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「アドミラル」と検索すると、関連キーワードに「ダサい」という言葉が出てくる。英国の伝統あるスポーツブランドなのに、なぜこんなネガティブなワードが並ぶのだろうか。
実際、SNSや口コミサイトを見ると賛否両論だ。「クラシックで上品」と評価する声がある一方で、「古臭い」「派手すぎる」という意見も確かに存在する。さらに「スニーカーから撤退した？」という噂まで流れている始末だ。
購入を検討している人にとって、こうした情報の渦は悩ましい。本当にダサいのか。撤退の噂は事実なのか。どんな人に向いているブランドなのか。
このブログでは、アドミラルの実際の評判を徹底的に調査し、ブランドの特徴、契約プロ、各アイテム（キャディバッグ、ゴルフウェア、テニスウェア、スニーカー）の評価、撤退の噂の真相まで、気になるポイントを詳しく解説していく。購入を考えているあなたの判断材料になれば幸いだ。
【アドミラル】公式通販
- 評判の二極化を解説
- カテゴリ別の評価
- 撤退の噂の真相
- サイズ感と購入方法
目次
アドミラルはダサい？｜前編
アドミラルはどんなブランド？
アドミラルより
「アドミラルってダサいの？」そんな疑問を持つ前に、まずこのブランドがどんな歴史と特徴を持つのか知っておきたい。
アドミラルは1914年、イギリス海軍の制服サプライヤーとして誕生した。ブランドロゴは海軍提督の袖章がモチーフになっており、その起源から既に英国らしい格調高さが感じられる。
1970年代にスポーツメーカーへと転身し、イングランド代表やマンチェスター・ユナイテッドといった強豪チームのスポンサーを務めた実績を持つ。サッカーブランドとしての華々しい歴史が、今もブランドの礎となっている。
現在の展開とターゲット
現在、日本市場ではゴルフ、テニス、サッカーを中心に展開している。特にゴルフでは小平智選手や畑岡奈紗選手といったトッププロと契約しており、30代〜60代を主なターゲットとしている。テニスでもプロ選手との契約を結び、レディースラインで人気を集めているのが特徴だ。
デザインは「ブリティッシュ・プレッピー」をコンセプトに、英国の伝統的なモチーフやカラーを用いたクラシックなスタイルが中心。一方で、大胆なグラフィックや鮮やかな配色を取り入れたアイテムもあり、機能性とデザイン性の両立を図っている。
海外では「レトロだけど洗練されている」と評価され、カジュアルファッションとして定着している。100年以上の歴史を持つ老舗スポーツブランドとして、確かな地位を築いているといえるだろう。
年齢層をくわしく｜アドミラルゴルフ
ゴルフウェアを選ぶとき、年齢層に合ったブランドかどうかは重要なポイントになる。アドミラルゴルフのメインターゲットは30代〜60代だ。
落ち着いたゴルフスタイルを好むミドル世代以上に適しており、男性ゴルファーを中心に女性からも支持を集めている。これまでのゴルフウェアに満足できない人に向けて、上品ながらカジュアルに着こなせるデザインを提案しているのが特徴だ。
メンズ・レディース両方で充実のラインナップ
メンズラインでは、ブリティッシュな品格とスポーティな清潔感を兼ね備えたアイテムを展開している。一方、レディースラインも充実しており、英国の伝統的なデザインを活かしたエレガントなウェアが揃う。グリーンに映えるインパクトのあるプリントを施したアイテムもあり、幅広い年齢層の女性ゴルファーから人気を得ている。
30代以上で、品格がありながらも個性を感じさせるゴルフスタイルを求めるなら、チェックしておきたいブランドといえる。
契約プロ｜アドミラルゴルフ
イメージ画像
ブランドの信頼性を測る一つの指標が、どんなプロ選手と契約しているかだ。アドミラルゴルフは、米ツアーで活躍するトッププロを含む実力派選手たちと契約を結んでいる。
男子プロ
小平智選手は2018年に日本人選手5人目となる米ツアー制覇を達成し、日米通算ツアー9勝を誇る。国内では2013年から6年連続優勝という安定した実績を残している。
女子プロ
畑岡奈紗選手は2016年、史上初のアマチュアでの日本女子オープン優勝という快挙を成し遂げた。その後も米ツアーで19歳162日での日本勢最年少優勝記録を打ち立て、現在もトップレベルで活躍を続けている。
堀琴音選手は2022年のルーキーイヤーで初優勝を飾り、2025年には日本女子オープンでメジャー初制覇を達成。ツアー通算3勝目を挙げた。尾関彩美悠選手も2021年のプロテストでトップ合格を果たし、翌年にはレギュラーツアー初優勝を手にしている。
