伝説となりました。

藤原ヒロシ氏が火をつけたそのブームは、瞬く間に在庫を完売させ、一足のスニーカーが単なる履物を超えた存在になった瞬間でもありました。しかしその後、日本市場からの撤退を経験。多くの人の記憶から消えかけていたプロケッズが、今、静かに、しかし確実に復活の道を歩んでいます。

2024年4月には原宿に直営店がオープン。ビブラムソールを搭載した最新モデルは「見た目はローテク、中身はハイテク」という新たな魅力で、SNSでも話題を呼んでいます。

このブログでは、70年以上の歴史を持つプロケッズの軌跡と、90年代の熱狂、そして現在の姿まで、その全貌をお伝えします。

▼リバイバルの波に乗って再注目!

記事のポイント
  • 90年代日本で大ブーム
  • 藤原ヒロシが火付け役
  • ビブラムソール搭載
  • 原宿に直営店オープン

プロケッズのスニーカー・90年代に一世を風靡! 前編

・プロケッズはどこの国のブランドですか?
・ラストコロンビアとは?プロケッズと藤原ヒロシ
・ジャンプショット|プロケッズのスニーカー
・撤退したことも?プロケッズの歴史
・80年代からのアップデート|現在のプロケッズのスニーカー
プロケッズはどこの国のブランドですか?
プロケッズ ブランド 歴史 どこの国

プロケッズより

プロケッズ(PRO-Keds)は、1949年にアメリカで誕生したスニーカーブランドです。もともとは「Keds(ケッズ)」というブランドのプロスポーツラインとして立ち上げられ、本格的なアスリート向けの機能性を追求したモデルを展開していました。

特筆すべきは、1950年代に世界初のハイカットバスケットボールシューズを開発したことです。当時のNBAの強豪チーム、ミネアポリス・レイカーズ(現在のロサンゼルス・レイカーズの前身)が着用し、6年間で5回もの優勝を果たした黄金期を支えました。これによってプロケッズの名は、プロバスケットボール界に広く知れ渡ることになりました。

その後、1970年代に入ると活躍の場はコートからストリートへと移行していきます。ニューヨークのブロンクスやハーレムで、DJクール・ハークやアフリカ・バンバータといったヒップホップの創始者たちが愛用したことで、音楽カルチャーと深く結びつきました。「アップタウナー」という愛称で親しまれ、東海岸を代表するスニーカーブランドとしての地位を確立していきます。

日本では90年代に大きなブームを巻き起こし、一時は入手困難なほどの人気を誇りました。現在も原宿に直営店を構え、70年以上の歴史を持つアメリカンクラシックなスニーカーブランドとして、新たな世代にもその魅力を発信し続けています。

ラストコロンビアとは?プロケッズと藤原ヒロシ
プロケッズ スニーカー 90年代 ラストコロンビア 藤原ヒロシ

プロケッズより

90年代の日本でプロケッズが爆発的な人気を博したきっかけは、藤原ヒロシ氏による「ラストコロンビア」という言葉でした。当時、プロケッズの生産拠点はコロンビアにありましたが、工場移転が決定し、コロンビア製のモデルが入手できなくなることが明らかになったのです。

藤原ヒロシ氏は、1980年代から音楽界で活躍し、裏原ブームを牽引したストリートカルチャーの第一人者です。彼が雑誌の連載で「ラストコロンビア」と題して、特に「ロイヤルプラス」の赤と青のパワーストライプが特徴的なモデルを紹介したところ、国内在庫は瞬く間に完売したそうです。

コロンビア製のプロケッズは、独特の質感と作りの良さで知られていました。工場移転により二度と手に入らないという希少性も相まって、単なるスニーカーから一気にプレミアムなアイテムへと価値が跳ね上がったのです。当時は「西海岸のコンバース、東海岸のプロケッズ」と言われるほど、ブランドの存在感は大きなものになっていたようです。

このラストコロンビアの現象は、日本のスニーカーカルチャーにおける伝説的な出来事として今も語り継がれています。藤原ヒロシ氏の影響力と、タイミングが重なったことで、プロケッズは日本のストリートシーンに確固たる地位を築くことになりました。

ジャンプショット|プロケッズのスニーカー
プロケッズ ジャンプショット

プロケッズ ジャンプショット|メルカリより

1995年生まれの私にとって、プロケッズの「ジャンプショット」は直接には知らないモデルですが、かつて日本で爆発的な人気を誇ったスニーカーだったようです。

SNS(X)上では今でも懐かしむ声が多く見られます。「昭和生まれでミニバスをやっていた人なら必ず見たことがある」という投稿や、「中学時代に女子に大人気だった」という思い出話が散見されます。興味深いのは、当時は憧れの的で、経済的に余裕のある家庭の子供が履いていた高級スニーカーだったという証言です。ある種のステータスシンボルとしての側面もあったのでしょう。