特に小平智選手と畑岡奈紗選手は、米ツアーという世界最高峰の舞台で結果を残しており、ブランドを代表する存在となっている。こうした実力派プロたちとの契約は、アドミラルゴルフの品質とブランド力を裏付けるものといえるだろう。
余談だが、僕はゴルフのことはよくわからないけれど、堀琴音選手には個人的に注目している。小中学校の時の同級生だからだ。お姉さんが先にプロゴルファーになっていて、本人も当時からゴルフが上手だったためか、学校の先生がよく噂話にしていたのが懐かしい。まさか同級生からプロゴルファーが出るとは思わなかったが、活躍しているニュースを見るたびにすごいなあと思う。
ダサい？アドミラルのキャディバッグの評判
アドミラルより
ここからが本題だ。「アドミラル キャディバッグ ダサい」という検索ワードが存在する以上、この疑問に正面から向き合いたい。
結論から言えば、評価は完全に二極化している。売れ筋ランキングで上位にランクインしている事実がある一方で、否定的な意見も確かに存在する。
「ダサい」と言われる理由
最も多く挙げられるのが、ユニオンジャックモチーフや大きなロゴだ。英国旗のデザインや目立つブランドロゴは、人によっては「派手すぎる」「広告塔みたい」と映る。特に若い世代やミニマル志向のゴルファーからは、シンプルさに欠けるという声が聞かれる。
また、クラシカルなデザインが「古臭い」と感じられることもあるようだ。なんとなく一昔前のような印象を受けるという意見も存在する。
しかし、それが魅力でもある
ただし、これらの特徴は見方を変えれば大きな武器になる。存在感が強いからこそゴルフ場で映え、遠目でも自分のバッグがすぐわかる。人とかぶらない個性を求めるゴルファーにとっては、まさに理想的なデザインだ。
伝統的なスタイルを好む層からは「品がある」「英国らしくてかっこいい」と高く評価されている。クラシックなデザインこそが、このブランドの魅力だと捉える人も多い。
つまり、ダサいかどうかは完全に価値観次第。ミニマル派には向かないが、個性や伝統を重視するなら検討する価値は十分にあるブランドといえる。
ゴルフウエアの評判｜ダサいと言われている？
アドミラルより
キャディバッグに続いて、ゴルフウェアの評判も見ていこう。ウェアならではの「ダサい」と言われるポイントがある。
年齢層とのミスマッチ
クラシックなスタイルが特徴のアドミラルだが、若者世代が着用すると古臭く見えてしまうという声がある。特に20代〜30代前半には似合いにくいという指摘だ。デザイン自体の問題というより、着る人の年齢層との相性の問題といえる。
もう一つの課題がコーディネートの難しさだ。大きなロゴや派手な色使い、大胆な柄は単品では魅力的でも、バッグやシューズと組み合わせるとくどくなりがち。トータルバランスを考えないと、派手すぎる印象になってしまう。
30代後半以上からの高評価
しかし、30代後半〜60代の大人のゴルファーからは高く評価されている。英国の老舗ブランドとしての品格とスポーティな清潔感を兼ね備えたデザインは、この年齢層に非常にマッチする。「上品で洗練されている」という声が多く見られるのも納得だ。
クラシックで人と被らない個性を求めるゴルファーや、伝統的なスタイルを重んじる層にとっては魅力的なブランドだろう。機能性や着心地についても優れているという評価がある。
若年層には敬遠されやすいが、ターゲット層である大人のゴルファーには確実に支持されている。着こなし次第で印象が大きく変わるブランドといえるのではないだろうか。
ミツカン×アドミラルの異色コラボが話題に
ミツカンより
少し話題を変えて、アドミラルの意外な一面を紹介したい。味ぽんメーカーの「ミツカン」との異色コラボだ。
きっかけは2022年1月、アドミラルがJリーグのジュビロ磐田のユニフォームサプライヤー契約を結んだことだった。SNS上で「両社のロゴが似ている」という声が広がり、「#ミツカン」がTwitterのスポーツ欄でトレンド入りするほどの反響を呼んだ。
SNSの声が形になるまで
話題になっただけで終わらなかったのが面白い。同年4月にはジュビロ磐田の本拠地・ヤマハスタジアムで両社が商品をサンプリングするコラボレーションを実施。その後も協議を重ね、2023年1月には「似ているロゴ」を敢えて並べたオリジナルTシャツ（白、黒の2色）を共同制作した。
このTシャツは2023年1月31日から両社のTwitterアカウントで合計60名にプレゼントする企画として展開された。コンセプトは「食とスポーツの融合」で、ミツカングループが掲げる「おいしさと健康の一致」というビジョンとも合致するものだった。