画像から分かる特徴として、現在のスニーカーと比べて非常にボリューム感のあるシルエットが印象的です。サイドに大きく「PRO-Keds」のロゴが配置され、ミッドカットからハイカット程度の高さ、厚めのソールなど、当時のバスケットシューズらしいデザインが色濃く反映されています。白地にネイビーのアクセントという配色も、クラシックなバスケットシューズらしい仕上がりです。

残念なことに、数年前にアメリカ本国では復刻されたようですが、日本では2025年現在も販売されていません。SNS上では「そろそろ復刻してほしい」という声も上がっており、当時を知る世代にとっては特別な存在であることが伺えます。

撤退したことも?プロケッズの歴史

日本市場 プロケッズ 撤退プロケッズの日本市場での歴史は、実は挑戦の繰り返しで、過去に複数回、日本市場から撤退しているそうです。

記憶に新しいのは2015年から始まった展開です。イオン系の靴販売会社ジーフットが2015年1月にサブライセンスを締結し、「アスビー」などの店舗で販売を開始しました。しかし、この挑戦も長続きせず、2020年冬頃から在庫処分が始まり、2021年夏頃には店頭から姿を消してしまったそうです。

撤退の背景について、「コンバースを意識しすぎたのでは」という分析が見られます。日本のキャンバススニーカー市場において、コンバースという圧倒的な存在感を持つブランドとの競争に苦戦したことが、大きな要因として挙げられているようです。

しかし、プロケッズの物語はそこで終わりませんでした。2025年現在は、スカイジャパンコーポレーション株式会社のPRO-Keds事業部が日本での展開を手掛けています。2024年4月には原宿に直営店もオープンし、新たなスタートを切りました。

現在のプロケッズは、クラシックなシルエットを大切にしながら、機能性や素材面では現代的なアップデートを施しています。ストリートファッションやアメカジシーンとの相性の良さから、トレンドとリバイバルの波に乗って再び注目を集めているのです。

80年代からのアップデート|現在のプロケッズのスニーカー
ロイヤルプラス スエード ロー マスタード PN1021MU

ロイヤルプラス スエード ロー マスタード PN1021MU|プロケッズより

現在でもプロケッズを代表するモデル「ロイヤルプラス スエード」は、1980年代から90年代中頃にコロンビアで製造されていたモデルをベースに、現代的な機能性を融合させた一足です(2025年9月時点:15,400円)。ローカットとハイカットの2タイプが展開され、マスタード、ホワイト、ブラック、ネイビー、パープル(ハイカットはパープル除く)という豊富なカラーバリエーションが用意されています。

最大の特徴は、見た目のクラシックさと機能面のハイテク化のギャップです。外観は当時のラスト(靴型)やデザインを忠実に再現し、赤と青のパワーストライプも健在。一方で、履き心地は劇的に進化しています。

当時のコロンビア製モデルはアウトソール・インソールともに硬めだったそうですが、現行モデルは厚みのある柔らかなインソールを採用。形状記憶機能で足にフィットし、インソール下にもクッション材を配置することで、長時間の着用でも疲れにくい仕様になっています。

さらに注目すべきは、ビブラムソールの採用です。当時のアウトソールパターンをビブラム社に依頼して再現しながら、トレッキングシューズなどにも使われる「メガグリップ」素材を使用。優れたグリップ力と耐水性、防滑性を実現しました。

23.0cmからのサイズ展開でレディースにも対応し、ストリートファッションからアメカジまで幅広いスタイルに馴染む一足として、新たな世代のファンを獲得しています。

▼リバイバルの波に乗って再注目!

極上の履き心地を体感【PRO-Keds】【プロケッズ】

プロケッズのスニーカー・90年代に一世を風靡! 後編

・現在のプロケッズの評判
・日本製での復刻も|プロケッズのロイヤルプラス
・ダサい?プロケッズのスニーカー
・売ってない?プロケッズの店舗情報
・偽物も?プロケッズのロイヤルプラス
まとめ プロケッズのスニーカー・90年代に一世を風靡!
現在のプロケッズの評判

2025年現在、プロケッズは再び日本市場で存在感を示しています。SNS(X)を見ると、一度は日本市場から姿を消したブランドの再登場に驚く声が多く見られます。「いつの間にか復活している」「久しぶりに見かけた」といった投稿からは、懐かしさと新鮮な驚きが入り混じった反応が伺えます。

特に注目されているのは、ビブラムソールの採用です。以前より価格は上がったものの、機能性の向上を考えれば納得という声が目立ちます。「次に買うスニーカーはこれにしようかな」という前向きな検討をしている人も多いようです。

実際に購入した人からの評価は非常に高く、「最近のベストバイ」「買ってよかった」という満足の声が続々と上がっています。特に履き心地については、「見た目を裏切る柔らかさ」「一度味わうと病みつきになるクッション性」など、ローテクな外観からは想像できない快適さが高く評価されています。

カラーバリエーションも好評で、パープルやグリーンといった個性的な色を選ぶ人も多く、「気分を上げたい時の一足」として愛用している様子が伝わってきます。価格についても「比較的手頃」という評価があり、品質と価格のバランスの良さも支持される要因となっているようです。

2024年4月の原宿店オープンのニュースも話題になっており、世代を超えて注目を集めていることが分かります。「ローテク感がかわいい」という若い世代からの声もあり、懐かしさだけでなく、新たな魅力として受け入れられ始めています。

日本製での復刻も|プロケッズのロイヤルプラス
PRO-Keds C_O ROYAL PLUS SUEDE LO -made in japan- RED PN1012P1RE レッド

YAMAOTOKO underpassより

プロケッズの「ロイヤルプラス」には、実は日本製として復刻されたモデルも存在します。2020年代に入り、過去のアーカイブモデルをもとに、日本のものづくり技術を活かした特別な一足が誕生したようです。

この日本製モデルは、当時のディテールを忠実に再現することにこだわった仕様になっています。現在、「PRO-Keds C/O ROYAL PLUS SUEDE LO -made in japan-」として、YAMAOTOKO underpassなど一部のセレクトショップで取り扱われており、価格は29,700円となっています(2025年9月時点)。

特徴的なのは、毛足の長い銀付きスエードの採用や、小さめのシューガード、細身のパワーストライプなど、細部まで当時の雰囲気を追求している点です。オリジナルのロゴも復刻され、ヴィンテージファンにはたまらない仕上がりになっているそうです。ただし、当時の仕様を再現するためライナー(内張り)がない構造となっており、靴下への色移りやサイドテープの色落ちがある点は理解しておく必要があります。

SNS上の投稿を見ると、プロケッズの原宿店でも取り扱いがあるようですが、2025年9月現在、公式サイトでは販売されていません。また、価格についてはかなり高額だという印象を持つ人も多いようです。

実際、現在展開されているベトナム製モデル(15,400円)と比較すると、約2倍の価格設定となっています。品質やこだわりを考えれば妥当とも言えますが、多くの人にとってはベトナム製の価格帯の方が手に取りやすく、実用的な選択肢となっているようです。

ダサい?プロケッズのスニーカー

プロケッズ ダサいインターネットでプロケッズを検索すると「ダサい」というキーワードが出てきますが、これは有名ブランドによくある現象で、実際の評価とはかけ離れています。むしろプロケッズは、知る人ぞ知る本格派スニーカーとして、確かな地位を築いているブランドです。

歴史を振り返ると、1949年創業のプロケッズは世界初のハイカットバスケットボールシューズを開発し、ミネアポリス・レイカーズの黄金期を支えた実績があります。1970年代にはヒップホップの創始者たちに愛用され、「アップタウナー」という愛称で親しまれた文化的アイコンでもありました。

日本では90年代、藤原ヒロシ氏が「ラストコロンビア」として紹介したことで伝説的なブームが起きました。コロンビア製の希少性から瞬く間に完売し、「西海岸のコンバース、東海岸のプロケッズ」と称されるまでになったそうです。裏原カルチャーの象徴として、今も語り継がれています。

現在のモデルも決して侮れません。ビブラムソールの採用で耐久性とグリップ力が格段に向上し、厚みのあるインソールが驚くほど快適な履き心地を実現。上質なスエード素材を使いながら、15,400円(2025年9月時点)という価格設定は、品質を考えれば十分にリーズナブルです。

コーディネートの面でも、アメカジや古着、ストリートスタイルとの相性が抜群。マスタードやパープルなど個性的なカラーは、モノトーンコーデの差し色としても活躍します。定番ブランドとは一線を画す、独自の存在感があるのです。

SNSでは「見た目を裏切る履き心地」と高評価で、リピーターも多数。2024年4月の原宿店オープンも話題になり、懐かしさと新しさが融合したブランドとして再注目されています。

売ってない?プロケッズの店舗情報
PRO-Keds HARAJUKU 店舗画像

PRO-Keds HARAJUKU|プロケッズより

プロケッズのスニーカーに関して、確かに販売ルートが限られているため、身近な店舗で見つけにくいのが現状です。そこで、プロケッズ公式サイトの情報をもとに、2025年9月現在の店舗情報をまとめました。