スポーツブランドと味ぽんメーカー「ミツカン」という組み合わせの意外性こそが、このコラボの面白さ。アドミラルの話題性と、遊び心のあるブランド姿勢を示す事例といえるだろう。
▼ゴルフやテニスの【アドミラル】公式通販
アドミラルはダサい？｜後編
テニスウエアの特徴と評判｜アドミラル
アドミラルより
後編では、テニスウェアとスニーカーについて見ていこう。まずはテニスウェアから。
ゴルフウェアとは対照的に、テニスウェアはポジティブな評価が目立つ。鮮やかな色づかいや目を引くデザインが特徴で、特に女性プレーヤーから注目を集めている。
デザインと機能性の両立
商品ラインナップには、大胆なグラフィック柄やアシンメトリーデザイン、多様なプリーツスコート、フラワーやダマスク柄といった華やかなパターンなど、個性的で遊び心のあるアイテムが揃う。英国ブランドらしい気品を感じさせながらも、テニスウェアらしい華やかさがある。
機能面も充実している。吸水速乾機能、UVカット機能、優れたストレッチ性など、テニスに必要な機能がしっかり備わっており、生地がサラサラして快適という声も聞かれる。デザインと機能性を兼ね備えている点が高く評価されている。
ゴルフとは異なる評価
「派手すぎる」「色使いが好みに合わない」という声も一部にはあるが、全体的には好意的な評価が多数を占める。「人とかぶらない」「気品がある」「個性的でおしゃれ」といった声が多く、ゴルフウェアと比較しても「ダサい」という評判はほとんど見られない。
特にレディースラインで人気が高く、デザイン性と実用性の両面で支持を集めているカテゴリだ。
撤退した？アドミラルのスニーカー
続いてスニーカーについて。まず気になるのが「撤退」という噂だ。「アドミラル スニーカー 撤退」という検索ワードが存在するため、日本市場から姿を消してしまったのではないかと心配している人も多いようだ。
結論から言えば、撤退はしていない。ただし、ウエアやバッグとは運営会社が異なるため、そこが混乱を招いているのかもしれない。
運営会社が違う
日本市場では、ゴルフやテニスなどのウエア・バッグ類は豊通ファッションエクスプレス株式会社（東京都千代田区）が扱っている。一方、スニーカーは株式会社ニチマン（広島県府中市）が販売している。
ニチマンは1933年設立の老舗で、ゴムの製造技術をベースにした会社だ。自社ブランドとして「スピングル（旧：スピングルムーブ）」という日本製のレザースニーカーブランドを展開しており、バルカナイズ製法にこだわった製品作りで知られている。
アドミラルのスニーカーは中国製だが、一部商品に見られる巻き上げたようなソールのデザインなど、スピングルを連想させる要素がある。日本人の足にフィットするよう設計されたラスト（足型）を使用している点も特徴だ。
公式サイトもウエア類（admiral-gb.com）とスニーカー（admiral-footwear.jp）で分かれているため、一見すると別ブランドのように見えるかもしれない。しかし、撤退したわけではなく、異なる会社が展開しているというのが実態だ。
余談だが、僕が以前通っていた服飾専門学校・文化服装学院の研修旅行で、ニチマン（スピングルムーブ）の工場見学をする機会があった。その際、同校の受付部分にもニチマンが作ったゴムタイルが使われていると説明があり、ゴム技術の幅広さに驚いた記憶がある。
スニーカーの評判｜ダサいと言われている？
アドミラルより
撤退の噂は晴れたが、肝心の「ダサい」という評判はどうなのか。
多くの口コミを見る限り、アドミラルのスニーカーを「ダサい」と感じている人は少数派。大多数からは好意的に受け止められている。
否定的な意見も一部には
とはいえ、一部には否定的な声もある。シンプルでクラシックなデザインが、トレンド重視の人からは地味や古臭いと映ることがあるようだ。また、ロゴデザインの好き嫌いが分かれる、コーディネートによっては合わせづらいという指摘も見られる。
支持される理由
しかし、好意的な評価の方が圧倒的に多い。シンプルでどんな服装にも合わせやすく、カジュアルからきれいめまで幅広く対応できる点が支持されている。100年以上の歴史を持つブランドとしての品質の高さも評価されており、近年のレトロやヴィンテージスタイルのトレンドにもマッチしている。
履き心地の良さや、足元がスタイリッシュに決まるというデザイン性の高さを挙げる声も多い。日本人の足型に合わせた設計がされている点も好評だ。
一部で「ダサい」という声があるのは事実だが、それは個人の好みやコーディネートの問題。ブランド自体の評価は良好で、シンプルで合わせやすく、品質も高いという点で支持を集めているスニーカーといえる。