まず直営店として、2024年4月にオープンした「PRO-Keds HARAJUKU」があります。明治通り沿いの鮮やかなブルーの外観が目印で、店内は白を基調としたクリーンな空間となっています。原宿という立地からも、ストリートカルチャーとの深い繋がりが感じられます。

取扱店は全国に点在していますが、東京では上野アメ横の老舗「YAMAOTOKO FOOTGEAR」や「mita sneakers」など、スニーカー専門店が中心です。また、スニーカーセレクトショップ「atmos」の各店舗(札幌、名古屋、博多、沖縄)でも取り扱いがあります。

九州地方は比較的充実しており、福岡県内に「BAYBROOK」や「bingo」系列の複数店舗、熊本にも3店舗あります。一方で、関西は大阪の「ISETAN Men’s Style」のみと、地域によって店舗数に差があることが分かります。なお、取扱商品は店舗により異なる可能性があります。

オンラインでの購入も可能で、プロケッズ公式サイトでは送料無料、サイズ交換も1回無料というサービスがあります(2025年9月現在)。支払い方法も各種電子マネーに対応しており、注文から通常1~4営業日での発送となっています。また、Amazonや楽天、ZOZOTOWNでも取り扱いがあるため、実店舗が近くにない場合はオンラインショッピングが便利な購入方法です。

偽物も?プロケッズのロイヤルプラス

スニーカー市場で偽物の問題は確かに深刻ですが、プロケッズに関しては、ナイキやアディダスといった超人気ブランドと比較すると、偽物に遭遇するリスクは比較的低いと考えられます。

その理由はいくつかあります。まず、市場規模や知名度の違いから、偽造業者のターゲットになりにくいという点です。また、プロケッズの価格帯が15,000円前後と比較的手頃なため、偽物を製造・販売しても大きな利益が見込めないことも要因でしょう。さらに、レアモデルや高額転売されるようなモデルが少ないことも、偽造のリスクを下げています。

とはいえ、完全に偽物がないとは言い切れません。特に注意が必要なのは、極端に安い価格で販売されている場合です。正規価格から大幅に値引きされている商品には警戒が必要です。また、正規取扱店以外の怪しいサイトや、素性の分からない出品者から購入する際も注意しましょう。ヴィンテージモデルや限定コラボモデルについては、希少性から偽物のターゲットになる可能性もあります。

安心して本物を購入するには、プロケッズ公式サイトや、前述した正規取扱店での購入が確実です。YAMAOTOKO FOOTGEARやmita sneakers、atmosなど、信頼できるセレクトショップを選ぶことも重要です。フリマアプリなどで購入する場合は、出品者の評価や商品の詳細画像を慎重に確認することをお勧めします。

総じて、基本的な注意は払っておくに越したことはありませんが、過度に神経質になる必要はないといえるでしょう。正規ルートでの購入を心がければ、安心してプロケッズのスニーカーを楽しむことができます。

まとめ プロケッズのスニーカー・90年代に一世を風靡!

プロケッズの70年以上にわたる歴史と、日本での独特な展開について振り返ってきました。

・プロケッズは1949年創業のアメリカブランドで、世界初のハイカットバスケットボールシューズを開発し、NBAチームの黄金期を支えた
・90年代日本では藤原ヒロシ氏による「ラストコロンビア」紹介で爆発的ブームとなり、コロンビア製モデルが瞬く間に完売した
・「ジャンプショット」は昭和世代の憧れのスニーカーとして記憶に残るが、現在日本では未販売
・日本市場では過去に撤退を経験し、現在はスカイジャパンコーポレーションが展開
・現行の「ロイヤルプラス」はビブラムソール採用など機能面を大幅アップデート、見た目はローテクでも中身はハイテク
・SNSでは履き心地の良さが高評価で、復活を喜ぶ声が多数
・日本製の特別モデルも存在するが、価格面ではベトナム製の現行モデルが主流
・「ダサい」という検索ワードとは裏腹に、歴史的価値と現代的機能性を兼ね備えた本格派ブランド
・販売店舗は限られるが、原宿の直営店やオンラインでの購入が可能
・偽物のリスクは比較的低いものの、正規ルートでの購入が安心

時代の波に翻弄されながらも、その本質的な魅力で何度も復活を遂げてきたプロケッズは、今また新たなファンを獲得しつつあります。

▼リバイバルの波に乗って再注目!

極上の履き心地を体感【PRO-Keds】【プロケッズ】

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