サイズ感｜アドミラルのスニーカー
購入を検討するなら、サイズ感も気になるところだ。
アドミラルのスニーカーは、甲部分は薄め、かかと部分は若干小さめに作られている。靴幅は2E相当でスニーカーとしては標準的だが、普段ゆったりめのスニーカーを履いている人には細身に感じられるかもしれない。日本人の足にぴったりとフィットするよう設計されており、包み込まれるようなホールド感が特徴だ。
サイズ選びの参考に
口コミやレビューを見ると、サイズ感はコンバースのオールスターと近いという声が多い。横幅が細いため1サイズ大きめを選ぶという意見も見られ、例えば普段26cmの人が26.5cmを購入してちょうどよかったというケースもある。
ポイントとして、足長ではなく足囲のフィット感でサイズを選び、迷った場合は0.5cm大きめを選んで靴紐で調整するのが良いだろう。特に足幅が広い人や甲高の人は、0.5cm大きめ（1サイズアップ）がおすすめだ。
公式サイトでは購入後のサイズ交換にも対応しているが、未使用に限る、返送料は顧客負担といった条件があるため、ある程度の検討を重ねた上で、最初から慎重に選んだ方が良さそうだ。
店舗は？アドミラルのスニーカーやゴルフアイテム
最後に、実店舗での購入について触れておこう。
スニーカーは実店舗での展開が限定的
アドミラルのスニーカーは、実店舗での展開が限られている。2025年12月時点の調査では、ABC-MARTなどの大手チェーン店では基本的に取り扱いがなく、マルイや一部のセレクトショップで見かける程度だ。
そのため、公式オンラインサイト（admiral-footwear.jp）やAmazon、Yahoo!ショッピングなどのオンラインストアでの購入が便利だろう。
ゴルフ・テニスアイテムは実店舗も充実
一方、ゴルフやテニスアイテムは実店舗での取り扱いが充実している。
ゴルフアイテムは、ヒマラヤスポーツ、スーパースポーツゼビオ、ヴィクトリアゴルフといった大手スポーツ用品店のほか、有賀園ゴルフ、GDOゴルフショップ、つるやゴルフなどのゴルフ専門店でも購入可能だ。
テニスアイテムも、ウインザーラケットショップやテニスクラシック、ラケットプラザといったテニス専門店で取り扱いがある。
もちろん、すべてのカテゴリはアドミラル公式オンラインサイト（admiral-gb.com）でも購入できる。スニーカーは運営会社が異なるため、サイトも分かれている点は覚えておきたい。
まとめ｜アドミラルはダサい？
ここまで、アドミラルの評判や特徴について詳しく見てきた。最後に要点を整理しておこう。
– アドミラルは1914年創業の英国発スポーツブランドで、海軍制服サプライヤーからスタートし、現在はゴルフ、テニス、サッカー、スニーカーを展開している
– ゴルフウェアのメインターゲットは30代〜60代で、ブリティッシュな品格とスポーティさを兼ね備えたデザインが特徴
– 小平智選手や畑岡奈紗選手など、米ツアーで活躍するトッププロと契約している
– キャディバッグは、ユニオンジャックモチーフや派手なロゴが「ダサい」と言われる一方、個性的で存在感があると評価する声も多く、評価は完全に二極化している
– ゴルフウェアは若年層には古臭いと敬遠されやすいが、30代後半以上のゴルファーからは品格があると高評価を得ている
– ミツカンとのロゴが似ているという話題からコラボTシャツを制作し、SNSの声を形にした柔軟性を見せた
– テニスウェアは鮮やかで個性的なデザインが特徴で、ゴルフウェアと比較しても「ダサい」という評判はほとんど見られず、特にレディースラインで人気が高い
– スニーカーは日本市場から撤退しておらず、ウェアとは別会社（株式会社ニチマン）が運営している
– スニーカーの評判は良好で、「ダサい」と感じている人は少数派。シンプルで合わせやすく、品質も高いと支持されている
– サイズ感は2E相当で標準的だが、細身に感じる人もいるため、足幅が広い人や甲高の人は0.5cm大きめがおすすめ
– スニーカーは実店舗での展開が限定的だが、ゴルフやテニスアイテムは大手スポーツ用品店や専門店で購入しやすい
結局のところ、アドミラルが「ダサい」かどうかは、ターゲット層やスタイルの好みによって評価が大きく分かれる。ミニマル志向には向かないが、ファッション性や機能性を重視するなら検討する価値は十分にあるブランドだ。
▼ゴルフやテニスの【アドミラル】公式通販
氏名：宮城良太(みやぎ りょうた)
生年月日：1995年10月21日
略歴：文化服装学院(工芸課程)→デザイナー(スポーツアパレル)→個人業(財布の製造・ブログ)
好きな言葉：要は慣れ